本日、熊本県倉岳町でマダイの船釣りをしてきました。出発前、船頭いわく”こげんちいさかクーラーボックスじゃ、直ぐ満杯になるが”。またまた、ご冗談でしょ?ところが、7時に出船して、9時には本当に満杯になりました。 というのも、先日の台風18号で養殖生簀が壊れ、多量に逃げ出したらしいのです。台風以来、連日の爆釣続きだそうです。壊れた生簀の周りには、同様の有漁船が40艘ほどひしめき合っていました。壊れた養殖生簀の脇で釣りをするのはなんとなく気が引けたので、船頭に聞いてみました。”養殖業者は大変なんじゃない?”。すると、船頭いわく、”養殖筏は、保険に掛かっているから”。じゃ、こころおきなく。クーラーボックスが満杯になるまでは、集中していたのですが、それ以降11時までは、ほとんど消化試合でした。4人乗っていたこの船では、1.4kg物が80近くあがりました。養殖生簀の脱走魚ですから、型はそろっており、釣れた時のサイズの喜びは、1時間もしないうちになくなりました。確かに、引きは楽しめるのですが、釣りの喜びからは少し離れた感じでした(かなり贅沢ですよね)。 帰宅後、早速1.4kg物を25枚処理して(鱗だけで、小さなゴミ袋がいっぱいになった)、15枚は知人にもらってもらいました。残り10枚は、現在冷蔵庫ふさぎをしています。養殖物は天然物に比べ肉厚が薄く、油ののりもいまいちでした。天然マダイの1.5kg級が25枚だったら、さぞすごかったでしようね。外出先から帰宅した家族のものは、”ウエ!!!血なまぐさい!!”というのが第一声でした。仕方ないですよ、40kg近い魚を風呂場でさばいていたのですから。まさに、天の恵みの一日でした。 |