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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[▲前のスレッド]

[5471] 寄生虫 
2003/3/23 (日) 00:47:02 竿徹
  皆さん こん○○は 博多の竿徹です

 ブラウントラウトのRES打ってて思い出したんですが、ヤマメの体内に巣
くう寄生虫の事です。
あたしは、ここ十年ほど真面目に渓流に入っていません。年に数回行きますが
真剣に入ってないのが実状です(^^;
でも、以前真面目に釣ってた時に、自分の食うだけのヤマメを数匹キープし
たら納竿でした。昼頃、死後硬直したヤマメの腹を裂いてハラワタの掃除を
して塩して処理するんですが、その時ウキ袋の辺りや腸の周りに「春雨」を
更に細くした様な寄生虫たくさん居たのを覚えてます。里に近い渓流に多か
った様な記憶です。取りだして見ると動いてます(^^;

これ見て、大好きなヤマメの背ごしは食べられなく成ったんです。が、養殖
ヤマメの背ごしは食べてましたが。これって何なんでしょう?
人間に害はあるんでしょうか?

寄生虫と言ったら、サッパ(…コノシロでしょうか)?あれにも甲虫みたいなの
が付いてますね。あたしはガキの頃サッパが釣れたら寄生虫が釣れた!なんて
言ってました。まああれ位なら食っても良いのですが、魚の寄生虫について
皆様のご意見や経験談頂けませんか?

[5475] 寄生虫>淡水魚は怖いよ… 
2003/3/23 (日) 20:42:49 小西英人HomePage
▼ 竿徹さん

 寄生虫関連の文献は、事務所にあるので、なんでしたら、明日以降、詳しいことを書きますけど、海水魚の寄生虫で怖いのは、アニサキスくらいで、これとて、人に寄生して生きていくことはできません。

 淡水魚は、いろいろと怖い、人に寄生して病気を起こしてしまうのがいるよ。また、なかなか駆除できないのです。たしか人の血中濃度と、淡水魚が似ていて、淡水魚の寄生虫は、人につくのだと読んだ記憶があるのですが、定かではありません。

 まあ、ぼくもアユの背ごしや、アマゴの背ごしは好きですけど、やはり度胸がいるというか、生食は避けるべきです。

 サッパにつく甲虫のようなものって、たぶんウオノコバンだと思います。これイソポーダ(等脚類)と呼ばれる動物で、フナムシなどと同じ仲間になります。

 最後に『釣魚図鑑』から「パラサイト」を転載しておきますから、参考にしてください。ウオノコバンの写真は、あすにでもアップしましょう。

                            英人

■『釣魚図鑑』(小西英人著・週刊釣りサンデー・2000年)より
==============================================================
魚あれこれ■ぎょぎょ事典B

