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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[▲前のスレッド]

[2291] 昨日釣れた魚を投稿します 
2002/9/15 (日) 06:54:08 あららHomePage
昨日は河口での投げ釣り(キチヌが釣れたらラッキーかな?)という本命マハゼの釣りでした。キチヌはたくさん釣れたんですが、すべて10Cm弱。
最後に嬉しい魚(マゴチ)が現れました。

[2292] このエバは? 
  【魚図鑑参照】
2002/9/15 (日) 06:57:32 あららHomePage
◆画像拡大
尾鰭の模様から、ロウニンアジなのか、オニヒラアジか判断がつきません。大きさは15Cm程度です。

[2296] ロウニンアジ幼魚>OKです 
2002/9/15 (日) 07:06:55 小西英人
▼ あららさん

 顔の感じ(いかついでしょう、幼魚ながら)、おでこの張り具合(吻の国土が鈍いっていうやつ)、それに尾鰭の下葉先端が黄色くて、その中央部は黒い…。

 典型的なロウニンアジの幼魚です。

 これを基準に覚えておいて、合わせていったらいいというくらい教科書的な個体ですね。

                            英人

[2344] 図鑑>ロウニンアジ>登録しました 
2002/9/16 (月) 06:49:02 小西英人
▼ あららさん

 ロウニンアジの幼魚、登録しました。ありがとうございます。   英人

[2293] 本命のマハゼ 
  【魚図鑑参照】
2002/9/15 (日) 06:59:19 あららHomePage
◆画像拡大
これもいっぱい釣れました。(持ち帰りで狙ってましたので)

[2297] マハゼ>OKです 
2002/9/15 (日) 07:08:44 小西英人
▼ あららさん

 ぼちぼち、天高くマハゼ肥ゆる秋ですね。

  ぼくも、どこか、小物狙いに行こうかな?    英人

[2299] Re:マハゼ>OKです 
2002/9/15 (日) 07:13:42 あららHomePage
▼ 小西英人さん

早速のご返答ありがとうございます。私ももっとカキコみたいのですが、今から仕事です。また夜覗いてみます・・・(-"-)

[2345] 図鑑>マハゼ>登録しました 
2002/9/16 (月) 07:00:20 小西英人
▼ あららさん

 マハゼ登録しました。ありがとうございます。   英人

[2346] Re:図鑑>マハゼ>登録しました 
2002/9/16 (月) 07:03:23 あららHomePage
▼ 小西英人さん

すみません。今ちょこちょこと登録作業してます。

[2295] 嬉しい外道・・マゴチ・・? 
  【魚図鑑参照】
2002/9/15 (日) 07:04:04 あららHomePage
◆画像拡大
これはとても嬉しい外道でした。上がってくる姿をみてナマズかと思いました。大きさは35Cm。目が離れて、体の斑点が不明瞭な感じですのでマゴチだな・・と思ってます。

[2300] マゴチ>OKです 
2002/9/15 (日) 07:19:39 小西英人
▼ あららさん

 体に黒い横帯があれば、ほぼマゴチで間違いないです。

 そのうえに、あららさんがおっしゃるように、眼が小さく、離れている感じと斑紋でいいでしょう。

 みなさん。マゴチを釣ったときは、気をつけなければ、ヨシノゴチと間違うことがあります。

 マゴチに2種混じっているのではないかと、1972年から、いろいろな研究者が発表しだして、マゴチと、ヨシノゴチに標準和名は分けられているのですが、それから、どちらも学名がありません。

 琉球大学の吉野さんたちが、研究しているのですが、世界中のコチ科魚類に混乱があって、なかなか学名が決められないのです。

 ヨシノゴチ=Platycephalus sp. 1
 マゴチ=Platycephalus sp. 2

 これは、学名ではなく、コチ属の1種という意味で、それでは識別できないから、1と2というナンバーを振っているだけです。

 引用するときには、どの文献に載っているものかを示して、そのナンバーを示したりして、なんとなく指定している状況です。

 ということで、マゴチも、ヨシノゴチも、厳密にいえば、存在しません。

 困ったもんです。                英人

[2302] 和名と学名のこと>マゴチをめぐって… 
2002/9/15 (日) 07:50:18 小西英人
▼ みなさん

 マゴチに学名がないから、厳密にいうと存在しない…と書いて、標準和名というものの、ある面での「効用」を思いだしました。

 一昨年の魚類学会で、標準和名をめぐるシンポジウムがありました。このシンポをレポートした『怪投乱麻』がありますので、転載しておきましょう。

 標準和名というと、いかにも、どこかで決めているようですが、どこでも決めていません。ただの「紳士協定」のようなものです。

 厳密でもありません。

 だから、「標準和名」をどうするか…と、研究者が議論をすると、たいがい、大激論になります。

 「そんなもんはほっておけばよろし、研究者が定義するもんじゃない」というのが、わりと正統派の研究者に多いようです。

 若手研究者とか、博物関係の研究者(表示プレートの問題がありますので…)、それによくマスコミと対応する研究者などは、標準和名も、学名のように、学会の委員会が関与して、厳密に決めようではないかと考えます。

