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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[6977] 投稿>ゴマサバですね 
  【魚図鑑参照】
2003/6/14 (土) 23:29:29 宮本克己
◆画像拡大
 今日は最初から最後までこの群れに追いかけ回されまして、おマツリ連発、仕掛けの交換率も著しく上昇しました。疲れました。

 お腹の中にはたっぷり卵が詰まったものもありました。これからが旬のゴマサバでしょうか?前の背びれがピンと立った状態で撮りたかったので、尾っぽを持ってズルズルあちこち引きずり回して刺激を加えていたため、撮ったところが少し暗くて体の模様が少しわかりにくくなってしまいました。おまけに背びれもちゃんと立ってないし...、サバ科の魚の撮影は難しい。

 この季節、刺身はちょっと怖いので、しめサバにしております。私は酢が効いたものが好きなので、一晩も漬け汁に浸しておきます。明日が楽しみ。

[6978] ゴマサバ>OKです 
2003/6/15 (日) 06:23:45 小西英人HomePage
▼ 宮本克己さん

 ゴマサバでOKです。

 どこ、釣りに行っていたの?           英人

[6979] Re:ゴマサバ>OKです 
2003/6/15 (日) 08:30:07 宮本克己
▼ 小西英人さん

 おはようございます。
 昨日は南房総富浦の港から船釣りに出かけていました。先週も三浦半島にて浅場のボート釣りの際ゴマサバ多数出没、今回でも上は20メートル、下は70メートルと縦横にとどまらず高低にも無尽に動き(泳ぎ)回っておられました。素手で取り込んでいたので指先が痛いです。

[6980] 図鑑>ゴマサバ>登録しました 
2003/6/15 (日) 21:01:48 小西英人HomePage
▼ 宮本克己さん

 ゴマサバの図鑑へのアップありがとうございました。登録しておきました。

                            英人

[6982] Re:投稿>ゴマサバですね 
2003/6/15 (日) 21:25:08 西潟正人
▼ 宮本克己さん
>  この季節、刺身はちょっと怖いので、しめサバにしております。私は酢が効いたものが好きなので、一晩も漬け汁に浸しておきます。明日が楽しみ。

怖いとはアニサキス腺虫のことと思われますが、北回帰しないゴマサバには寄生しないと聞いたことがあります。そのへんのこと、どうなんでしょう。それと、アニサキスは一晩の酢くらいでは死にませんよね。どうなんでしょう、小西さん。

[6983] Re2:投稿>ゴマサバですね 
2003/6/15 (日) 21:58:30 宮本克己
▼ 西潟正人さん

 ああああ、そういえば、私アニサキス経験者でした。
 今のところ第一回摂食後12時間、最終摂食後2時間経過しておりますが、あの強烈な痛みは発生していません(当時摂食から発症まで6時間と記憶しております)。

 「怖い」の表現は結構感覚的、よく生き腐れなんて聞きますもので、暑さ感じるこの季節は思わず恐怖を自ずと感じているでしょうね。胃酸の中で数時間もおれるのでしょうから、酢なんてチョロイものなのかも...、確かに本当のところどうなのでしょうか?

 痛み忘れて旨さ忘れられず、でもでも本当は刺身が最高、中でも冬のマサバなら...、なんてほざいておりますが、これも周りの意見から感覚的にそう思っているだけ?ゴマサバだってとてもとても美味しいはず、うん、美味しかった。

[6984] Re3:投稿>ゴマサバですね 
2003/6/16 (月) 01:20:06 西潟正人
▼ 宮本克己さん
みんなが旨い、旨いと言うもんだから、最近ゴマサバが高級魚扱いです。漁港の魚屋で”夏のゴマサバ!”なんて書いてあると、変なかんじ。ゴマのくせに〜、なんて言うひとは、今や魚を知る人。昔は魚知らず。まったく・・・。

[6986] Re4:投稿>ゴマサバですね 
2003/6/16 (月) 06:22:50 小西英人HomePage
▼ 西潟正人さん

 まあまあ、魚の旨さなんて気分的なものもあるかすから、まずいまずいと不当に扱われるよりはいいのではないでしょうか。

 ぼくは、昔からサバ類は好きで、寿司屋でもバッテラが好物です。けれども、むかし関西の乗合船が始まったころ、マサバでさえ、マアジの外道扱いで、走り回って、お祭り騒ぎを起こすものですから嫌われものでした。