それは海の病気を警告した! のかもしれない
パラサイト■


■すううううぅぅぅぅいいいいぃぃぃぃっ…。
■群青の海に橙色の浮子が吸い込まれる。至福のひととき、時がのびたかスローモーションの映像が流れる。
■ばしっ。
■絶妙のところで竿を立て、がつんと手応え。嗚呼、この一瞬のため、おっちゃんは生きてきたのだった。
■ごんごんごんごんっ。
■「命」が弾ける。魚だ、魚だ。大きさはどれく…。
■ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ。
■竿も、道糸も、一瞬に力をなくし、吹き込まれた躍動する「命」が、ふと抜けてしまった。ああ。なぜ。
■あれえ。あれえ。あれえ。あれえ。変な黄色い餌がついている。こんな餌つけた覚え、絶対ないぞっ!?!?!?
            ■
■そんな経験をした人がいるだろうか。マダイが餌を食って走ったけど、口の中に張りついている「タイノエ」にハリが掛かかり、やりとりしている間に剥がれた。
■鯛の餌、タイノエ。とても俗っぽい名だけど標準和名である。この「えさ」って、いったい何なんだ?
            ■
■イソポーダと呼ばれる大きな大きな動物群がある。ギリシャ語で isosというのは「同じ」という意味、podosは「脚」という意味、イソポーダ isopodaは日本語では「等脚類」と呼ばれる。節足動物門の甲殻綱に属し、もともとは海産動物で、生息域は海岸から10000mの深海にまでおよぶ動物群なのだが、淡水や陸上にもいる。フナムシやワラジムシ、ダンゴムシなどが有名だ。
■タイノエは、このイソポーダの仲間になる。
■「等脚」というように、この仲間は七対の胸部の脚が歩行肢になり、その形は似る。胸脚は本来は八対だが最初の一対は口器になることが多く顎脚と呼ばれる。
■タイノエはマダイの口腔の上に、ぴったり張りついていることが多い。これが雌で大きい。よく見ると、あと数個体いることが多く、これらは小さくて雄である。タイノエは雄性先熟の雌雄同体で、最初に寄生したのが大きくなって雌になり、次に寄生したものは雄のままだ。雌は腹部に「育房」と呼ばれる保育室を持っており、そこで卵を保育し成虫に近い形の幼虫を産出する。
■口器で宿主に傷をつけて流れでる血を吸う。宿主特異性というのがあり、タイ科魚類に寄生するのはタイノエだ。マダイにはけっこう寄生している。「どきっ」とするが、実害はない。宿主が小さいと、口腔が変形し、いびつになることもあるが、まったく心配はない。
            ■
■おなじような仲間に、サヨリの鰓蓋などにつくサヨリヤドリムシがいる。これは外側にひっついているので驚くが実害はない。体や鰭にくっついているウオノコバンというのもいる。これは二本の黄色縦帯が目印だ。深海にすむ魚によくつくのがグソクムシで、深海になると巨大種が増えてダイオウグゾクムシなど体長40pになるという。見たくないよね。これらがイソポーダの仲間。
            ■
■コペポーダと呼ばれる動物群もいる。やはりギリシャ語で copeというのは「櫂」という意味、podosは「脚」という意味、コペポーダ copepoda は日本語では「撓脚類」と呼ぶ。撓とは撓むという漢字で、木偏でも書き、不撓不屈などの熟語にも使われるが、撓めた木の意から「櫂」のこともいう。カイアシ類とも呼ぶ。胸脚を舟の櫂のように使って泳ぎ、この名がついた。節足動物門の甲殻綱に属する動物でミジンコがよく知られている。
■コペポーダは熱帯から両極地方、水深10000mの深海からヒマラヤの標高5000mまですむ。コペポーダや、その幼生は、重要な海洋プランクトン(plankton=ギリシャ語で漂うという意味)で魚の餌になっている。ヒトは知らず知らず、魚を通じコペポーダを大食している。このコペポーダ、稚魚を食べたり魚に寄生する種も多い。
            ■
■俗に「うおじらみ」とも呼ばれる「カリグス」というのがいる。学名の属名から、そう総称されるが、5o前後の大きさで、丸い頭胸部に小さな胸部や腹部がついているような形だ。魚の体表や鰓につく。
■細長い黒いボディに白い尾がついた紐というか、まるで「タグ」というか、そんなものが魚の体にぶら下がっていることがある。サンマにつくものはサンマヒジキムシと呼ばれるが、これらは、その学名の属名から「ペンネラ」と総称される。数センチから数十センチもある長いもので、寄生虫とは気づかないかもしれない。
■魚の目玉から、1pほどの、妙なものが出ていることがある。メダマイカリムシなどのイカリムシ類だ。
■これらが魚につくコペポーダと呼ばれる寄生虫で、形態はさまざまである。数センチから数十センチと、大きく目立つので、気持ちは悪いが人への害はない。
            ■
■ここまでは、魚の外部に寄生して、よく目立つ寄生虫(パラサイト)を紹介したが、すべて人に対しての実害はない。気持ちが悪いだけだ。このほかに魚体内に寄生する「虫」類、さまざまな動物群は多く、淡水魚や汽水魚は人に害のあるものも多く寄生し、生食はできないのだが、海産魚で人に害のある寄生虫は少ない。
■その数少ない害虫、アニサキスをみてみよう。
            ■
■アニサキスは線形動物門に属する、いわゆる線虫類、ぎょう虫とか回虫が有名だ。アニサキスとは、学名の属名から、そう総称される。アニサキスは海産哺乳類につく寄生虫で、卵は糞とともに海水中に排出され、オキアミ類や、魚などを中間宿主として生活し、海産哺乳類の体内で成虫になる。人は終宿主ではないのでアニサキスの幼虫は人の体内で成虫にはなれない。
■そのため、アニサキス幼虫を人が食べてしまっても、ふつうは排泄されてしまう。ところが時に、数匹の幼虫が、人の胃腸壁に侵入して苦しめる。いわゆる「幼虫移行症」と呼ばれるもので、激しい腹痛、吐き気、そして嘔吐が症状。幼虫の穿入部位により胃アニサキス症、腸アニサキス症などと呼ばれる。
■サバ、ニシン、スルメイカ、アンコウ、ヒラメ、イワシ、タラ、サケ、サンマなどの北洋回遊魚を生食するときは、魚をよく見て調理し、腹部の筋肉はあつく切り取って捨てる。腹部周辺の幼虫侵入率が、ふつうは九割以上と高いので、内臓は生食しない。十分に煮たり焼いたりしておくと幼虫は死滅する。冷凍の場合はマイナス20度で24時間以上冷凍する。簡単な冷凍では死なない。虫体は傷を受けるとすぐ死ぬので、よく噛んで食べる。鮮魚を放置すると幼虫は内臓から筋肉に移行するといわれる、なるべくはやく内臓を取り除いておくとよい。
            ■
■さまざまな「虫」も知っておきたい。海が健康なら魚も健康であり、魚が健康なら虫にひどくやられることはない。お互い、いままで生き抜いてきたのだから。急に寄生虫が増えたりしたらおかしい。海が病んだのかもしれない。寄生虫は海の「健康状態」を教えてくれる。