 ぼくは、その中間的な考えです。

 標準和名を、学会の委員会が決めるのはいいですけど、「先取権」とか、学名のように厳密に考えると、シノニム(同物異名)の問題がでてきたりします。

 また、学名と標準和名を1対1対応させると、標準和名も学名と同じ問題を起こします。

 このマゴチ、ヨシノゴチが、いい例です。

 厳密に考える学名では、両種は存在しません。

 曖昧に考える標準和名でこそ、両種は、存在するのです。

 それでは、転載をします。

 瀬能さんが中心になって、和名委員会を立ち上げるというところまで、こぎつけたのでしたが、そのあとブラックバス問題が起こって、外来魚委員会をたちあげて、瀬能さんも忙しくなり、和名委員会は、そのままになっています。

                          英人


週刊釣りサンデー2000年10月29日号【快投乱麻】より転載
============================================================
標準和名。紳士協定なんだけどな


魚類学会
「魚の和名を考える」シンポジウムの巻


■ぼくは、このごろメジナと表記したり「ぐれ」と表記したりする。クロダイなら「ちぬ」である。シロギスなら「きす」である。そう書き分けることが多い。なぜかは分かると思う。標準和名を片仮名表記、あと地方名、釣り人の俗称、流通名などは平仮名表記か漢字表記にするように心がけているのだ。標準和名というものを、文章の中ではっきりさせるためである。
■それなら「標準和名」って、どんなもので、どこで決めているか、ご存じだろうか?
       ■
■標準和名の定義は……ない。どこも決めていないし誰も決めていない。正式なルールはまったくない。研究者でさえ、標準和名のことを正式名称とか、学術的な名称とか、つい説明してしまう人がいるので、当然、どこかできちんと決めているのだろうと思われるが、まったく何もないのだ。正式もしくは学術的な魚の名称とは、あくまでも学名である。国際動物命名規約で厳密に定義されたラテン語の二名法で表記するのが学名であり、正式な動物の名前である。日本魚類学会では学名しか扱わず標準和名などは「ほうっておいたら」よいという「感じ」がいままで大勢をしめていた。
       ■
■話を簡単にしよう。「標準和名」とは「考え方」であって、ルールはまったくない。しかし学名では名前が普及しないし、教育上もよくないので研究者たちは学名とともに標準的な和名を提唱してきた。それが標準和名である。一九一三年(大正二年)に出版されたジョルダン、田中、スナイデルの『日本魚類目録』で日本産すべての魚類に標準和名をあたえる試みがなされている。このとき東京帝国大學の田中茂穂博士は、海水魚は東京魚市場の名称、なければ神奈川県三崎の名称、淡水魚は琵琶湖沿岸での名称を用いるようにしている。東京の呼び名のメジナと琵琶湖の呼び名のオイカワが標準和名になっているのを不思議がる人がいるがこういう理由である。だいたいこの『日本産魚類目録』(原文は英語)から魚の標準和名という考え方が始まったと思っていい。それから研究者たちは「標準的な和名」を、さまざまな「出版物」に載せるようにしてきた。
■標準和名の定義らしいものがあるとすれば、出版物により提唱されて安定してきた、ひとつの和名…であろうか。その提唱の時の考え方は、あくまでも研究者の「紳士協定」のような暗黙のルールで培われてきた。それが日本では、非常に安定したものになっており、標準和名と呼ばれるものになっている。
■詳しくは書かないが厳密なルールのある学名は、その厳密さゆえ変更が多い。ゆるやかな和名はその曖昧さがゆえに、非常に安定している。マダイの学名は、いつ変わるか分からないけれど、マダイの標準和名が変わることはあり得ない。また、マゴチの学名はなく正式には「いない」魚なのだが、マゴチという標準和名で研究者も釣り人も共通に認識できる。その和名を学名のように厳密に扱うと、かえって標準和名が不安定にならないかという恐れもある。
       ■
■標準和名は「紳士協定」だと書いた。もうひとつの性格があってコンピュータ業界などでよくいわれる「業界標準」的でもある。「業界」とは「学会」ではない。「出版により提唱」されながら安定していくのだから「出版業界」なのである。出版することにより和名を提唱し安定させなければならないのだから出版社の責任は重大である。週刊釣りサンデーも魚類図鑑を出版しているから、これに関しては重大に考えているし、そのためにこそ、ぼくは魚類学会に入り顔を出すようになった。ところが、日本を代表するような出版社の図鑑類の編集責任者でも、この認識はない。ふつうの釣り人と同じ、どこかで決められているんだろう、研究者がやればいいことだという認識なのである。出版にまったく責任はないと考えている。それで平気で新しい魚だからと和名の新称の提唱をしてしまい大混乱におちいる。それで一九九五年の日本魚類学会シンポジウムでは神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能宏博士が、学会で標準和名のガイドラインを起案することを提唱した。しかし学会は和名には関与しなかった。
       ■
■十月九日、今年度の魚類学会シンポジウムは標準和名に絞ったテーマになった。「魚の和名を考える−差別的名称をどうするか」である。瀬能博士と徳島県立博物館の佐藤陽一博士がコンビナーになり、水族館からは串本海中公園センターの内田紘臣博士、また「人権からみた生きものの名称」で大阪人権博物館の朝治武さん、「視覚障害者からみた差別的名称と展示について」で手でみる博物館の桜井政太郎さんが話題を提供して、活発な総合討論がなされた。
■イザリウオ類、メクラウナギ類などの、差別的な名称をどうするのかというのが、このところ問題になっていた。ところが定義もルールもない標準和名の場合、そういう差別的な名称が問題になっても、検討もできないし、改称もできない。
■ぼくも連載中の『似たモン魚譜』のイザリウオの項で、イザリウオの語源説には二説あり、海底を這う格好から膝行だという説と、吻のうえの「ルアー」で小魚を「釣って」捕食するから漁(いさり)魚からきたという説があると書いた。そして魚名の安定性と教育的な配慮からイザリウオをイサリウオに改めるようなことも考えてはどうかと書いた。改名するかどうかはおいておいても、いま、こういう議論をする場所さえない。
       ■
■朝から夕方まで白熱した議論が続いた。結論として、魚類学会の中に「標準和名委員会」のようなものをつくり、和名の定義と提唱や変更についてのガイドラインを議論する場を設け、学会内だけではなく、広く意見を聞きながらすすめましょうということになった。これは研究者たちが社会に対して「標準和名」まで責任を持ちましょうと宣言したことにもなる。このことによる研究者の負担というのは想像以上に大きいのだ。
       ■
■それぞれの地方でそれぞれの魚名をつかい、愛着を覚えるのは当然だ。しかし、せっかく研究者が踏みだしてくれたのだから釣り人も「標準和名」をきちんと考え、理解して欲しい。そして「それぞれの名」が標準和名と対応できるようにしてほしい。そして不適切な和名は、適切な和名になるように、みんなで考えていきたいと思う。

