イダテンギンポ

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標準和名:イダテンギンポ
学名:Omobranchus punctatus (Valenciennes,1836 )
属:スズキ目イソギンポ科ナベカ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年5月
写真の魚のサイズ:6Cm

特徴など:
東京湾~九州南部。北西太平洋とインド洋の熱帯域。岩礁性海岸、タイドプールにすむ。イソギンポの仲間はいずれも犬歯を持つので注意が必要。噛まれたら血が出ることもある。

イダテンとは「韋駄天」と書き、もともとは仏教に登場する仏神の1人で、捷疾鬼が仏舎利を奪って逃げ去った時、これを追って取り戻したという俗伝から、よく走る神として知られているそうだ。転じて、足の速い人のたとえにされ、「韋駄天走り」などといわれることから、この魚の由来は足が速い→すばしこいギンポということなのかも知れない。

イソギンポ

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標準和名:イソギンポ
学名:Parablennius yatabei (Jordan and Snyder,1900 )
属:スズキ目イソギンポ科イソギンポ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年3月
写真の魚のサイズ:5Cm

特徴など:
下北半島以南、奄美大島以北の日本各地。台湾。岩礁性海岸やタイドプールにすむ。6Cm程度。サンゴ礁域にはいないそうだ。
上顎の後方に犬歯がある。

ニジギンポ

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標準和名:ニジギンポ
学名:Petroscirtes breviceps (Valenciennes,1836 )
属:スズキ目イソゴンポ科ハタタテギンポ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2006年9月
写真の魚のサイズ:5~6Cm

特徴など:
11cmになります。サン・マリーナではあまり多くはありませんが、比較的若い個体から成長した個体まで見る事ができます。幼魚はやや黒っぽい帯を持ちカモハラギンポに似ています。
早朝から活発に泳ぎ回り、甲殻類などを食べて生活する雑食性の魚です。下北半島から南の日本沿岸の太平洋側や西部太平洋に棲んでいます。(H.Tanaka)
nijiginpo93.jpg撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年5月
写真の魚のサイズ:9.3Cm

テンクロスジギンポ

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標準和名:テンクロスジギンポ
学名:Plagiotremus tapeinosoma (Bleeker,1857 )
属:スズキ目イソゴンポ科テンクロスジギンポ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2006年7月
写真の魚のサイズ:6Cm

特徴など:
10cmになる種類です。綺麗な魚ですが、肉食性で他の魚の肉を引きちぎって食べるハンターの一つです。朝早くから出て獲物を探して泳ぎ回ります。からだをくねくねと曲げ、おまけに逃げ足も速いので撮影には苦労します。海面近くまで上がってくる事はあまりしません。
2006年は6月からたくさん見たのですが、何故か2007年はほとんど見ていません。南日本から西部太平洋・インド洋に広く分布します。(H.Tanaka)

ホシギンポ

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標準和名:ホシギンポ
学名:Entomacrodus stellifer stellifer (Jordan and Snyder,1902 )
属:スズキ目イソギンポ科スジギンポ属
宮崎地方名:?

特徴など:
体に細かい白斑点が一面にあるのが特徴のイソギンポ科の魚だ。
この魚もタイトプールで捕まえた。波当たりの強い岩礁性海岸に生息するようだが、まさにそのような場所だ。大きさは12Cm程度と図鑑にあるが、写真の魚もその程度。

三浦半島以南の南日本、マリアナ諸島に分布しているようだ。普通に見ることができるよう。

カエルウオ

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標準和名:カエルウオ
学名:Istiblennius enosimae (Jordan and Snyder,1902 )
属:スズキ目イソギンポ科カエルウオ属
宮崎地方名:?

特徴など:
タイトプールで捕まえた魚だが、直感的にこれがカエルウオか?って閃く魚だった。
とにかく撮影しようとしてもすばしっこくピョンピョン飛び跳ねるのだ。まっすぐにもならず、写真のように体が仰け反ったようにしか写せない。

大きさは15Cmほどになるようだが、写真の魚は12Cm。
釣りでは難しいけど、タイトプールで普通に見られる種のようだ。

タテガミギンポ

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標準和名:タテガミギンポ
学名:Scartella emarginata (Günther,1861 )
属:スズキ目イソギンポ科タテガミギンポ属
宮崎地方名:?

特徴など:
写真は水中ではないので、その名と由来と思われる「タテガミ」が目立たないが、水中写真は頭部に馬のタテガミのように毛のようなものがある。専門的に言えば頭部正中線に房状の皮弁があるということなんだそうだ。

釣魚もだんだん狙いの魚が釣れるようになると、逆にそれ以外の魚との出会いが少なくなって、ついには磯の潮溜(タイトプール)で遊んでみたくなったりする。
そして、そこに魅惑の魚達が集まっている。
小型種だけど、餌を小さくして誘うと何がしか釣れる。この魚もそんなタイトプールの魚の1つだ。

この魚は宮崎市と日南市の境ほどの地磯のタイトプールで捕らえたものだ。これ以外にも数種獲れた。時にそのような時間を過ごすのも面白い。