アリアケトビウオ(?)
標準和名:アリアケトビウオ(?)※未同定
学名:Cypselurus starksi Abe,1953
属:ダツ目トビウオ科ハマトビウオ属
宮崎地方名:?
撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2007年7月
写真の魚のサイズ:約2~3Cm
特徴など:
黒い個体は鰭も黒かったのでアリアケトビウオ?としましたが、日本魚類学界の瀬能宏博士に問い合わせても断定はされませんでした。若いうちは鑑定が非常に困難なのだそうです。ここで見たものは5個体で、うち茶色の個体はツクシトビウオかも知れませんが、これもよく分かりません。
彼らはほぼ一直線に海面をスイスイと泳ぎ、時々スピードを落としてはまた先を急ぎ、常に行動を共にしていました。時々30~50cmの間隔で2~3m先まで海面を飛んでいるのを見ています。こんなに小さい頃からおとなの真似をしているのだと感心させられました。この光景は台風が上陸した翌日の出来事です。多分強風に飛ばされた?のでしょうが、5尾一緒に泳いでいたのは不思議です。あるいは、まさかとは思いますが風雨を避けるために一緒に湾内に入ってきたのでしょうか。たった一度、しかも数分間しか見ていませんが、この5尾は片時も離れようとしませんでした。成長したトビウオはいずれも30cmを越しますが、こんな赤ちゃんトビウオにもおとなとほぼ同じ姿で生き抜くたくましさが備わっていたのです。全世界の熱帯から温帯の海に棲んでいます。(H.Tanaka)
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