ウミタナゴ
標準和名:ウミタナゴ
学名:Ditrema temmincki Bleeker,1853
属:スズキ目ウミタナゴ科ウミタナゴ属
宮崎地方名:?
撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年3月
写真の魚のサイズ:不明
特徴など:
北海道中部以南の日本各地。~朝鮮半島南部、黄海。沿岸のガラモ場や岩礁域にすむ。30Cmになるようだ。
釣魚としては一般的と思われるこの魚も宮崎では極めて珍しい魚で、私はこの写真でしか見たことがない。
銀色かかったマアナゴ型と、赤みかかったアカタナゴ型があり、これらは2007年に学術的には分けられている。
日本魚類学会のサイトの紹介をすると、
Ditrema temmincki temmincki Bleeker, 1853ウミタナゴ(ウミタナゴ科)
D. temmincki Bleeker, 1853 ウミタナゴの学名変更
*D. temminkii pacificus Katafuchi and Nakabo, 2007 マタナゴを新亜種として記載し, D. jordani Franz, 1910 アカタナゴを有効種とした.
Katafuchi and Nakabo (2007) Ichthyol Res 54: 350-366.
とのこと。ちょっと理解しにくいのだが、
アカタナゴ Ditrema jordani
ウミタナゴ Ditrema temminckii temminckii
マタナゴ Ditrema temminckii pacificum
ということのようだ。
ちなみにアカタナゴは鰓蓋の黒色域が鰓蓋に沿って帯状になるのに対して、マタナゴは点状になっている。ウミタナゴは点が2つある。。そして、ウミタナゴには腹鰭の付け根に明瞭な黒点がある。
写真の魚はDitrema temminckii temminckii (ウミタナゴ)となるそうだ。
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