初出●『磯釣りスペシャル』1999年11月号

[5492] Re:寄生虫>淡水魚は怖いよ… 
2003/3/23 (日) 23:49:50 竿徹
▼ 小西英人さん

>  まあ、ぼくもアユの背ごしや、アマゴの背ごしは好きですけど、やはり度胸が
> いるというか、生食は避けるべきです。


うぐ…やっぱし。海水魚の寄生虫はアニサキス位だそうですが淡水は怖い…?
宮崎は綾(アヤ)町の鮎は旨いですが、あそこの背ごしは最高ですよ。養殖場が
経営する民宿でしたから丼で頂きましたが。
もう少し暖かく成ったら(毛針の良い時期)熊本辺りに毛針やりに行くつもりです。
ヤマメの腹裂いた時「春雨」出て来たら、デジカメに残しておきましょう。
ここは沢山の魚出てきますが、寄生虫の怖さも知りたいですね。
ヤマメの寄生虫「春雨」ですが、川の流域に家が多いとこに良く見かけました。
でも、少ないですが源流近くでもいた事が有ります。ヤマメは上っていくから
寄生している可能性はあるんですが、こんな綺麗なとこで…と驚きます。

>  最後に『釣魚図鑑』から「パラサイト」を転載しておきますから、参考に
> してください。ウオノコバンの写真は、あすにでもアップしましょう。


読ませて頂きました。ちと生食は遠慮したくなります(^^ゞ
ウオノコバン是非見せてください。
ナカナカ魚釣れませんが、今後寄生虫見つけたら画像に残しておきたいと思い
ます。釣ったらむやみに刺身で食わずに検査しましょう…って料理しない奴は
見れないけど(^^;

[5497] 寄生虫>ウオノコバン(背側) 
2003/3/24 (月) 12:57:33 小西英人HomePage
◆画像拡大
ウオノコバン背側■1999年5月3日 宮崎県油津

 シロギスの尾鰭に寄生していた個体です。          英人

[5498] 寄生虫>ウオノコバン(腹側) 
2003/3/24 (月) 13:00:56 小西英人HomePage
◆画像拡大
ウオノコバン腹側■1999年5月3日 宮崎県油津

 背側で書き忘れましたけど、背側に2本の黄色縦帯があるのが特徴です。

 腹側で腹が大きく黄色くなっているのは、育房と呼ばれる物で、このなかには小さな子供たちがたくさん蠢いている。

                          英人
ps
 寄生虫の分かりやすい本の紹介がてら、また、あとで、書きましょう。

[5504] Re2:寄生虫>淡水魚は怖いよ… 
2003/3/24 (月) 14:07:06
▼ 竿徹さん
▼ 小西英人さん


私も過去の画像を持ってきました
http://fishing-forum.org/cgi-bin/zk_bbs/data/200302/4844.jpg

http://fishing-forum.org/cgi-bin/zk_bbs/data/200302/4846.jpg

そういえば以前、東京の目黒寄生虫館を見学に行ったら度肝ぬかれた(^^;

  忠

[5510] 寄生虫>ウオノエ科のなんかだね 
2003/3/24 (月) 14:45:19 小西英人HomePage
▼ 忠さん

 これはウオノエ科のなにかだね。タイ科魚類の口腔内についていたのかな?