[2347] 図鑑>マゴチ>登録しました 
2002/9/16 (月) 07:28:14 小西英人
▼ あららさん

 マゴチ登録しました。ありがとうございます。    英人

[2298] マゴチの顔 
  【魚図鑑参照】
2002/9/15 (日) 07:08:53 あららHomePage
◆画像拡大
暗かったのでフラッシュをたいてしまったのですが、全体像では判り難く顔のアップです。

[2301] マゴチの顔>これも典型的ですね 
2002/9/15 (日) 07:20:41 小西英人
▼ あららさん

 この顔も、典型的なマゴチの顔ですね。

 教科書的でいいなあ。       英人

[2323] 和名のこと 
2002/9/15 (日) 22:36:25 あららHomePage
▼ 小西英人さん

和名のこと、大変勉強になりました。学名ってなんとも馴染めないので覚える努力もしてませんが、和名に関しては馴染みやすく管理している機関があるんだと思ってました。前回JUNさんにお会いしたとき、魚の大きさも釣りサンデーでは管理されてますけど、きちんとした調査機関はないように伺ってます。私的には釣り魚にかかわらず魚って最大どれぐらいになるんだろう?って思うくちなんですが、なんとなくボンヤリしている部分もけっこうあるんですね。面白いです。

[2336] 釣りに行くばい(^_^) 
2002/9/16 (月) 00:38:52 JUN
▼ あららさん

前から、宮崎でハゼのいいポイントを探していたのですけど、
この小丸川のこと、わざわざ流星号さんがメールでしらせてくださいました。

大淀川もいいのですけど、水質が今いちですものね。
小丸川は大きな川ですが、河口の水もそこそこきれいなので、
たくさん釣って、お正月のお雑煮のダシにしちゃろうかと思いました。

釣りに行きますばい(^_^)。

小丸川でもいいし、どこか適当に投げ釣りでもいいし。

また、連絡をとりあいましょう(^_^)。

[2339] Re:釣りに行くばい(^_^) 
2002/9/16 (月) 00:50:53 あららHomePage
▼ JUNさん

了解で〜す。土・日ならだいたいいつでもOKですよ!
流星号さんが見学に来られたんですけど、のんびり釣りにはもってこいの場所でしたよ。小丸川河口・・・車も横付けできるし・・マゴチも釣れますよ(~_~;)

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