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登録番号 |
002034 |
お名前
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shiomaneki さん |
ホームページ |
しおまねきホームページ
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釣行日 |
2003/12/06 |
時間 |
02:00-14:00 |
都道府県 |
福井県 |
ジャンル |
投げ釣り |
対象魚 |
イシガレイ |
釣れた時間 |
08:00 |
ポイント |
福井県坂井郡芦原町波松 |
釣果 |
48.0cm |
釣り方 |
胴突き仕掛の投げ釣り |
タックル |
竿:スピンパワー425CX−T リール:パワーエアロ7000 |
仕掛け |
幹糸:フロロカーボン12号 エダス:フロロカーボン7号30cm 針:流線15号 |
餌 |
塩ジャムシ |
水深 |
4? |
水況 |
良く澄んでいる |
釣行記 |
行けば良型カレイが望める波松。去年の今頃は週末の度に海が荒れてとうとう行けなかった。今年はなんとかして行きたいと、「多少の雨でも波予想さえ2m以下なら行くぞ」心に決め、毎日天気予報とにらめっこの1週間。土曜日は明け方から雨の予報が出ていたが、風が南よりの内は雨でも波は高くならないと予想して、金夜会社帰宅後に家を出た。
波松には午前1時半着。全カレで40cmオーバーを釣った目指すポイントにはすでに先客が竿を4本並べている。当てが外れてずいぶんガッカリしたが、幾つか釣れるポイントは心得ているのでその内のひとつに釣友と入った。 2時から支度の出来た竿から塩ジャムシとアオムシのエサで釣り開始。波松は夜でもカレイが食ってくると言うが、カレイ狙いと言うよりスズキに期待。釣り開始頃から雨がポツポツ落ちて来だして、防水の防寒服を着ているとは言え傘を差して竿を見ている。雨に備え、道具類は側のテトラの影に入れ、私もテトラに寄り添うようにクーラーに腰を下ろしてアタリを待った。
全カレの日は強い西風にあおられてか?潮が左から右に強烈に流れて竿2本をローテーションにして投げ返したのだが、この日は場所が少し離れているせいか、中潮のせいか(全カレは小潮で、日本海では小潮の方が良く潮が動くらしい)潮がまったく動かない。竿3本並べ、何時来るか分からないアタリを待つのだがまったく微動だにしない。エサを点検すると、塩ジャムシは虫歯のような穴の開いた食われ方をしていて、アオムシの方は千切れたのか食われたのか半分くらいなくなって帰ってくる。とは言え、波松に多いフグは皆無のようでハリスに傷はまったく付いていない。 4時頃には強烈に眠くなり、傘を差したままクーラーにうずくまるようにウトウト。1時間ほど寝てしまったようである。釣友が来たので様子を聞くと、こちらよりはエサ取りが活発らしい。東の空がほんのり明るいような気がしたのは夜明けが待ち遠しいから? 実際には6時を過ぎてもまだ暗く、何の成果もないまま夜が明けたのだった。
雨は降ったり止んだりしている。風は後ろから左からあちこち落ち着かないが弱いので波はチャプチャプ状態。明るくなっても潮は動かずエサ取りも居ない状況に代わりがない。それでも、明け方のジアイに期待してせっせとエサの点検だけは怠らない。 7時半過ぎ、釣友が様子を見に来たので「どう?」と聞くと、20cmオーバーのキスとエイやウミヘビなんかが釣れていると言う。 ああ、こっちよりエサ取りが活発なら、カレイが釣れるとしたら彼の方だ・・・ 日取りの方を釣友が指さすので何事かと思って振り返ると300m位向こうに潮目のような物が出来始めている。あれがこっちに来たら・・・ 期待してみていたらだんだんこっちへやって来る。釣友は「ここよりも良いポイントはない物か」とでも思ったのか、潮目の現れた方に歩いていった。 ゆったりと牛歩のようにその潮目らしいのはこちらにやってくる。やがて、潮目ではなくイワシかなにかの大群が水面を波立たせながら移動しているのだと分かった。ナブラだ。数羽のカモメが上をくるくる飛び回り時々サーッとナブラの上に舞い降りる。ナブラが目の前を通過していくのをボーっと眺めていて、ふと真ん中の竿に目をやったら糸ふけが出ている。アタリの後で糸ふけが出るのはカレイの典型的なアタリのパターンだが、最初のアタリを見ていない。それでも疑う余地もなく合わせを入れたらがっちり針掛かり。 手応えはあまりないが巻き取りの間下に潜ろうとするので間違いなくカレイだ。小さな波の崩れるのにまかして巻き取り。波が去った後から小振りなカレイが姿を現した。目寸25cm位か?小さいが、何の気配もなかったこれまでの時間を考えると一気に元気が出た。釣友が戻って来たので手で寸法を表し、カレイを釣ったことを伝えるのだが、奥の方にいる人が釣ったと思ったらしい。何の興味の示さず自分の釣座に戻っていった。
それから30分後、今度はなにやら黒い雲のような長い影が水面かを左から移動してきた。水に薄めた墨のような帯は先ほどのナブラと同じようにゆったりと移動していく。「何事か?」と思い、テトラの上に乗ってその影を見ていた。どうやら小魚の大群が水面下の深いところを移動しているようである。その下にスズキなど大きな魚が居たらもっと水面近くを泳ぐからナブラと分かるのだが。
私がテトラの上に乗っているのを不思議に思ったのか、釣友がやって来たようだが、なおも黒い影を見ている。左の竿がフツフツとアタリのような動きをするのは小魚が道糸に擦れたアタリだろう。「当たったよ」と、釣友が叫ぶように言うので、「小魚が道糸に擦れているだけだよ」と言いながら振り返ったら、彼は真顔で私の竿を見ている。 エッ!?確かに竿の角度が30度程水平に倒れている。本当に当たっている!
テトラから飛び降り、竿に駆け寄る。道糸がPEなので軽く合わせたらゴツ!ゴ!ツゴツ!っと強烈な引きが手元に帰ってきた。すかさず巻き取りに掛かるとゴツゴツ強烈に頭を振っている。 カレイじゃないかも?カレイじゃなくてもクロダイやスズキなら間違いなくバッチサイズ。「バッチはあるで〜」と、釣友に叫びながら時々強烈に絞め込むののに手を緩めず、同じ速度で巻き続ける。 やがて波打ち際近くになってずしんと底に貼り付こうとする。カレイだ! フィニッシュはちょっと危なかったが、波を越えたとこるで後ろにバック。波が小さかったおかげで無事取り込み終了。 砂浜に横たわったカレイは間違いなく全カレより大きかった。釣友とテトラの上で検寸48cmちょうどあり、自己記録更新の1枚となった。 |