 いまや高級魚、狙っても、なかなか釣れません。ゴマサバも高級になりました。

                         英人

[6985] ゴマサバ>アニサキスのことなど 
2003/6/16 (月) 06:18:07 小西英人HomePage
▼ 西潟正人さん

 たしかにイルカやクジラなどの海産哺乳類の寄生虫がアニサキスですから、マサバに比べて、やや南方系のゴマサバは、アニサキスが少ないとは思います。でも、このごろゴマサバも北に分布をひろげているようですよ。

 酢で、どれくらいの時間で死ぬのか知りませんけど、少々では死なないはずです。冷凍でいえばマイナス20度で24時間以上冷凍しなければならないようですから。

 それと、このごろ、サバ蕁麻疹のアレルゲンは、サバよりも、アニサキスにあることの方が多いこともわかってきたようです。

 アニサキスのことは、あまり書いていませんが、ぎょぎょ事典から「パラサイト」を転載しておきましょう。

                          英人


■『釣魚図鑑』(小西英人編著・週刊釣りサンデー・2000年)より転載
========================================================
魚あれこれ
ぎょぎょ事典B

それは海の病気を警告した! のかもしれない
パラサイト■

========================================================
■すううううぅぅぅぅいいいいぃぃぃぃっ…。
■群青の海に橙色の浮子が吸い込まれる。至福のひととき、時がのびたかスローモーションの映像が流れる。
■ばしっ。
■絶妙のところで竿を立て、がつんと手応え。嗚呼、この一瞬のため、おっちゃんは生きてきたのだった。
■ごんごんごんごんっ。
■「命」が弾ける。魚だ、魚だ。大きさはどれく…。
■ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ。
■竿も、道糸も、一瞬に力をなくし、吹き込まれた躍動する「命」が、ふと抜けてしまった。ああ。なぜ。
■あれえ。あれえ。あれえ。あれえ。変な黄色い餌がついている。こんな餌つけた覚え、絶対ないぞっ!?!?!?
            ■
■そんな経験をした人がいるだろうか。マダイが餌を食って走ったけど、口の中に張りついている「タイノエ」にハリが掛かかり、やりとりしている間に剥がれた。
■鯛の餌、タイノエ。とても俗っぽい名だけど標準和名である。この「えさ」って、いったい何なんだ?
            ■
■イソポーダと呼ばれる大きな大きな動物群がある。ギリシャ語で isosというのは「同じ」という意味、podosは「脚」という意味、イソポーダ isopodaは日本語では「等脚類」と呼ばれる。節足動物門の甲殻綱に属し、もともとは海産動物で、生息域は海岸から10000mの深海にまでおよぶ動物群なのだが、淡水や陸上にもいる。フナムシやワラジムシ、ダンゴムシなどが有名だ。
■タイノエは、このイソポーダの仲間になる。
■「等脚」というように、この仲間は七対の胸部の脚が歩行肢になり、その形は似る。胸脚は本来は八対だが最初の一対は口器になることが多く顎脚と呼ばれる。
■タイノエはマダイの口腔の上に、ぴったり張りついていることが多い。これが雌で大きい。よく見ると、あと数個体いることが多く、これらは小さくて雄である。タイノエは雄性先熟の雌雄同体で、最初に寄生したのが大きくなって雌になり、次に寄生したものは雄のままだ。雌は腹部に「育房」と呼ばれる保育室を持っており、そこで卵を保育し成虫に近い形の幼虫を産出する。
■口器で宿主に傷をつけて流れでる血を吸う。宿主特異性というのがあり、タイ科魚類に寄生するのはタイノエだ。マダイにはけっこう寄生している。「どきっ」とするが、実害はない。宿主が小さいと、口腔が変形し、いびつになることもあるが、まったく心配はない。
            ■
