ホンソメワケベラ
標準和名:ホンソメワケベラ
学名:Labroides dimidiatus (Valenciennes,1839 )
属:スズキ目ベラ科ソメワケベラ属
宮崎地方名:?
撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2006年7月
写真の魚のサイズ:7Cm
特徴など:
12cmになります。海のお掃除屋さんとして有名で、他の魚の表面についた寄生虫などを好んで食べてくれる有難い魚です。
サン・マリーナでは一度しか見ていませんが、大きめのチョウチョウウオのからだをクリーニングしている様子が観察されました。
他の魚にとってこの白地に口から伸びる黒い帯はある種のシグナルに見えるようで、掃除して欲しい時はこのベラのそばに寄っていきます。
ハタやウツボといった大きく貪欲な魚でさえ、このベラが近づくと身動きせずに掃除してもらい、決してこのベラを襲ったりしません。時には相手の口やエラの中にまで入ってクリーニングします。水族館や水槽でも人気の魚ですが人工餌を拒否する事が多くて長生きせず、また自然環境保護の観点からこの仲間の採集を禁止しようとする動きも活発です。
南日本から太平洋・インド洋にかけて広く分布します。この魚がいない海には別にクリーニングする種類がそれぞれ棲んでいます。(H.Tanaka)
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