オオシタビラメ

oositabirame262.jpgoositabirame262mugan.jpg
標準和名:オオシタビラメ
学名:Arelia bilineata (Lacepède,1802 )
属:カレイ目ウシノシタ科オオシタビラメ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年5月
写真の魚のサイズ:26.2Cm

特徴など:
愛知県以南。インド・西太平洋。水深50~120mの砂泥底にすむ。45Cmになる。

有眼側の口唇にひげ状物がないこと、鰓ブタが黒いことで、似ているクロクシノシタや他のウシノシタ科の魚と特別できる。大きくなり、漁獲量は少ないようだが高値で取引されるようだ。

ウシノシタ科というグループの名だけど、漢字なら「牛の舌」ということだろう。日本では17種が知られているようだが、確かに牛の舌の姿だ。触るとウナギのような滑り感があって正直気持ち悪い。牛の舌自体を触ったことがないので同じような触感なのか定かではない。

クロウシノシタ

kurousinosita.jpg
003263.jpg
標準和名:クロウシノシタ
学名:Paraplagusia japonica (Temminck and Schlegel,1846)
属:カレイ目ウシノシタ科タイワンシタビラメ属
宮崎地方名:?

特徴など:
なんとも気味が悪い姿と肌触りだ。姿は名の通り「牛の舌」の如し。そしてウナギのようにスベスベで持ち難い。

写真の魚は引きずっていたシャコの仕掛に喰らいついてきたので、結構獰猛な食性だと思うが、その口の姿を見ても、どのように捕食するのか想像できない。

写真の魚が「クロウシノシタ」だと思われる根拠だが、口の周囲に歯のような触髭があるからだ。

食べても美味しいようだが、同行者の話では、漁師にとってはリリース魚だという。市場に出しても安値だし、なにより気色悪い。