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[12040] 地方名>いろいろありますけど… 
2004/7/12 (月) 14:59:34 小西英人HomePage
▼ みなさん

 地方名は文化である。それを標準和名という名の押しつけで汚すのは、中央の押しつけに他ならない…。

 みたいな議論をする人も多いようですが、そんなことはありません。地方名は大事にするべきです。これは、ほとんどの研究者も、そういいます。ただ、地方名で指している魚種が、どの種を指しているのかだけは、はっきりさせておくべきなのです。その意味で、地方名と、標準和名の関係をはっきりさせておくことは重要です。

 それを、押しつけというのだ…と怒る人も多いです。その場合、その人の指している地方名が、別にどの種であっても関係ないぜってというのと同じですから、ほかの人とのコミュニケーションを拒絶しているのと同じです。

 おれはOOOと呼ぶんだ!おまえがどう呼ぶ魚か知るか!文句あるか!

 というのと、似たようなことである場合が多いのです。

 別に魚など、なんでもいい人が図鑑を見て名前を調べるとも思えませんので、【WEB魚図鑑】でも、地方名を、将来的な課題として、ちょっと扱おうと思います。

 そのための仕込みを、ぼちぼちやりたいなと思います。

 ただし、いま、地方名といっても、ほんとうに文化のある地方名は廃れて、絶滅危惧種だと思われます。こういう地方名は忘れられ、もう『日本魚名集覧』に代表されるような文献にしか残っていないでしょう。

 そういう地方名を、いまから採録すること不可能ですから、いま使われている魚名を採集していきたいと思います。

 そういう意味で、ここで扱う「地方名」とは、標準和名以外の「呼び名」を指します。釣り人の「俗称」、市場などで使われる「流通名」や「商品名」、こういうのが、ほとんどになると思います。もちろん、これらの言葉の中には、伝統ある地方名が、そのまま受け継がれているものも多くあります。とにかく地方名を広く考えて、ここでは、確実なものだけを集めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 下に参考例を書いておきます。

■ちぬ・茅渟(関西方面でクロダイのこと)
■まちぬ・真茅渟(関西方面でクロダイをキチヌと分けるときにいう。ふつうクロダイとキチヌは分けて呼ぶ。キチヌの方が簡単に釣れるので、釣り人は、クロダイの方が偉いと思っている)
■きびれ・黄鰭(関西方面でキチヌ。標準和名のキチヌと呼ぶ地方はあるのだろうか?)

■あかめばる・赤眼張(大阪の流通名でカサゴなど、また、ウスメバル、トゴットメバルを混称することもあるようだ)

■おきめばる・沖眼張(ウスメバル・トゴットメバルを混称する)

 などと、それぞれの地方の名前を、少しづつ書いていただけたら嬉しいです。

ヘッダーは

地方名>OO類の大阪での呼び名

 などとしてくれたら、いいです。この発言にぶら下げてください。

 あやふやなのとか、文献を引用するだけのものは、やめてくださいね。あくまでも、その地方でいる釣り人や、魚好きが、実感している、いまの「呼び名」をアップしてください。

 文献から引用するのは、ぼくの方でもできますから…。

                         英人

[12042] 地方名>カサゴの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 21:16:16 あららHomePage
というヘッダーの付けかたで良いのでしょうか?
面白そうなので。

カサゴ限定ではなく、カサゴ科は全般的にこの呼び名のようですが・・・
宮崎(県北地区)・・・ガガラが一般的だけどガシラも聞く
宮崎(県中央)・・・・ホゴ

ちなみに、鹿児島・熊本ではガラカブ・アラカブいずれの呼び方もありますね。
私の親父は宮崎でも山手のえびの市に住んでまして釣り場が鹿児島県の長島によく行ってましたのでガラカブと子供の頃から聞いてました。

[12050] 地方名>カサゴの宮崎>ががらですね 
2004/7/12 (月) 22:03:56 小西英人HomePage
▼ あららさん

 「ががら」というのははじめて聞きました。徳島では「ががね」といいます。

 「ほご」は、愛媛もいいます。

 紀州で「がしら」というので、大阪の釣り人も、がしらになり、これが在阪の釣り雑誌の通称になっていて、関西では、がしらという感じが強くなってきていると思います。「あらかぶ」もたぶん九州では、一般的ですね。これも釣り雑誌の影響かな?