 キビレアカレンコについていたの?

 それなら、ウオノエ科のタイノエとは違うかもしれないしタイノエかもしれないな。

 これも雌で、育房があって、子供がいるみたいです。

 ウオノコバンと同じく、イソポーダ、等脚類になります。

                           英人

[5513] Re:寄生虫>ウオノエ科のなんかだね 
2003/3/24 (月) 15:55:55 竿徹
▼ 小西英人さん 忠さん

竿徹です。綺麗な画像有難う御座います。
新作エイリアンのモデルに使えそうな気もしますが。
やっぱしフナムシに良く似てますね。これ餌にしたらチヌかなにか
釣れそうな気がします(^^;

これらの寄生虫は人間に刺したりとか無いでしょうか?
ガキの頃池でマツモムシを採って握ってたらチクッと刺された経験
があるもんでして。



[5519] Re2:寄生虫>ウオノエ科のなんかだね 
2003/3/25 (火) 00:06:20 渡辺謙司
▼ 竿徹さん
▼ 小西英人さん 忠さん


このタイプは瀬戸内のマダイの、特にチャリコ級にはたいていいますね。
大型のマダイでは見た事ないです。硬い餌と一緒に喰っちゃうんでしょうかね?
人間が試食した話しも聞きましたが、さすがにつまみにしようとは思いませんね。

上顎に食らいついているのを、雌の腹を壊さないように取り、次に小さい雄も取ります。
一般の人に魚をあげる時は、確実に除去してからでないと不気味がるでしょうからね。

こいつにまだ噛まれた事はありません。ひっぺがされたショックでおとなしいのかも?
マツモムシ、コオイムシ、ミズカマキリ、タガメ、タイコウチ、ゲンゴロウ、アメンボ等はチクリときますね。特に「ボート」の呼び名のマツモムシは短気みたいです。

先日、マハゼ釣りの河口で本虫に食いついたヒルっぽい虫は、まさしくエイリアン!
本虫から離したとたん口の中から「しゅしゅしゅ〜」と、5センチ程何か出た。
さらに細いのが「ぴぴぴぴぴ」と結局30センチ程伸びた。2メートル後ずさりした僕。
こんなに驚いたのも久し振りでしたが、海ん中もたいへんなんだなぁと思いました。

>

[5525] Re3:寄生虫>エイリアン 
2003/3/25 (火) 09:21:05 竿徹
▼ 渡辺謙司さん
   こん○○は 博多の竿徹です
 私は釣は好きですが偏ってまして、鯛はメイタ釣に行った時外道で手の平サイ
ズ釣った事有るが観察するほどは釣った事がないんです(^^;今カレイ釣にはまっ
てますが、寄生虫を発見するほど釣れない(今シーズン八連敗中)。昔へらやって
た頃は「穴あき病」が騒がれてました。その後ヤマメ釣になり今に至ってます。
ヤマメは養殖放流物。ごく稀に天然物。へらは管理釣場か野ベラ。釣った魚がこ
んなのばっかしですから、寄生虫にお目に掛からないんです(^^;

> 本虫から離したとたん口の中から「しゅしゅしゅ〜」と、5センチ程何か出た。
> さらに細いのが「ぴぴぴぴぴ」と結局30センチ程伸びた。2メートル後ずさ


これ怖いですね。あたしが遭遇したら同じりアクションやったと思いますよ。
細いのが「ぴぴぴぴぴ」と30cm…まさにエイリアンの幼生では…
あたしは最近ホンムシを購入しますが見た事無いですね。そんなのくっついて
たらその高価なホンムシ使わないでしょう(^^ゞ



[5526] Re:寄生虫>ウオノエ科のなんかだね 
2003/3/25 (火) 12:00:39 はこふぐ
みなさんこんにちは
僕も去年寄生虫見ました。真っ白いワラジムシみたいなやつです。クロメジナ約30cmとオキザヨリ約30cmのエラの部分にくっついていました。1cmくらいの寄生虫が小さいオキザヨリに3匹もついていたので驚きました。これもウオノエ科のなにかなんですね。