■おなじような仲間に、サヨリの鰓蓋などにつくサヨリヤドリムシがいる。これは外側にひっついているので驚くが実害はない。体や鰭にくっついているウオノコバンというのもいる。これは二本の黄色縦帯が目印だ。深海にすむ魚によくつくのがグソクムシで、深海になると巨大種が増えてダイオウグゾクムシなど体長40pになるという。見たくないよね。これらがイソポーダの仲間。
            ■
■コペポーダと呼ばれる動物群もいる。やはりギリシャ語で copeというのは「櫂」という意味、podosは「脚」という意味、コペポーダ copepoda は日本語では「撓脚類」と呼ぶ。撓とは撓むという漢字で、木偏でも書き、不撓不屈などの熟語にも使われるが、撓めた木の意から「櫂」のこともいう。カイアシ類とも呼ぶ。胸脚を舟の櫂のように使って泳ぎ、この名がついた。節足動物門の甲殻綱に属する動物でミジンコがよく知られている。
■コペポーダは熱帯から両極地方、水深10000mの深海からヒマラヤの標高5000mまですむ。コペポーダや、その幼生は、重要な海洋プランクトン(plankton=ギリシャ語で漂うという意味)で魚の餌になっている。ヒトは知らず知らず、魚を通じコペポーダを大食している。このコペポーダ、稚魚を食べたり魚に寄生する種も多い。
            ■
■俗に「うおじらみ」とも呼ばれる「カリグス」というのがいる。学名の属名から、そう総称されるが、5o前後の大きさで、丸い頭胸部に小さな胸部や腹部がついているような形だ。魚の体表や鰓につく。
■細長い黒いボディに白い尾がついた紐というか、まるで「タグ」というか、そんなものが魚の体にぶら下がっていることがある。サンマにつくものはサンマヒジキムシと呼ばれるが、これらは、その学名の属名から「ペンネラ」と総称される。数センチから数十センチもある長いもので、寄生虫とは気づかないかもしれない。
■魚の目玉から、1pほどの、妙なものが出ていることがある。メダマイカリムシなどのイカリムシ類だ。
■これらが魚につくコペポーダと呼ばれる寄生虫で、形態はさまざまである。数センチから数十センチと、大きく目立つので、気持ちは悪いが人への害はない。
            ■
■ここまでは、魚の外部に寄生して、よく目立つ寄生虫(パラサイト)を紹介したが、すべて人に対しての実害はない。気持ちが悪いだけだ。このほかに魚体内に寄生する「虫」類、さまざまな動物群は多く、淡水魚や汽水魚は人に害のあるものも多く寄生し、生食はできないのだが、海産魚で人に害のある寄生虫は少ない。
■その数少ない害虫、アニサキスをみてみよう。
            ■
■アニサキスは線形動物門に属する、いわゆる線虫類、ぎょう虫とか回虫が有名だ。アニサキスとは、学名の属名から、そう総称される。アニサキスは海産哺乳類につく寄生虫で、卵は糞とともに海水中に排出され、オキアミ類や、魚などを中間宿主として生活し、海産哺乳類の体内で成虫になる。人は終宿主ではないのでアニサキスの幼虫は人の体内で成虫にはなれない。
■そのため、アニサキス幼虫を人が食べてしまっても、ふつうは排泄されてしまう。ところが時に、数匹の幼虫が、人の胃腸壁に侵入して苦しめる。いわゆる「幼虫移行症」と呼ばれるもので、激しい腹痛、吐き気、そして嘔吐が症状。幼虫の穿入部位により胃アニサキス症、腸アニサキス症などと呼ばれる。
■サバ、ニシン、スルメイカ、アンコウ、ヒラメ、イワシ、タラ、サケ、サンマなどの北洋回遊魚を生食するときは、魚をよく見て調理し、腹部の筋肉はあつく切り取って捨てる。腹部周辺の幼虫侵入率が、ふつうは九割以上と高いので、内臓は生食しない。十分に煮たり焼いたりしておくと幼虫は死滅する。冷凍の場合はマイナス20度で24時間以上冷凍する。簡単な冷凍では死なない。虫体は傷を受けるとすぐ死ぬので、よく噛んで食べる。鮮魚を放置すると幼虫は内臓から筋肉に移行するといわれる、なるべくはやく内臓を取り除いておくとよい。
            ■
■さまざまな「虫」も知っておきたい。海が健康なら魚も健康であり、魚が健康なら虫にひどくやられることはない。お互い、いままで生き抜いてきたのだから。急に寄生虫が増えたりしたらおかしい。海が病んだのかもしれない。寄生虫は海の「健康状態」を教えてくれる。