 カサゴ科とうのはなくて、フサカサゴ科のカサゴ属になります。たぶん赤っぽい体色で、棘のごつごつした、イソカサゴとか、ひょっとするとムラソイ類まで指すのでしょうか。ちょっと範囲が難しいから、いちおう図鑑上では、カサゴだけにしておきましょうか。

■ががら(宮崎県北部でカサゴのこと)

■ほご(宮崎県中央部でカサゴのこと)

■あらかぶ(鹿児島・熊本でカサゴのこと)

■がらかぶ(鹿児島・熊本でカサゴのこと)

 という形でいきましょうか。            英人

[12056] 地方名>カサゴの広島・呉での呼び名 
2004/7/12 (月) 22:21:39 きくやの常連
▼ あららさん
▼ 小西英人さん


あららさん、お久しぶりです。

僕の故郷の広島県、呉地方もカサゴのことを「ほご」や「ほごめばる」と呼んでいますよ!
ただ、他のカサゴ類についてそう呼んでいるかどうかはよく分かりませんが、僕はカサゴのことだけを指すんじゃないかと思います。

呉のことは渡辺謙司さんに聞いたほうが間違いないかもしれませんね。

[12061] Re:地方名>カサゴの広島・呉での呼び名 
2004/7/12 (月) 22:32:34 あららHomePage
▼ きくやの常連さん

> 僕の故郷の広島県、呉地方もカサゴのことを「ほご」や「ほごめばる」と呼んでいますよ!

だんだん面白くなって、パソコンから目が離せません。

■ほご(宮崎県中央部でカサゴのこと)と小西さんの書き込みでありますが、これはちょっと呼ばれる地域を調べたほうが良いのかも知れませんね。

[12066] Re2:地方名>カサゴの広島・呉での呼び名 
2004/7/12 (月) 22:43:08 小西英人HomePage
▼ あららさん
▼ きくやの常連さん



■ほご(宮崎県中央部でカサゴのこと)

■ほご(愛媛県、広島県など瀬戸内西部でカサゴのこと)

 としましょうか。

 たぶん北九州では、あまり「ほご」と呼ばないような気がします。瀬戸内西部でも呼ばないと思います。

                      英人

[12084] Re:地方名>カサゴの長崎での呼び名 
2004/7/13 (火) 00:24:00 服部堂
 カサゴは、私の実家の長崎では「あらかぶ」です。それ以外の名称は聞いたことがありません…。
 高校時代を過ごした福岡県でも「あらかぶ」で通用しました。やっぱりそれ以外の名前は知りませんでした。

 私は今大阪在住ですが、こちらに引っ越してからスーパーで「がしら」を見て、「これ、あらかぶやん!」と思い、図鑑を買って調べてみると、どうも「カサゴ」というヤツらしい…。これが地方名や標準和名という概念に興味を持ったきっかけでした。ガキの頃から釣り続けていた魚なのに、結構いい値段がついていたのにも驚きましたが。

 大阪で釣りに興ずる今となっては「がしら」という名前に慣れてしまいましたが、実家に帰ったときに「あらかぶの味噌汁」をいただくと、やっぱりこの魚は「あらかぶ」やんなぁなんて、妙に感傷的になります。

[12043] 地方名>アイゴの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 21:24:39 あららHomePage
宮崎に限らず、広域で呼ばれてると思いますが、宮崎だとアイゴと言って判る釣り人が少ないでしょう。

その名は「バリ」ですね。

こんな感じでいいのかなぁ・・・

[12052] Re:地方名>アイゴの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 22:08:27 小西英人HomePage
▼ あららさん

 「ばり」「ばりこ」は広いですね。西日本といってもいいのではないでしょうか?

