ヤマトイトヒキサギ
標準和名:ヤマトイトヒキサギ
学名:Gerres microphthalmus Iwatsuki, Kimura and Yoshino,2002
属:スズキ目クロサギ科クロサギ属
宮崎地方名:?
撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2007年7月
写真の魚のサイズ:15Cm
特徴など:
30cm近くになるものと予想されます。2002年に名前がついたばかりのサギの仲間で、ここでは波打ち際からやや浅い場所に数尾群れていました。はじめは興味が湧かなかったのですが、全種類を収めようと考えてから撮影しました。しかし見当がつかないのでこの仲間に詳しい宮崎大学の岩槻幸雄教授に尋ねたところ、名付けられたばかりの種である事を初めて知ったのです。
しかも教授(Y. Iwatsuki, S. Kimura & T. Yoshino, 2002)が記載したと聞いて驚きました。それまでイトヒキサギ(Gerres filamentosus)とされていたものが2つの異なる種類に分けられたのです。2種類とも背鰭の一部が伸びていますが本種は目が小さい事などから分けられました。
からだは銀灰色でややずんぐりしています。このビーチでは普通に見られる魚で、50mより浅い場所での定置網でも採集されています。かなり大型の種類で、日南で最初に得られた個体は体長が189mmありました。からだに高さのある魚です。
宮崎の他、種子島、四国南部沿岸、紀伊半島からも知られます。ビーチ以外に河口付近にも多く棲んでいる種類です。(H.Tanaka)
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