ホシザヨリ

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標準和名:ホシザヨリ
学名:Hemiramphus far (Forsskål,1775 )
属:ダツ目サヨリ科ホシサヨリ属
宮崎地方名:?

特徴など:
せっかく釣れた魚なので色々と調べたが、基本的にWEB上に情報が少ない=あまり釣れないのか気にされてない魚なのかのいずれかだろう。

しかし、「ホシザヨリ」は私自身は釣暦7年目にして初めて釣った魚であることに間違いはない。私的に大変めずらしい。

50Cmにもなるサヨリが存在することがびっくりなのだ。

WEBさかな図鑑の特徴記載を引用させてもらうと
「体側に4~9個の暗色斑があり、体は側偏し、体高は高い。最大で全長50cmを超える大型になり、肉量も多くて食べやすく美味しい。しかしその味はサヨリには、やや劣る。」

という魚で分布は「伊豆半島以南。インド・西太平洋の熱帯・温帯域、地中海東部。沿岸の表層にすむ。」と言う。いろいろと見たが南方系の魚である。沖縄・奄美などでは時々見られる魚らしい。

サヨリなんだからという事で持ち帰ったが、「食べやすく美味しい」という記載に胸をなでおろした。一応3枚におろして冷蔵庫で眠っているが、その内臓のグロテスクな事にびっくりした。
内臓が黒い幕に覆われているのだがこれ自体がちょっと不気味。そしてその幕と中骨の間に浮き袋がある。海の魚で浮き袋が目立つ魚も少ないと思われるが、その浮き袋の構造が不気味で中に気泡がぎっしりと詰まっていて見た目に気持ち悪い。
さらに内臓の膜の外側は緑色に見える。なんとも・・・

身は驚くほどの白身だ。トビウオとかボラなどの薄いピンクを想像していたが、真っ白と言う感じ。これは過去に経験した事がある魚としてはアカヤガラが近いかも。って言ってもアカヤガラもマイナーだからなぁ

メジナ狙いのフカセ釣りでの獲物だったんだけどウキがスッーと沈み、合わせると外れるので糸を張って待っていると手元にビクッ。
タモを使わないと上げられないほどの大きさで、長いのでタモ入れにも苦労。
とにかくコツを得て4匹は釣ったが食べられる魚なのかも不明なのでそれ以上はやめて昼食にした。(粘ればあと数匹はゲットできただろう)

サヨリ

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標準和名:サヨリ
学名:Hyporhamphus sajori (Temminck and Schlegel,1846 )
属:ダツ目サヨリ科サヨリ属
宮崎地方名:?

特徴など:
サヨリって名は学名からなのかな?sajori(サジョリ)→サヨリって感じかも。でも「沢(岸辺)寄り」という説もあるようだ。

サヨリは比較的に釣りの対象魚であり、宮崎では時期(晩夏から初秋)になると河口に大きな群れで集まる魚だ。20Cmオーバーがメジャーなサイズで30Cmでかなり大物だろう。そのデリケートな釣り方が面白いのだが一般的には表層に群がる見えている魚を狙う。
つい最近、知人が44Cmのサヨリを確保した。まさかと思ったけど証拠の写真はあるし、そこまで成長するもんなんだと驚かされた。

魚自体がデリケートで臆病なんだけど相当の群れで集まっているのでいかに散らさないで釣るかが数釣りのポイント。コツを得ると子供でも簡単に釣れる(と思う)
小さい針で餌は米粒大の練餌でもゴカイを細かく切っても、とにかくなんでも良いと思う。

普段釣っているのがサヨリかと言うと実は「クルメサヨリ」という種も多いらしい。淡水域は案外クルメサヨリのほうが多いようだ。今度釣ったら注意してみてみようと思う。簡単な見分け方は下顎の長さが頭部の半分以上を占めているのがクルメサヨリで標準和名「サヨリ」は半分以下(または程度)だ。そういう事だと先日釣れたホシザヨリも長い。下顎先端が赤くないのもクルメサヨリの特徴であるらしい。

写真を並べると、その体高の違いがよく判るのでなないかと思う。

(↓)サヨリ
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(↓)ホシサヨリ
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サヨリってトビウオと近い魚であるという記載も見た。ホシザヨリは確かにそんな感じだったが、身は違うよなぁ。

ちなみにサヨリの刺身は大好物である。