 尿(いばり)からきているということになっていますね。あの臭いを、小便臭いと思ったのでしょう。

■ばり(西日本各地)

■ばりこ(西日本各地)

 にしましょうか。西日本各地は、広すぎるという人はいますか?

                           英人

[12071] Re:地方名>アイゴの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 23:32:37 服部堂
▼ あららさん

 初めまして。失礼します。
 アイゴの地方名が気になりまして…。

 私の実家の長崎県西彼杵郡では、アイゴの成魚のことを「やあ」もしくは「やー」と呼びます。「や」よりも「あ」もしくは「−」を高音で発音する感じです。幼魚は「ばり」「ばりこ」と呼ぶのですが…。

 同じ九州ですが、宮崎の方ではそんな呼び名はありませんか??


[12072] Re2:地方名>アイゴの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 23:45:50 小西英人HomePage
▼ 服部堂さん

 変わった名ですね。はじめて聞きました。

 内田恵太郎博士の『さかな異名抄』をみますと、長崎で、「やあのうお」「やのうお」となっていますね。

 内田恵太郎は、日本の「稚魚屋」の創始者ですが、九州大学でしたので、九州の魚名は詳しいと思われます。ついでに書けば、宮崎では「うみあい」「うみあゆ」とあります。

 なんで、やあなんでしょうね。

■やあ(長崎県でアイゴ)
■やー(長崎県でアイゴ)

                          英人

[12074] Re3:地方名>アイゴの三重(志摩)での呼び名 
2004/7/12 (月) 23:52:51 よど
三重県志摩地方では,アイゴのことは
アイと呼びます。
地方名と言って良いのかどうか解りませんが・・・

[12080] Re4:地方名>アイゴの三重(志摩)での呼び名 
2004/7/13 (火) 00:12:09 小西英人HomePage
▼ よどさん

> 三重県志摩地方では,アイゴのことは
> アイと呼びます。


 「あい」は関西で広く呼ばれていると思います。「ご」は魚を指す接尾語ですので、もともと「あい」なんでしょうね。

■あい(広く関西地方でアイゴ)

                          英人

[12085] Re3:地方名>アイゴの宮崎での呼び名 
2004/7/13 (火) 00:32:57 服部堂
▼ 小西英人さん

「やあのうお」っていう名前があるんですね。「やあ」もそれほどズレているわけじゃなかったんだ。

 ものすごいローカルな名前なのかもと思っていましたが、かなり嬉しいです。ありがとうございました。

[12093] Re4:地方名>アイゴの宮崎での呼び名 
2004/7/13 (火) 22:31:48 KUROZEN
▼ 服部堂さん
> 「やあのうお」っていう名前があるんですね。「やあ」もそれほどズレているわけじゃなかったんだ。

突然の割り込みすいません。いつも拝見させて貰っています。
私は実家が野母なんですが、子供の頃から、この辺では
「やあのい(う)を」って言います。
隣同士の地区でも微妙に違うことがあるんですね。

ちょっと、はしたないですが「ションベンしかぶり ヤーノイヲ」
っていう風な事を妙なリズムに乗せて、言ってました。
「刺されたら小便をかけるとよい」というような言い伝え?
からきてるのかな。


[12094] Re5:地方名>アイゴの宮崎での呼び名 
2004/7/13 (火) 22:35:21 小西英人HomePage
▼ KUROZENさん

 情報、ありがとうございます!

 こういう地方名は、生き残って欲しいですけどね。    英人

[12102] Re5:地方名>アイゴの宮崎での呼び名 
2004/7/14 (水) 07:16:28 小西英人HomePage
▼ KUROZENさん

> 「やあのい(う)を」って言います。

■やあのいを●アイゴ●長崎●(長崎でアイゴ)

                        英人

[12044] 地方名>イスズミの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 21:30:42 あららHomePage
シツオ・・・です。

