2008年3月 1日

テンジクイサキ

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標準和名:テンジクイサキ
学名:Kyphosus cinerascens (Forsskål,1775 )
属:スズキ目イスズミ科イスズミ属
宮崎地方名:シツオ・ヒツオ

特徴など:
イスズミの仲間で、この魚は宮崎では少ないほうかもしれない。私も意識して釣っている割に今まで出会ったのは2~3回だ。無意識だとイスズミだと思ってリリースしてしまう。写真のとおり、背鰭・臀鰭(しりひれ)を広げると上下に広く広がりかっこいい魚だけど、釣れて鰭を広げる事もないし、そうするとほとんどイスズミだ。

一般的な「イスズミ」「ノトイスズミ」と比べるとさほど大きくならず30Cm前後という。

イサキが名につくのが不思議なんだけど、ちょっと見た目にはスリムでイサキに似てないこともない。テンジク(天竺)が前につくのはインド=南方系のイサキと言う事からだろう。
その名の通りで日本でも南方(中部以南)生息とされているが、2005年には知床沿岸の記録もあるようだ。やはり海の中の温暖化の影響なんだろう。
そうすると、宮崎でも10年前に居なかった南方系の魚が続々と登場する可能性もある。
海はつながってるもんね。

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