タイリクスズキ

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標準和名:タイリクスズキ
学名:Lateolabrax sp.
属:スズキ目スズキ科スズキ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年4月
写真の魚のサイズ:45Cm

特徴など:
渤海、黄海。東シナ海と南シナ海の中国大陸沿岸部。朝鮮半島西岸。日本には分布しない外来魚で、スズキの養殖種苗として、日本に大量に持ち込まれ、それが逃げだしている。
淡水魚だと外来種は多く、また交配してわけのわからない魚種が多いが、海水魚の場合は養殖用として持ち込まれ、逃げ出したものか、外国船で稚魚や卵が持ち込まれたケースがあるようだ。
この魚はそんな魚の代表のようなもの。だたし再生産されているのか不明。でも宮崎の門川あたりで捕獲されるということは、それなりに広まっているのだろう。

釣れたら珍しいけど歓迎できない魚だ。

スズキよりも吻が短く頭が小さい。成魚サイズになっても、体側の黒斑が消えずに残る。

スズキ

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標準和名:スズキ
学名:Lutjanus argentimaculatus (Forsskål,1775 )
属:スズキ目スズキ科スズキ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2007年9月
写真の魚のサイズ:50Cm

特徴など:
全長1mに達する大型魚類です。ヒラスズキに大変よく似ていますがスズキより体高があります。斜め上からの撮影で全体像がはっきり分かりませんし背鰭の形もよく分かりませんが、本種ではないか?とWEB魚図鑑の方から教わりました。正確には判断できません。
口、顎や目が大きく、スズキではからだの中央に縦に走る細長い白いスジが見られます。鰭は灰色で、胸鰭はやや長めで黒みを帯びています。肉食で小型魚や甲殻類を食べており、成魚は磯で生活します。小さいうちは沿岸や内湾にもすみ、汽水域でも見られます。

美味で、洗い・刺身・塩焼きにされます。サン・マリーナでは正午過ぎに桟橋の真下を3尾で非常にゆっくり移動するところをとらえました。3m目の前を横切りましたが、その桟橋から離れようとしませんでした。昼間は探せば割合よく見かけますが、早朝だと滅多に見られません。北海道から日本沿岸、朝鮮半島南部に分布します。(H.Tanaka)
suzuki85.jpg撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年3月
写真の魚のサイズ:85Cm

ヒラスズキ

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標準和名:ヒラスズキ
学名:Lateolabrax latus Katayama,1957
属:スズキ目スズキ科スズキ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年4月
写真の魚のサイズ:45Cm

特徴など:
スズキといえば、お魚の代表と言うほどの魚で、スズキ目に属する魚は相当多い。
そんなスズキについて日本産魚といえば「スズキ」「ヒラスズキ」「タイリクスズキ」の3種とされている。タイリクスズキについては養殖業者が種苗を近年中国から盛んに持ち込んだ事により、これが逃げだしたものなどが広がったと考えられている。

スズキが河口などを中心に生息しているのに対して、ヒラスズキは浅瀬の磯場である。淡水条件がなくても生息できるのがヒラスズキだと考えられる。もしくはスズキが貪欲に河川に入りこんで時にはかなりの上流まで餌をむしぼる能力を備えたのに対して、ヒラスズキはその選択をしなかったのか。

磯場中心に釣れるので、釣り対象としては気軽とは言えぬが熱心なルアーマンや、宮崎では海フライという手法で狙うアングラーもいる。
大きいものは1m程度まで成長すると思われる。

私は過去2回、この魚と思われる獲物と格闘し、そして2回ともに逃している。いずれも力負けだ。ハリにかけるのは簡単で、2回ともに磯上物仕掛だったけど、海面がざわついて小魚が飛び跳ねだすので、その場所に何でもいいので餌をつけてルアーのようにアクションを入れると、突然の引き込みだ。ただその引きの強さに成すすべがない。きちんと対応できる仕掛だったら良かったんだけど。一度大物が釣りたいもんだ。

私の釣りの師匠が、夜釣りでミズイカ※アオリイカを狙って、まんまとその仕掛で釣り上げた。
水面に浮かぶまで大きなミズイカと格闘してるつもりだったんだそうだ。(笑)