[5527] Re2:寄生虫>ウオノエ科のなんかだね 
2003/3/25 (火) 12:19:30 小西英人HomePage
▼ はこふぐさん

 ウオノエ科のタイノエは、口腔内、口の中、それも上部につきます。

 鰓についているのは、同じウオノエ科の、サヨリヤドリムシなどが多いようです。サヨリにつくのは有名なのですが、ほかの魚にもつくのでしょう。

                          英人

[5528] Re3:寄生虫>ウオノエ科のなんかだね 
2003/3/25 (火) 12:31:46 はこふぐ
▼ 小西英人さん
>  鰓についているのは、同じウオノエ科の、サヨリヤドリムシなどが多いようです。サヨリにつくのは有名なのですが、ほかの魚にもつくのでしょう。

メジナに付いていたのは何回か見たことがあります。

この寄生虫がついている魚を食べても平気なんですよね
でも、なんか気持ち悪いですよね。

[5529] Re4:寄生虫>ウオノエ科のなんかだね 
2003/3/25 (火) 12:41:33 小西英人HomePage
▼ はこふぐさん

 平気だけど気色悪いよね。寄生虫の本を読んで、みなさんに何か書こうと思うのだけど、写真など見ていると、体が痒くなってきて、厭になるんですよね。

                          英人

[5530] Re5:寄生虫>ウオノエ科のなんかだね 
2003/3/25 (火) 12:59:00 はこふぐ
▼ 小西英人さん
ホンと気持ち悪いです。「ウオノエ科のなにか」は体が固いからまだ良いけど、スルメイカについているやつは最悪ですね。とってしまえば平気なんだろうけど、刺身で食う気無くなります。

[5531] Re6:寄生虫>ウオノエ科のなんかだね 
2003/3/25 (火) 13:42:38 小西英人HomePage
▼ はこふぐさん

 スルメイカについてるのって、アニサキスと違うの?

 アニサキスは、ちょい難儀だよ。気をつけなきゃ。     英人

[5518] 本>『魚介類に寄生する生物』 
2003/3/24 (月) 23:40:44 小西英人HomePage
◆画像拡大
成山堂書店■ベルソーブックス009『魚介類に寄生する生物』
長澤和也 著・2001年■四六判・198ページ■本体価格1600円

 魚の寄生虫の本、いろいろありますが、一般的に書かれていて、まだリーズナブルな価格といえば、これだと思います。

 著者の長澤博士は、この分野の第一人者です。やさしくわかりやすく概説してくれています。

 このなかの「ヒトに寄生する生物」から、ちょっとだけ列挙してみましょう。

 ■横川吸虫  アユ・ウグイ・シラウオ
 ■肝吸虫   コイ科魚類・ワカサギ
 ■肺吸虫類  サワガニ・モクズガニ・アメリカザリガニ
 ■棘口吸虫類 ドジョウ・タナゴ類・ハゼ類
 ■異形吸虫類 ボラ・メナダ・シマイサキ・ハゼ類
 ■日本海裂頭条虫 サケ・マス類
 ■日本顎口虫 ドジョウ・ヤマメ・ウグイ
 ■ドロレス顎口虫 ブルーギル・ヤマメ?

 ああ厭になってきた、あといろいろあるようです。

 どうしても気になる人は、自分で調べてね。

                         英人
ps
■成山堂書店のHP
http://www.seizando.co.jp/

 上から目次をコピーしておきます。

成山堂書店■ベルソーブックス009

『魚介類に寄生する生物』

養殖研究所日光支所長
長澤和也 著

四六判・198ページ
本体価格1600円(税別)

- 内容紹介 -
 知られざる寄生虫の素顔
 サナダ虫やアニサキス等,とかく悪役と思われているがその実態はあまり知られていない。真の姿を知ればイメージが変わるかも。

- 主な目次 -
第1章 寄生生物の基礎知識
 寄生とは/どこに寄生するのか/どのように生活するのか/宿主範囲と宿主特異性/寄生生活への適応/寄生生物の分類と名前/寄生生物の種数