失禁からこの呼び名が付いたと聞きますが、とにかく糞を垂れるので。

ヒツオ・・・も良く聞きます。

シツオがなまったものかと思ってたのですが、感覚的には7:3ぐらいの感じで呼び名が釣り人によって変わります。

どうも鹿児島や鹿児島の離島でも、この呼び名のように聞きます。

[12053] Re:地方名>イスズミの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 22:11:11 小西英人HomePage
▼ あららさん

 この名前は知りません。関西でよく言う、「ばばたれ」ですね。これクロダイの子にもいいますが。大阪で、ばばは糞で、糞垂れが、ばばたれです。

■しつお(宮崎でイスズミ類)

■ひつお(宮崎でイスズミ類)

 としましょうか。                 英人

[12045] 地方名>タカノハダイの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 21:33:19 あららHomePage
これは、タカノハダイという名を知るまでに時間を費やしました。

「ヒダリマキ」が宮崎の標準ですね。

でもこれも広域なんでしょう・・・



[12054] Re:地方名>タカノハダイの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 22:15:59 小西英人HomePage
▼ あららさん

 「ひだりまき」は広いのでしょうね。

■ひだりまき(西日本各地でタカノハダイ)

 でいいかな。               英人

[12075] Re2:地方名>タカノハダイの三重(志摩)での呼び名 
2004/7/12 (月) 23:55:54 よど
あららさん
小西さん

志摩では,
タカノハダイ→ショウベンタレ
ミギマキ→ヒダリマキ
です。
ユウダチタカノハにも名前があったのですが・・・
忘れました。確認しておきます。

[12081] Re3:地方名>タカノハダイの三重(志摩)での呼び名 
2004/7/13 (火) 00:14:18 小西英人HomePage
▼ よどさん

> 志摩では,
> タカノハダイ→ショウベンタレ
> ミギマキ→ヒダリマキ


 ミギマキとタカノハダイを分けているのですね。えらいなあ。どちらも、いい意味ではないようですが…。

■しょうべんたれ(三重志摩でタカノハダイ)

■ひだりまき(三重志摩でミギマキ)

                         英人

[12046] 地方名>ニセカンランハギの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 21:37:03 あららHomePage
これはマイナーな呼ばれ方だと思いますが、宮崎県南の年配の方々の呼び名です。

「アブラコベ」

それこそニセカンランハギを、「ニセカンランハギだっ!」って呼ばれた方に会った事がありません。私ぐらいです。

[12055] Re:地方名>ニセカンランハギの宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 22:17:17 小西英人HomePage
▼ あららさん

■あぶらこべ(宮崎でニセカンランハギ)

 にしておきましょうか。これは知りません。「脂頭」の意味なのかな?

                         英人

[12047] 地方名>ヒラアジ系の幼魚の宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 21:44:22 あららHomePage
「エバ」です。

ギンガメアジ・ロウニンアジ・イトヒキアジいずれもエバ。

メッキという言い方もしますけど、これは基準がいまいち判りません。

とにかくストアーでも、おばちゃん達も、釣り人も皆、エバですね。

[12057] Re:地方名>ヒラアジ科の幼魚の宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 22:28:31 小西英人HomePage
▼ あららさん

 ヒラアジ科って、ありません。アジ科です。

 「えば」は、範囲と地方が難儀ですね。

 いちおう九州としましょうか。魚種は、平たい南方系のアジ科の幼魚で、銀色に光る魚は、すべて指すのでしょうね。

 「めっき」というのは、たぶん紀州の、平たいアジ科の幼魚を指す言葉でしたが、釣り雑誌がせっせと書いたので、たぶん西日本では通用すると思います。

■えば(九州で、南方系のアジ類の幼魚で、平たく体色が銀色のものを総称する)

■めっき(紀州で南方系の平たいアジ類の幼魚で、メッキしたようにきらきら光るものを総称する。それぞれの同定が難しく、関西の釣り雑誌が、めっき釣りと書きたてたので、関西全域に広がっている。ギンガメアジ、ロウニンアジ、オニヒラアジ、カスミアジなどの幼魚が多い)

 というので、どうでしょうか?          英人

[12059] Re2:地方名>ヒラアジ科の幼魚の宮崎での呼び名 
2004/7/12 (月) 22:31:12 あららHomePage
▼ 小西英人さん

>  ヒラアジ科って、ありません。アジ科です。

はい!

