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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[2526] これは何フエダイ? 
2002/9/23 (月) 19:35:14 よっちゃん
◆画像拡大
すいません、PC操作間違いました。(再度)
福井県の菅浜漁港で釣れました。10センチぐらいの幼魚です。
ヨコスジフエダイにしては色が赤くなく黒っぽいし、ニセクロホシフエダイにしては黄色縦帯の模様が違います、、、

>小西さん鑑定ありがとうございます。

[2527] ヨコスジフエダイ>OKです 
2002/9/23 (月) 19:37:05 小西英人
▼ よっちゃん

 ヨコスジフエダイです。『釣魚検索』の個体は大きいので赤っぽいのです。よっちゃんのは幼魚ですから。また斑紋と体色には変異があります。

 ヨコスジフエダイとタテフエダイで、『似たモン魚譜』という週刊釣りサンデーの連載に書いていますので、転載しておきましょう。

                           英人

========================================================
ヨコスジフエダイ Lutjanus ophuysenii
VS
タテフエダイ Lutjanus vitta

ヨコスジフエダイ■=体側の1縦帯は太く中央に黒色円斑を含む
タテフエダイ■=体側の1縦帯は細く黒色円斑はない

■ときどき紀州でも釣れるのだが、案外知られていないのがヨコスジフエダイ。フエダイ科は、かっこよく、力があって、美味しいのが多いから、ちょっと気にしてやろうよ。
■そっくりなのがタテフエダイ、日本では分けられていたが世界では混同され、西オーストラリア博物館のアレン博士らによって1985年には同種とされた。しかし宮崎大学の岩槻博士らによって1993年には再検討の研究がなされて、両者は別種であり、ヨコスジフエダイは琉球列島をのぞく南日本と台湾に分布しタテフエダイは琉球列島以南の西太平洋からインド洋に広く分布することが分かった。
■簡単な見分けは黒色円斑。ヨコスジフエダイの眼状斑のような円斑は、岩槻博士らによれば生涯持っており、タテフエダイには生涯でないという。縦帯の「にじみ」のような円斑だが、重要な見分けの形質だった。あと、タテフエダイの縦帯は黄色いことが多く、ヨコスジフエダイは黒いが、ちょっと変異もある。にじんだような円斑を覚えておこう。
■熱帯の種が温帯に適応し種分化した…こういう魚は日本に多い。シロギスもクロダイもそうだ。熱帯を想いつつ釣ろう。

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