さかなBBSトップ
魚のことならおまかせ。WEBさかな図鑑
釣具の通販・Gear-Lab
HOME 似たもの検索  携帯版  | Gear-Lab

新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

WEB魚図鑑では、2013/7/25より新しいコミュニティをオープンしました。 「このお魚何?」というQ&A専用のページもあります。是非新しいコミュニティを使ってみてください。新コミュへの投稿はズカンドットコムへのアカウント登録が必要です。2013年1月以前にWEB魚図鑑へ投稿したことのある方はアカウントの引き継ぎを行うことができます。


[▲前のスレッド]

[430] 投稿>ダルマガレイ科の魚? 
  【魚図鑑参照】
2002/4/13 (土) 17:36:46 宮本克己
◆画像拡大
左に口のあるカレイ?これってダルマガレイ科の魚でしょうね。
水深90mあたりの砂泥底であったと記憶しております。採集地は串本沖の太平洋です。
干物にして食していまいました。形から若狭名産ササガレイ(ヤナギムシガレイ)をイメージして食べましたので結構美味でした。
ところでこれって何ですか?
ある釣り人は確か、「沖ビラメ」とか「磯ビラメ」なんてことおっしゃられてましたが。

[431] トゲダルマガレイ>なのかな? 
2002/4/13 (土) 19:41:09 小西英人
▼ 宮本克己さん

 ダルマガレイ科の魚には間違いないと思います。

 ダルマガレイ科は、けっこう種類があって、また雌雄の性差もあって、なかなか難儀なグループではあります。日本産で36種もいます。

 斑紋などの感じから、トゲダルマガレイの雌ではないかと、ぼくは、思うのですが、ちょっと大きいのかな、感じが違うところもあるのです。ふつうトゲダルマガレイは20cmほどのものが多いのですが、これは、もっとありますよね。

 ちょっと暫定的にトゲダルマガレイ♀にしておいて、ちょっと悩ませてね。

                           英人

[432] スミツキハナダイ>♀なのかな? 
2002/4/13 (土) 20:33:38 宮本克己
◆画像拡大
▼ 小西英人さん
全長でちょうど20cmくらいでした。

ところで、雌のお話、時期は違いますが、同じ場所で同志が釣ったもの、海に放り投げようとしたところ、「チョット待って!!」でパチリと撮影。2匹が2本の針にそれぞれくっついてきました。
2つといっても別の一つは尻鰭に黒斑があり「スミツキハナダイ」だとわかったのですが、黒斑のないこっちはしばらく何だろうかと思っておりました。
先日ある文献にて雌には黒斑がないとコメントされていましたので、これは雌のスミツキハナダイであろうという結論に私の中では行き着いております。
どうやら夫婦で釣られてしまったようです。

[433] スミツキハナダイ♀>OKです 
2002/4/13 (土) 21:24:09 小西英人
▼ 宮本克己さん

 よく調べてはりますね。感心しちゃいます。

 ぼく、スミツキハナダイの雌については知りませんでした。

 『日本産魚類検索 第2版』のスミツキハナダイの注で、瀬能宏博士は、1935年の蒲原稔治の論文によると本種の雌には黒斑が見られないとあり、『沖縄舟状海盆及び周辺海域の魚』(1985年)で山川武が図示した1標本は、本種の雌であろうと書いています。

 たぶん、研究者にも、雌の存在は、あまり知られていなかったようですね。

 ということは、標本に送ったら、喜ばれたのに…。

 いま、家ですが、月曜日にでも事務所で、『沖縄舟状海盆及び周辺海域の魚』(1985年)でスミツキハナダイを、どう扱っているか見ておきますね。

 いやあ、勉強になりました。

 ありがとうございます。             英人

ps
 けったいな魚を釣ったら、標本に送ってあげてね。京都大学総合博物館に宅急便の冷凍で送ればいいです。写真では同定できなくても、標本を送れば、確実に同定してくれます。送る標本が釣れたらmailください。送付先を教えますから。


