イシガキダイ
標準和名:イシガキダイ
学名:Oplegnathus punctatus (Temminck and Schlegel,1844 )
属:スズキ目イシダイ科イシダイ属
宮崎地方名:?
特徴など:
この魚もおこちゃまで21Cmの固体なんなけど、イシガキダイはイシダイより更に1まわり大きく成長し、記録では男女群島にて88.5Cm12.5Kgというのもある。
イシダイより南方に生息し、宮崎では両方釣れるけどイシダイが地磯・イシガキは沖磯での釣果を良く聞く。またイシガキダイは1Kg前後のものが群れで動くようで、数匹1度に上がったという話も聞く。
南方系の肉食魚の場合シガテラ毒を持つケースがあり、注意して食べねばならないとされるけど、正直釣り人が大きな魚を釣ってそのまま怖がってリリースなんて、ほぼありえない。
運が悪ければという話になってしまうよね。
最近初めて1Kg程度の魚の刺身を食べてみた。その身たるや、とても硬いゴムを噛んでいるような、かなりしっかりとした歯ごたえ。そしてかみ続けると甘みがじわっと。とても美味しかった。
一時期、イシガキダイとイシダイの交配種で「イシガキイシダイ」と名づけられた魚がいて、人工交雑が近畿大学水産研究所で1959年に成功しており、この雑種は近大に因み「キンダイ」とも名付けられているだが、まれに天然でも確認されるそうだ。
もちろんその名の由来は石垣模様からだろうけど、イシダイと姿形は一緒なのに、模様だけが明らかに違うといういのも不思議なものだ。
大型が「口白(クチジロ)」と呼ばれ、いしがき模様もかすれて迫力の魚体ではあるが、このクチジロについては30~40Cmのサイズでは、そうなるものと黒いままのものがあったり、模様についてもそれぞれに個性があるが、クチジロは別魚であるという説もある。まあこれはロマンの話かも。