キタマクラ
標準和名:キタマクラ
学名:Canthigaster rivulata (Temminck and Schlegel,1850 )
属:フグ目フグ科キタマクラ属
宮崎地方名:?
特徴など:
和名が「キタマクラ」なんて縁起悪いし全国でこの呼ばれ方をしていると思うが嫌われ者で可哀想な魚である。
冬の磯場でよく見かける。沖の瀬でも磯近くの防波堤でも。そして時々釣れてしまう。
餌取りが上手でハリスまで切ってくれるのが嫌われる原因だが、こんな魚でも良い所の1つや2つ・・・と考えてみても・・・思いつかない。
名の由来の「キタマクラ」はその名の通り毒があるから。皮膚、肝臓、腸などに毒を持つといわれるがさほど強くもないという記事もあった。
南日本の黒潮域に多いそうだ。
足元にゆっくりゆらゆら泳いでいる。よく見たらあっちにもこっちにも。
撒餌を投げるとモワッと何匹か寄ってくる。恐らくメジナなどが下に潜んでいれば追い払ってくれるんだろうが、この魚が海を占有しているということは、他の魚は居ないのか活性が低いのか?
キタマクラが釣れたらハリスのチェックを怠らないよう!
ハリを結線しているチモトが噛まれて切れ掛かっているだろう。そして大型の魚が釣れるとそこから切れちゃうのだ。面倒でもハリを交換しよう。
ちなみに産卵時期の雄は腹部が青いが、とても魅惑的な美しい青だ。雌個体はまったくこの色が出ない。
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