コトヒキ
標準和名:コトヒキ
学名:Terapon jarbua (Forsskål,1775 )
属:スズキ目シマイサキ科コトヒキ属
宮崎地方名:小型はスミヤキ(シマイサキ幼魚とも混同されている)
特徴など:
コトヒキという名前は高知県の地方名が発祥のようで、グーグーという泣き声を出す事が名の由来という記事があった。
また「ヤガタイサキ」という呼び名も使われていて、いずれが標準和名でもよいほど浸透している。
宮崎だとこの魚の幼魚は、河口でマハゼなどの釣りの外道として釣れたり、宮崎で盛んに行われている「海フライフィッシング」での対象魚として多く釣れる。
また鹿児島県では「イノコ」→猪子とも呼ばれる馴染みの魚だ。
宮崎では幼魚がキス釣りの外道として釣れるが、これは「スミヤキ」と呼んでいる。宮崎北部では「ミヅクリ」と呼ばれるようにも図鑑紹介されているが、それは聞いた事がない。
スミヤキとは、鱗が硬くて食べにくいので炭で焼いて食べる魚だからだと聞いた事がある。
シマイサキ科の魚は充分に食用にされるが、大きなコトヒキになると、その鱗の硬さ(小さくて硬い鱗)と骨の太さで捌きにくい。刺身は硬い身だが充分に美味しい。
釣魚としては小型のときの方が面白い。動くものに敏感に反応して、自分の体ほどの獲物でも追いかけてくる。勇猛というか獰猛な魚だ。
大きくなると内湾・河口域を離れて、ちょっと深場に移動するようだ。図鑑記載の長寸は25Cm程度ということだが、私は35Cmほどまでは釣った事がある。
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