第2章 さまざまな寄生生物
 原生動物/ミクソゾア類/扁形動物/鉤頭動物/線形動物/節足動物/他の寄生生物

第3章 無脊椎動物の寄生生物
 貝類に寄生する多様な生物/未知な部分が多いイカ・タコ類の寄生生物/フクロムシの宿主はエビ・カニ・シャコ類/ウニ・ナマコ類に害を与える/ホヤ類につくシラミ

第4章 魚類の寄生生物
 養殖魚を苦しめる/愛魚家を悩ます寄生生物/水族館の魚にも寄生する/外国から来た寄生生物

第5章 寄生生物の生態あれこれ
 魚の生態と寄生数の関係/水草が多い場所では鉤頭虫が多い/川の淵と瀬にすむ魚では寄生数が違うのか/寄生数の季節変化/突然現れ消える寄生生物/異国の地で大暴れする/役に立つ寄生生物

第6章 賢い寄生生物
 広大な海で宿主を見つける/中間宿主の体色や行動を変える/砂の上を這いまわる貝類/魚の泳ぎを変える/延長中間宿主の利用/線虫の目覚し時計は魚のホルモン

第7章 問題を起こす寄生生物
 忙しい寄生虫相談/ミクソゾア類/吸虫類/条虫類/鉤頭虫類/線虫類/甲殻類/ヒトに寄生する生物

第8章 魚介類の寄生生物を調べる
 水族寄生虫学とは/水族寄生虫学の目標/魚介類の寄生生物を調べてみよう/おわりに

[5524] 本>『魚介類の寄生虫ハンドブック 第1巻』 
2003/3/25 (火) 08:33:20 小西英人HomePage
◆画像拡大
東京都■『魚介類の寄生虫ハンドブック 第1巻』
平成元年・42ページ・1240円

 東京都がだしている寄生虫の本です。

 42ページほどのハンドブックながら、カラー写真が多く、よく寄生虫がまとまっています。東京都市場衛生検査所に持ちこまれた事故や苦情から、まとめてあるので、実学的で、実情に近いと思われます。吸虫、条虫、線虫などの32種をまとめた第1巻と、鉤頭虫、櫂脚類、鰓尾類、蛭類、等脚類などの25種をまとめた第2巻があるのですが、第2巻は東京都に在庫がなくなったようです。

 購入法は下を見てください。

■東京都のHP
http://www.metro.tokyo.jp/POLICY/JOHO/BOOK/BUNYA/b_hoken.htm

                            英人

[5535] Re:本>『魚介類に寄生する生物』 
2003/3/25 (火) 16:36:25 竿徹
▼ 小西英人さん
       竿徹です お世話掛けます。

> 成山堂書店■ベルソーブックス009『魚介類に寄生する生物』
> 長澤和也 著・2001年■四六判・198ページ■本体価格1600円


これ、そこらの本屋には無いでしょうね。取り寄せでしょうか?
てめえが寄生虫の言い出し元になってますが、画像を見せてもらったり
体験談を聞いてると魚食うのが億劫になってきます(^^;



[5536] Re2:本>『魚介類に寄生する生物』 
2003/3/25 (火) 17:41:04
▼ 竿徹さん
こん○○は、忠です

> > 成山堂書店■ベルソーブックス009『魚介類に寄生する生物』
> > 長澤和也 著・2001年■四六判・198ページ■本体価格1600円

e-hon
http://www.e-hon.ne.jp/bec/EB/Top
には在庫あります

▼ 小西英人さん

東京都の本だと保健衛生関連で他の本をセット購入で職場で購入できるかな
上司に聞いてみよう!
怖いもの見たさで、ほんの少し興味がでた。

  忠

[5537] 目黒の寄生虫博物館 
2003/3/26 (水) 00:33:06 ぷいぷいユッケHomePage
『魚介類に寄生する生物』は、目黒の寄生虫博物館で去年の春に購入しました。

寄生虫に興味のある方は、是非、寄生虫博物館に行ってみるのもどうでしょうか。

寄生虫や、寄生されている魚なんかの標本が閲覧できます。

思っていたよりも規模が小さい所でしたので、
まぁ、ちょっと私は物足りなかったのですが、(^^;;
行くと行かないのとでは大違いだと思います。

検索でかかった上にあったHPを紹介しておきます。

「目黒寄生虫館へ行こうよ」
http://homepage2.nifty.com/callon/

釣りを長くやっていれば、一度は絶対に目にとまる存在ですよね。
私も苦手です。。。(^_^;;;

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