アメマツカサ(幼魚)

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標準和名:アメマツカサ
学名:Myripristis amaena (Castelnau,1873 )
属:キンメダイ目イットウダイ科アカマツカサ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年8月
写真の魚のサイズ:7Cm

特徴など:
写真の魚は幼魚にて、正式にアメマツカサと同定できていないようだが、とりあえずの掲載。
宮崎大学にて情報収集をされている。

20Cmになる。沖縄島以南・西大西洋~インド洋のサンゴ礁域に分布するようで、眼の瞳の上に三日月型の黒色部があるのが特徴のよう。分布で考えると宮崎に確かに生息するのか、かなり興味深い魚だ。

テリエビス

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標準和名:テリエビス
学名:Sargocentron ittodai (Jordan and Fowler,1903 )
属:キンメダイ目イットウダイ科イットウダイ属
宮崎地方名:?

特徴など:
イットウダイ科の魚は「アカマツカサ属」と「イットウダイ属」が魚種が多い。
沖のちょっと深場に生息していて、赤い色で、夜釣れる魚だというイメージがある。昼間見たことがない。初夏のイサキ狙いの夜釣りで釣れるがナミマツカサとセットで釣れるイメージもある。
ほとんど同じ場所で、同じような生態系なんだと思う。

テリエビスは背鰭棘条部鰭膜前部に1黒色斑があることで区別できるそうだ。写真ではちょっと確認できないが、WEB魚図鑑上でとりあえずテリエビスとして同定してもらったものだ。だけどちょっと微妙。

ナミマツカサ

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標準和名:ナミマツカサ
学名:Myripristis kochiensis Randal and Yamakawa,1996
属:キンメダイ目イットウダイ科アカマツカサ属
宮崎地方名:?

特徴など:
学名はとりあえず記載しているが、日本魚類学会のサイトを見たらちょこちょこと変化しているようで、一般公開しているサイトのこのような場所でも置き換えしとかないとと思う。

この魚の学名を見て、ちょっと調べてみたくなり、日本魚類学会のサイトを見ることになった。そしてその感想が出だしの通りだ。

さて何を調べてみたくなったのかだけど、学名の後ろに表記してあるRandal and Yamakawa,1996とは、このお二人が学名の名付け親ということで、学名が登録されたのが1996年という事だ。
正直学者の方とはほとんど縁もない私が、ヤマカワという方には失礼だけど知る由もなく(いずれ判るだろう)、それでも Randal(ランドール)博士は聞いた事がある。そのお二人で命名されたこの魚だが、その歴史はなんと今から10年ほど前。つまりホヤホヤの和名なのだ。
だけど、この魚が新種発見されたという事でもなく、昔から普通に釣られていて、アカマツカサとして通っていた。「WEB魚図鑑」によると、1996年に鹿児島以北のアカマツカサは、ナミマツカサという新種と記載された。原記載者が「無用の混乱を避けるため、日本で普通のアカマツカサという意味でナミマツカサの和名を提唱する」と書いている。そうだ。

私が初めてこの魚を釣ったのがちょうど1996年ぐらいで、その時に詳しい方に聞いて、混乱が生じている魚だと知った。その時にナミマツカサの名は知ったが、手持ちの図鑑には記載がない。

赤い魚は美味しい!っていうのが私の持論だけど、正直この魚は食べた事がない。小型だし頭が大きいので逆に身の部分が少ないという事と、その時に釣れていた魚が良いほどこの手の外道達はリリースしてしまう。私は写真が写せてそれなりに満足してしまうのだ。
だけど、身は上品な白身で旨味もあるらしい。
この魚が釣れるのは沖の夜釣りだ。イサキ狙いの夜釣りの外道として釣れる。何度も釣ってはいるのでそこそこに豊富なんだろう。豊富なのに和名が新しいのは素人の私には不思議現象なのだ。もしかして私が名付けの魚なんてのも夢でもないかも。