マイワシ

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標準和名:マイワシ
学名:Sardinops melanostictus (Temminck and Schlegel,1846 )
属:ニシン目ニシン科マイワシ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年5月
写真の魚のサイズ:19.5Cm

特徴など:
宮崎では水産資源として欠かせない魚だが、近年この魚の漁獲高が極端に落ち込んで問題になったことがある。潮の影響なのか獲り過ぎなのか原因が定まってないようだが、大きな流れとして、10~20年周期で捕獲量が上下する・・・という話を聞いたことがある。
一般的にイワシと言えば、この「マイワシ」の事を指す。

日本各地。サハリン東岸のオホーツク海、朝鮮半島東部、中国、台湾。大きな群れをつくって回遊する。

宮崎の居酒屋など、この魚の料理専門店があるほどで、新鮮なら刺身でもとても美味だ。年中出回っている魚だが夏の時期だと脂が乗って美味い。

イワシという呼び名には名の由来が2つあるそうで、「弱し」→「よわし」がイワシとなったという説と「卑しい」→「いやし」→「いわし」の説。

キビナゴ

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標準和名:キビナゴ
学名:Spratelloides gracilis (Temminck and Schlegel,1846 )
属:ニシン目ニシン科キビナゴ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年2月
写真の魚のサイズ:10Cm

特徴など:
南日本~東南アジア、インド洋、紅海、東アフリカ。外洋水の影響の強い沿岸で群れてすむ。成魚で約10Cm。

刺身・酢漬け・酢味噌和えなどでとても美味しい魚で、鹿児島県では居酒屋メニューの定番であり名物だ。
5~8月に沿岸に寄るが、夏の夜釣りなどで、船の光に大きな群れで寄ってきて網ですくえるほどだ。肉食魚の釣り餌にもする。


ウルメイワシ

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標準和名:ウルメイワシ
学名:Etrumeus teres (De Kay,1842 )
属:ニシン目ニシン科ウルメイワシ属
宮崎地方名:?

特徴など:
25Cmほどになる世界中の暖海に生息する魚だ。
宮崎だと25Cm前後が普通にいるが、もっと大きなものも見かける。本州だともう少し小型のよう。

味の評価はとても良いが、宮崎だと「メザシ」の材料としても使われている。(全国的にそうかな?)
新鮮なら刺身でもかなり美味しいそうだ。

目に脂瞼という透明な皮膜があり、潤んだような目をしていているのでウルメイワシという名がついたようだ。

宮崎市周辺の防波堤で普通にサビキ釣りなどで釣れる。
鱗がはがれやすいし弱い魚なので、釣れたらリリースはせず持ち帰えりたい。この魚を餌に大物狙いをしたことがあるが、身が崩れやすくて投げている途中で外れる経験をした。糸で括るなどの工夫が必要だ。

サッパ

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標準和名:サッパ
学名:Sardinella zunasi (Bleeker,1854 )
属:ニシン目ニシン科サッパ属
宮崎地方名:?

特徴など:
コノシロより内湾性が強いと思われるが、河口・汽水域の砂泥底に多いよう。
冬は深みに移動するそうだが、宮崎は水温が暖かいせいか、初冬が一番の釣り時期。

ママカリと呼ばれるのは瀬戸内海で、料理もいろいろ重宝される魚。もっともポピュラーに釣れる魚のようだ。ただし大きくても15Cmぐらい。
宮崎で釣れるサイズは8~22Cm程度で他の地区よりかなり大きいよう。そのサイズだとママカリには不向きで食べにくい。

一ツ瀬川の河口では遠投サビキ釣りが盛んだが、撒餌などは入れず魚の形をした集魚板を付けて投げ込み、後は底を引きずるように誘いをかける。専用サビキとして「ママカリ・サビキ」なる名で販売されているが、竿は2号ぐらいの磯竿が適当。

腹の皮が硬いので、料理の際は頭から腹の上をバッサリ落として下ごしらえした方が簡単。
素焼きでも食べられるが、一般的には酢漬けして食べるようだ。
1時間ほど塩漬けして、洗い、その後酢に漬けて2時間~数日が食べ頃なんだとかで、酢に漬け込んだ時間で食感が変わるそうだ。
焼いてから酢漬けしても美味しい。ただし小型(10Cm程度)ぐらいが食べやすそう。

コノシロ

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標準和名:コノシロ
学名:Konosirus punctatus (Temminck and Schlegel,1846 )
属:ニシン目ニシン科コノシロ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年3月
写真の魚のサイズ:20Cm

特徴など:
大きくて25Cm程度の魚で、10Cm弱ぐらいはコハダと呼ばれ寿司ネタとして重宝されている魚。
魚体の特徴は、鱗に小黒点があり縦筋のように目だって見えていること・背鰭の最後の軟条が糸状にのびていること(写真は特徴が判りずらい)
エラの後方にちょっと大きめの黒斑点があること。防波堤のサビキ釣りで群れで釣れることがあるが、最近数釣りしている姿を見たことがない。

大きな群れで防波堤回りを回遊しているときがあり、サビキ釣りで釣れるが、25Cm級が数匹釣れると結構重たくて面白い釣りとなる。アジ狙いの釣りのときは外道としてリリースするけど、最近釣れてない。(私に限ってかな?)

以前、クーラーボックス一杯に釣れたことがあり、持ち帰って腸を抜く作業で腰を痛めたことがあって、それ以来狙って釣ったことがない。宮崎では小型のものを南蛮などで食べる。