[434] Re:スミツキハナダイ♀>OKです 
2002/4/13 (土) 22:09:17 宮本克己
▼ 小西英人さん
恐れ入ります。
そうそう、雌のこと書いてあったの、同書でした。
追ってWEB図鑑にいれていただきたく、これから作業しようと思いますが、どうか夫のほうも入れてやっていただけませんでしょうか。
併せて、昨年〜今年の初めにかけて撮影した「お気に入り」系の魚も数種類もアップさせてください。
皆さんリアルタイムに新しいデータをアップされておられて、こちらの鮮度は若干落ちるかもしれませんがお許しください。

▼JUNさん
圧縮技見つけました。やり方まずいかもしれませんが、最初のものに比べれば多少マシな映像になってるかと思ってます。有り難うございます。

[435] Re2:スミツキハナダイ♀>OKです 
2002/4/13 (土) 22:16:07 小西英人
▼ 宮本克己さん

 どうぞ、夫も、お気に入りもアップしてください。

 でもスミツキハナダイを、ぼく、登録するのは、ちょっと事務所で文献見て確かめてからにさせてもらうかもしれませんね。

 よろしく。              英人

[441] 図鑑>スミツキハナダイの雌雄>登録しました 
2002/4/15 (月) 13:13:17 小西英人
▼ 宮本克己さん

 スミツキハナダイ、いい勉強になりました。ありがとうございます。同じ場所で、同じ仕掛けにかかった、いちおう雌雄と思われる写真は、これは貴重なものです。なくしたりしないようにね。きちんと保管されるようにね。

 デジカメですか?

 銀塩写真ですか?

 このコメントの親から、飛べますが、雌雄でアップしているので、いちおうアドレスを書いておきます。

■スミツキハナダイ雌
http://fishing-forum.org/cgi-bin/zukan/zkanmei.cgi?seq=000281

■スミツキハナダイ雄
http://fishing-forum.org/cgi-bin/zukan/zkanmei.cgi?seq=000282

 釣り人の写真や情報が、ほんとうに貴重になることがあるのです。

 ありがとうございました。            英人

[442] Re:図鑑>スミツキハナダイの雌雄>登録しました 
2002/4/15 (月) 20:07:42 小西英人
 いちおう瀬能宏博士にも画像を送って確認していただきました。

 スミツキハナダイの雌雄でいいそうです。

 生きている状態での雌の写真は初めて見たとおっしゃっています。

 神奈川県立生命の星・地球博物館の魚類写真データベース

http://nh.kanagawa-museum.jp/fish/index.html

 に登録していただきたいともおっしゃっていまして、宮本さんにも登録を快諾していただいたきました。そのうちに、博物館の画像データベースにも登録されるでしょう。

 宮本さん、よかったね。              英人

[443] Re:図鑑>スミツキハナダイの雌雄>登録しました 
2002/4/15 (月) 20:24:34 宮本克己
▼ 小西英人さん
 とにかく驚きました。そんなに珍しい映像であるとは想像すらできませんでした。
 ちょうど3年前くらいからデジタルカメラで撮影をし始め、今では200枚以上にもなってしまい、最近やっとPCを購入しCDにもちゃんと収録保存するようになりました。

 きっかけは何だったでしょうか、確か数年前防波堤にてサビキ釣りをしていた際、たくさんの小アジや小サバに混じって手のひらに収まるようなブリの幼魚が混じっておりました。幼魚といいながら顔は一人前のブリ、まるで成魚の写真を見ているようで、釣った魚は映像に残しておくと面白いのでないかと言う感覚を覚えたように記憶しております。

 最初はアナログのカメラで一生懸命撮影しておりましたが、どうもフレームワークがうまくいかず、ズレた写真ばっかりだったので、モニター撮影できるデジタルカメラの出現は収集する意欲を大いに持たせてくれました。

 最近は一生でどれだけの種類を撮影できるか(大袈裟ですね)、そんなことを考えているだけでも楽しい趣味となっております。

 何はともあれ、こちらこそありがとうございます。またいろいろと教えてください。まだ他に見ていただきたいものが...。

宮本克己

[446] お宝>釣り人の宝と研究者の宝は… 
2002/4/16 (火) 06:45:39 小西英人
▼ 宮本克己さん

 ちょっと深いというか、沖合の船釣りが好きなのですか?

