ハコフグ
標準和名:ハコフグ
学名:Ostracion immaculatus Temminck and Schlegel,1850
属:フグ目ハコフグ科ハコフグ属
宮崎地方名:?
特徴など:
潮が止まっている時間帯に瀬際にぷかぷかと浮いてくる愛嬌ある魚である。
手に持った事がある方なら、この魚の独特なスタイルにびっくりだろう。四角い・固い甲羅に覆われているという感じ。(亀のイメージ)
鰭もこの甲羅から飛び出してピコピコと動く姿が可愛い。めったに釣れないが網で掬うのは簡単かもしれない。
写真の魚はまだ「若魚」であるらしい。模様の白い部分から判断できるようだ。
ハコフグ類は皮膚にパフトキシンという粘液毒をもっていて、可愛いからと水槽に別魚と一緒に育てると、その毒で全滅する危険があるそうだ。死んでも毒が出るらしい。
だけど食べると美味だという。(私は食べた事はない)
身や内臓には毒はなく、姿のまま焼いて、割れた部分から味噌を入れてさらに焼くのが定番料理。
話がずれちゃうのだが、以前「WEB魚図鑑」の掲示版の中で討議されていた「若魚」の呼びかたがどうも曖昧であるらしい。私は勝手に「わかぎょ」と読んでしまったが、研究者は「じゃくぎょ」でありエッセイで表記されるものには「わかうお」とも。ようは定めがある訳でないが、「じゃくぎょ」と言うとかっこいいかもね。
フグ目ハコフグ科には日本産だと属が「コンゴウフグ属」「ハコフグ属」「ラクダハコフグ」の3つに別れ、中でも「コンゴウフグ属」にはウミスズメなとがあり、これは正面から見たら三角なんだそうだ。ハコフグは四角である。
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