初出●『磯釣りスペシャル』1999年11月号

[6988] Re: ゴマサバ>アニサキスのことなど 
2003/6/16 (月) 15:55:35 iwachanHomePage
西潟さん、宮本さん、英人さん、どうもです。(^^)/


寄生虫については、東京都保険局食品保健課のHPに詳しくあります。

http://www.kenkou.metro.tokyo.jp/shokuhin/musi/kiseif.html

僕も自分で釣ったサバで押し寿司を作って、軽い蕁麻疹が出たことがあるんですが
あれもアニサキスだったんでしょうか。
くわばらくわばら。


                       iwachan@群馬
                       keep clean our field.

-- CMN v0.31aβ -- & -- razzmatazz v1.05β --

[6992] Re2: ゴマサバ>アニサキスのことなど 
2003/6/17 (火) 00:08:02 小西英人HomePage
▼ iwachanさん

 東京都の情報ありがとうございます。

 こういう広報体制がしっかりしているのって、いいことですね。

                         英人

[6989] Re: タイの寄生虫 
2003/6/16 (月) 21:49:21 サラー
英人さん、ご無沙汰しています。
寄生虫の話、ちょっと安心しました。

というのも先月、友人の船で瀬戸内海の怒和島沖へメバル狙いで出かけたのですが、
メバルに混じって小さいながらマダイが釣れました。
帰ってさばいてみると、釣れた3匹全員の口の中(上顎)に肌色をしたフナ虫みたい
なのが張り付いています。
口からスプーンの柄で無理矢理はがして流しに捨てたのですが、他のゴミに混じって
ゆっくり手足を動かしている姿が気色悪くて、ちょっとげんなりしていたんです。

この虫はマダイだけにいたので何なんだろうと思っていましたが、すっきりしました。
タイノエ、初めて知りました。
今度タイが釣れたらこの虫をデジカメで撮って図鑑にアップしてやろうかしら(^^;

                                     サラー

[6993] Re2: タイの寄生虫 
2003/6/17 (火) 00:10:45 小西英人HomePage
▼ サラーさん

 タイノエ、雌も雄も写真あるよ。見たい?

 瀬戸内のマダイには、たいていついているようですね。

                        英人

[6999] Re3: タイの寄生虫 
2003/6/18 (水) 21:26:28 サラー
え?そんなのもあるんですか。
見たくないけど、見たいです。
雄と雌の両方をぜひ見せてください。

                サラー

[7000] Re4: タイの寄生虫 
2003/6/18 (水) 23:57:26 小西英人HomePage
▼ サラーさん

 暇見て、明日にでもアップしますね。      英人

[7003] 寄生虫>タイノエ>どうぞ見てください 
2003/6/19 (木) 10:07:52 小西英人HomePage
◆画像拡大
タイノエ■マダイの口腔の上についている大きいのが雌、左に見える小さいのが雄■1999年5月2日 宮崎県都井

 タイノエはマダイの口腔につく寄生虫です。分類を書いておきますね。

 ■節足動物門 甲殻亜門 軟甲綱 真軟甲亜綱 フクロエビ上目 等脚目 ウオノエ科

 ■タイノエ Rhexanella verrucosa (Schioedte et Meinert)

 雄性先熟の雌雄同体で、いちばん大きい雄が性転換して雌になり、あとは雄のままだ。マダイの口腔についた中で、一番大きいのが雌になって口腔の上について、口器で傷をつけ血を吸います。雌の腹には育房と呼ばれる保育室があって、ここで卵を保育して幼虫を産出します。

 詳しい生態史は知られていません。しかし宿主特異性があるようで、マダイについているのは、ほぼタイノエでいいようです。マダイの生活環のどこかに、きっちりといてるのでしょうねえ。

                          英人

[7004] 寄生虫>タイノエ>雌雄です 
2003/6/19 (木) 10:12:06 小西英人HomePage
◆画像拡大
タイノエ■上が雌の側面 下が雄の背面■1999年5月2日 宮崎県都井

 雌の育房は、ぱんぱんにふくらんでいます。産出直前だったようです。かわいそうにね。

 下は雄。ねじれているように見えるのは、ぼくが無理矢理剥がしたからではなくて、ちょっと左右不相称という、変わった体型をしています。雄の横にくっついている小さな虫が、産出された幼虫だと思います。

 このタイノエ、きちんと、キャッチアンドリリースしたから、生きていてくれたらいいのですが…。

                          英人

[7007] 寄生虫>タイノエ>これじゃあっ 
2003/6/19 (木) 19:25:34 サラー
英人さん、さっそくありがとう。
いま、娘二人とどアップのタイノエをわあわあいいながら見ています。

じつはさばいた当日、気持ち悪がられると癪なので子供達には黙っていたんです。
でも、こんなに綺麗な(^^;画像を見せられては黙っておれずパソコンの前に呼んで
鑑賞会をしました。

『キャーッ、なにこれ。』
『うわあ、きもちわるー。でもこのひと、こんなんをキャッチアンドリリースした
 なんて言ってるよ。』
『うそー、変なひと』

子供達には十分楽しんでいただけたようです。

しかし、何度見ても気持ち悪いですねえ。
英人さん、きれいで気持ち悪い画像をありがとう。
勉強になりました。
                                   サラー

[7009] Re:寄生虫>タイノエ>これじゃあっ 
2003/6/19 (木) 21:12:59 小西英人HomePage
▼ サラーさん

 ぼくも変だけど、鑑賞会するサラー一家も十分変だと思うな。

 でも、好奇心がかってしまうんですよねえ。     英人

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