 この場合、写真は珍しい魚の宝庫になっている可能性がありますよ。

 だいたい、標本採集は魚市場でやることが多くて、最近になって、ダイビングとかも入ってきています、ただし、ダイビングでの魚の採捕は禁じられていて、誰でもができません。研究者が、許可をとらなければできないのです。

 釣りは、誰にでも認められていますが、やはり短い日程で、いろいろ成果をあげたいときに、のんびりと竿をだしている気には、なれないでしょう。研究者も釣り好きは多いのですが、標本採集のメインの手段として「釣り」を使うことは少ないです。狙ったもの…研究対象だけを釣ることも難しいですしね。

 そこで、ぼくらの出番なのです。

 釣りでの採集はやっていないから、穴になることが多いこと。

 小魚でも、網で獲ったように、ぼろぼろにならないこと。

 そんなので、宝庫になっていることが多いのです。

 ただし、釣り人で言う宝とは、カンパチとか、ブリとか、クロマグロとか、マダイとか…。

 研究者の言う宝とは、とにかく小魚になります。エソの類とか、トラギスの類の深いところのは、変なのが多いし、こんどのハナダイ類とか、とにかく、釣り人が「ぽい」と海に返すものこそ、いいのです。

 宮本さんは、それを撮影されているから、おもろいのが、ねむっているかもしれませんね。

 楽しみです。                英人

[454] Re:お宝>釣り人の宝と研究者の宝は… 
2002/4/16 (火) 22:37:17 宮本克己
▼ 小西英人さん
波止釣りや投げ釣りもたまにやりますが、特に投げの場合どこに飛ぶかわからないほど下手中の下手であるため、どうしても船上の人となってしまいます。船では、真鯛なら真鯛、アジならアジ、イカならイカ、といった具合に、狙いものによって船外機ボートの浅場から、今年になって一度挑戦してみた深海釣りまでいろいろとやっております。でも一番の理由はいろんな魚を食べれる...ところでしょうか。

 とにかく釣れた魚は片っ端から撮影、図鑑等に掲載されている魚のうちどれくらいの種類を自分でカバーできるか、雌雄の別も含めできるだけ多くの種類を収集したい、大きさより数(自慢したいため大きさでも狙いますが)、と思って竿は忘れても...なわけありませんが...カメラは絶対に忘れず携行しております。

 深海釣り、この2月に初めて挑戦してみたのですが、心のうちは「けったいな」魚はおらんか、我が「新種」を撮影したいという気持ちがかなり入ってきておりました。結果、「グロテスク」なものが幾つかあがりました(またアップします)。また同志も最近では釣れたものはすぐに捨てず、すべて私に見せてくれるようになりました。これからは撮る以外にも持ち帰ることにも心掛けたいと思います。でもグロテスクな奴はねぇ。

宮本克己

[436] トサダルマガレイ>変えます 
2002/4/13 (土) 23:04:46 小西英人
▼ 宮本克己さん

 知り合いの研究者に写真を送って問い合わせていたのですが、トサダルマガレイではないかということでした。

 ぼくも、それから、いろいろ調べてみましたが、そう思います。

 ごめんね。トサダルマガレイにしておきます。

                         英人

[456] 図鑑>トサダルマガレイ>登録しました 
2002/4/17 (水) 12:25:49 小西英人
▼ 宮本克己さん

 トサダルマガレイ、図鑑に登録しました。

 ありがとうございました。               英人

[▼次のスレッド]