書き込んでいたものを眺めながら、間違ってたと思い「ヒラアジ系」と修正してしまいました。怒られるなと思って(笑)

[12076] Re3:地方名>ヒラアジ類幼魚の三重(志摩)での呼び名 
2004/7/12 (月) 23:59:18 よど
あららさん
小西英人さん

いわゆるメッキ類ですが,志摩では
カメアジと呼んでいます。
普通のアジと比べて,亀の甲の様にまるっこいからだそうです。
「ギンガメアジ」の「ガメ」もそうなんでしょうか?

[12083] Re4:地方名>ヒラアジ類幼魚の三重(志摩)での呼び名 
2004/7/13 (火) 00:23:31 小西英人HomePage
▼ よどさん

> いわゆるメッキ類ですが,志摩では
> カメアジと呼んでいます。
> 普通のアジと比べて,亀の甲の様にまるっこいからだそうです。
> 「ギンガメアジ」の「ガメ」もそうなんでしょうか?


 ギンガメアジは、たしか漢字であてれば銀河眼鰺だったと思います。榮川省造は『新釈魚名考』で、銀紙鰺が転訛したのだろうというようなことを書いています。長崎では、「銀紙あじ」と呼ぶと聞いたこともあるのですが、ほんとうでしょうか?

■かめあじ(三重志摩で、南方系のアジ類の幼魚で、平たく体色が銀色のものを総称する)

                          英人

[12048] 地方名>ブダイの宮崎での呼ばれ方 
2004/7/12 (月) 21:55:48 あららHomePage
「イガメ」ですが、以前はアオブダイ限定で呼ばれていると思ってました。

でも、釣り場で年配の方がブダイ・アオブダイの区別なしに「イガメ」と呼んでます。ブダイの仲間すべてかも知れません。ヒブダイもイガメでした。

[12058] Re:地方名>ブダイの宮崎での呼ばれ方 
2004/7/12 (月) 22:30:23 小西英人HomePage
▼ あららさん

 この呼び名は知りませんでした。

■いがめ(宮崎で、ブダイ、アオブダイ、ヒブダイなどをいう)

 とでも、しておきましょうか。              英人


[12049] 地方名>カワハギの宮崎での呼ばれ方 
2004/7/12 (月) 21:58:49 あららHomePage
「キンツ」です。

これは地方紙でもキンツか、キンツハギのいずれかで呼ばれてます。以前釣りを始めた頃、どんな魚だろうと思いをはせた事がありました。

あくまでもカワハギが「キンツ」であり、ウマズラハギは「ウマズラ」です。ここはしっかり区別されているよう。

[12060] Re:地方名>カワハギの宮崎での呼ばれ方 
2004/7/12 (月) 22:32:15 小西英人HomePage
▼ あららさん

 これも知らないなあ。

■きんつ(宮崎でカワハギのこと。ウマヅラハギは指さない)

■きんつはぎ(宮崎でカワハギのこと。ウマヅラハギは指さない)

 でいきましょうか。              英人

[12051] 地方名>フエダイの宮崎での呼ばれ方 
2004/7/12 (月) 22:04:41 あららHomePage
「シブ」です。時々「シブダイ」と言われる方もいらっしゃいます。

ちなみにクロホシフエダイは「クロテンシブ」←これは、ごく一部かも。

ホシタルミと言う呼び名もわずかながら聞きます。

[12064] Re:地方名>フエダイの宮崎での呼ばれ方 
2004/7/12 (月) 22:37:24 小西英人HomePage
▼ あららさん

 この辺はシビアに書いておきましょうか。

■しぶ(宮崎でフエダイ)

■しぶだい(宮崎でフエダイ)

■くろてんしぶ(宮崎でクロホシフエダイ)

■ほしたるみ(宮崎でフエダイ)

