いつもは家族4人での釣行が、「寒いのはいやや!」と言う女性陣の意見で今回は久しぶりの息子と2人の釣行となった。 キスバトルには何とか参加できたが、カレイと言えば手のひらサイズ以上を釣ったことがない私は、期待半分あきらめ半分の「いいもん釣り」(小西さんのお言葉拝借)をしに、初めてとなる深日港に行った。 朝の4時半起きで奈良から深日港に向かう。 その昔、徳島の甲ノ浦港行きのフェリーがまだ運行していたとき以来で、途中の道は変わってるわ、港の雰囲気は変わってるわで、初めて来た所のような感じであった。で、到着は6時15分。奈良から90分! 別にスピード違反してるわけでもなく、高速道路のおかげで非常に近く成った感がある。 外はまだ暗いのに釣り人がどんどん波止に行くではないか。 これを見た息子も「はよーいかんとつるとこなくなる」と言うので早速車から荷物を下ろし、懐中電灯片手に波止に向かう。 その頃には少しずつ明るくなって来ていた。 波止のカーブより先端にはかなりの釣り人が入っていてどうも釣り座がなさそうなので、途中で荷物を下ろし釣り座を構え、タックルの準備にかかる。 柔らかめの投げ竿に、ベアリング追加でちょっと重くなったリールをセット、カレイ針の自作仕掛けにマムシを付けて第一投目をキャスト。電線がすぐ後ろに有るのでフルキャスト出来ず(と言ってもフルキャストしても飛距離はたかがしれてますが)、3色ほど投入で置き竿に。その間に息子も自分で投げ用のタックルをセットし、投入。私は2本目として、シーバスロッドにT−28天秤と自作フロート錘、キス針をセットし、近場を幅広くいいもん釣り開始。 まもなく息子が手のひらサイズのクジメを釣って大喜び。続いて、トラギス、フグと釣り上げるが、私は地球ばっかり釣っている。 今日も息子に負けるか?と思ってるところにようやくアタリらしき物が・・・・でも針には乗らない。 その頃にはすっかり明るくなって、海の中もよく見えてきてる。 と思ったらやっと釣れました。トラギス。 とりあえず、バッカンで泳いでいてもらう事に。手前の岩の間に針を落とし一気に手のひらサイズのクジメゲット。 この調子で岩の間をねらって穴釣りすれば、アイナメ、クジメ、ガシラが・・・・・と考える。が、そう甘くはない。 釣れるのは地球ばかりで、針のロストの多いこと。 T−28天秤はロストしませんね。 で、投げ竿からは何の返答もなく、上げては餌の付け替えを繰り返す。 そして何10投目であろうか、竿を聞くと重さを感じる。リールを巻き上げるが、重いだけで何の抵抗もない。これはたこかわかめか?1色半ぐらいまで巻き上げたときに、いきなりつっこむ。 「何か魚がかかってる」 気持ちいいぐらいによく引いてくれる。マダイのそれとは違う。キスとも違う。今までに味わったことない感触。 ひょっとして?これがカレイの締め込みと言うやつか?? 水面に浮いてきた時、いち早く魚種を見て取ったのは言うまでもなく息子でした。 一気に波止に抜き上げ、はね回ってるのは紛れもなくカレイでした。 一番喜んでるのは、私ではなく息子でした。 早速30cmの金差しを当てると、30cmにちょっと切れる大きさ。 しかし肉厚のぽってりした、イシガレイ(たぶん)です。 その後カレイは釣れず、カワハギとフグに遊んでもらい、餌切れのお昼頃には納竿とした。 持ち帰って早速、刺身と骨せんべいで美味しく頂きました。
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管理人注:
当初、イシガレイで投稿いただきましたが、【さかなBBS】での同定の結果、マコガレイに変更いたしました。(2003/11/24) |