2008年3月22日

ソウシハギ

020308sousi.jpg
標準和名:ソウシハギ
学名:Aluterus scriptus (Osbeck,1765 )
属:フグ目カワハギ科ウスバハギ属
宮崎地方名:?

特徴など:
この魚は見た目不気味だ。体表のベースの色はカワハギと同じような焦げ茶色だけど青い鮮やかな虫食い斑が体中にある。
結構大きくもなる。図鑑記載のサイズは75Cmだ。
写真の魚はちょっと小さかったと記憶するが、それでも50Cm以上だった。(尾鰭を含む)

身体的な特徴としては、虫食い斑以外には背鰭第一棘が細長いがとても折れやすい。他のカワハギの仲間と比べ尾鰭が長いことなど。

サンゴ礁で生活するようで、擬態色が体の青班という事かもしれない。

ある防波堤での釣りの際の話だけど、その日は釣果が芳しくなく、いつもと違う仕掛をつくり攻めてみた。アミ海老とパン粉で作った団子を吸い込み針につける仕掛だ。
とても大きな魚が掛かった。水面に浮かんできた魚は引き込みの力はそれほどでもないが、とにかく大きく見えた。
随分近くによってきて、どても不気味な感じを受けた。(ちょっと恐怖すら感じた)
その魚は水面に浮かぶ前にハリスが切れてしまったが、数日後に知人が釣った。それがこのソウシハギだった。

食べたこともある。沖で釣れたこの魚をカワハギなどと一緒にから揚げにして食べた。カワハギとはまったく遜色ない味だった。しかしその後、図鑑などを見ると腸に毒を持つことがあるという記載があった。まあ内臓は他の魚でもほとんど食べる事はないが。
図鑑で評価は、味はあまりよくない・・・とある。

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