コモンフグ
標準和名:コモンフグ
学名:Takifugu poecilonotus (Temminck and Schlegel,1850 )
属:フグ目フグ科トラフグ属
宮崎地方名:?
特徴など:
写真の魚はコモンフグと言う。沿岸で釣れるフグにはこれ以外に「クサフグ」「ショウサイフグ」「キタマクラ」などがあるが、クサフグ・ショウサイフグ・コモンフグはちょっと区別しにくい。だけど模様が違う。
上記の4種ともに毒持ちだから食べたら駄目。だけどショウサイフグは大きくなり、時々は平気で港町のストアーに売られていたりするから怖いと思う。宮崎では数年前だが、このショウサイフグで毒中毒事件がおこっている。ちなみにフグ目の魚で堂々と販売されているのが通称「金フグ」と言われる標準和名「シロサバフグ」である。この魚はまた別の機会に紹介したい。
フグ毒はテトロドトキシンといい、天然物の中では最も合成しにくい部類の毒のようでその毒性は「青酸カリ」の850倍以上とのこと。2-3mgの摂取で人間が絶命する猛毒なんだそうだ。怖い怖い。毒はおもに皮・内蔵部分にあるが種にもよるけど身にも弱毒を含んでいるから素人は絶対に食べないべきだ。
コモンフグはクサフグよりちょっと外海で釣れるイメージを持っているが写真の魚は25日に河口で釣った。数匹釣ったがすべてコモンフグだったので、時期によりクサフグ群れとか、これの群れとか入れ替わっているのかも知れない。クサフグは大きくて15Cm程度までだろうか?コモンフグの場合25~30Cm程度になる。簡単な見分けとしては目の下に斑点模様があるか無いか。無ければクサフグ・あればコモンフグであり、白い斑点模様が同じぐらいの大きさの小さいものが散りばめられていればクサフグ・小さいものから大きなものまでまだらに配置されてるのがコモンフグである。ちなみにショウサイフグはこの斑点が崩れたような感じで判りやすい。
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