 でいきましょうか。

 あららさん、ぼくが書いたので、間違えがあれば書いてね。他の人も、この魚名に関することは、ぶら下げて書いてください。

 ツリーが大きくなっても大変なので、違う地方名を書きたい人は、新規の発言をたてて、ヘッダーを地方名としてくださいね。

                            英人
ps
 西日本の呼び名は、なんとなく見当がつくけど、東日本を、あまり知らないから難儀だなあ。

 ぶつぶついっても仕方がないから、がんばろっと。

[12062] Re:地方名>いろいろありますけど… 
2004/7/12 (月) 22:36:15 安藤 秀樹
▼ 小西英人さん

地方名:メゴチ(瀬戸内海沿岸) 標準和名:スズキ目ネズッポ科ネズミゴチ
地方名:グレ(瀬戸内海沿岸)  標準和名:スズキ目メジナ科メジナ
地方名:ギザミ(広島広域)   標準和名:スズキ目ベラ科キュウセン

とりあえず出身の広島で通じる地方名をあげておきます。

瀬戸内でいうメゴチとはネズミゴチでカサゴ目コチ科のメゴチとは別物です。

[12067] 地方名>広島>いろいろ… 
2004/7/12 (月) 22:57:23 小西英人HomePage
▼ 安藤 秀樹さん

 ありがとうございます。

> 地方名:メゴチ(瀬戸内海沿岸) 標準和名:スズキ目ネズッポ科ネズミゴチ

 そうですね。

■めごち(瀬戸内沿岸でネズッポ科魚類を総称する。ネズミゴチ、トビヌメリ、ハタタテヌメリ、ヤリヌメリなどが多い)


 もうひとつ、たぶん瀬戸内海東部で多いのが「てんこち」ですね。

■てんこち(瀬戸内海東部でネズッポ科魚類を総称する)

> 地方名:グレ(瀬戸内海沿岸)  標準和名:スズキ目メジナ科メジナ

 「ぐれ」は、たぶん、紀州や徳島の呼び名で、そう広くはなかったと思います。和歌山県の潮岬や、徳島の牟岐などが、昔から、この釣りをしていて、それを釣り雑誌が書きたてて、関西というか、九州をのぞく西日本に広まったと思われます。下のようにしましょうか。「尾長」と「口太」については、またの機会に、ゆっくり書きましょう。

■ぐれ(紀州、徳島の地方名だったと思われるが、磯釣りブームで、関西の釣り雑誌が書きたてたので、九州をのぞく西日本の呼び名になった)

> 地方名:ギザミ(広島広域)   標準和名:スズキ目ベラ科キュウセン

 これは、もう広島の呼び名ですね。ぼく、広島にも3年ほど住んでいたのでwかります。

■ぎざみ(広島地方で、キュウセン)

                        英人

[12063] 地方名>フエフキダイの宮崎での呼ばれ方 
2004/7/12 (月) 22:37:05 あららHomePage
まだありました。

「クチミ」「クチビ」です。

これは、時々見る魚拓に魚名で書かれてます。最初は何の魚だか、まったく想像できませんでしたが、いつの間にか頭に入ってました。

ハマフエフキの事なのでしょうが、とにかく大型の魚拓でよく見ます。

[12069] Re:地方名>フエフキダイの宮崎での呼ばれ方 
2004/7/12 (月) 23:08:38 小西英人HomePage
▼ あららさん

 フエフキダイ科は「くちび」と呼ばれることが多いようです。

 口の中が赤いので、口緋、もしくは口火だろうなどと言われています。

 標準和名にも、ホオアカクチビとか、ムネアカクチビとか、入ってきています。

 これ、どうしましょうかね。まあ、本州で釣れるフエフキダイ科はハマフエフキが多く、あと、イトフエフキとか、メイチダイとかは、くちびと呼ばないでしょうから、関西でと広げておいて、ハマフエフキにしましょうか。くちみは、くちびの転訛だと思われます。

■くちび・口緋・口火(関西でハマフエフキ。フエフキダイ科は口の中が赤いものが多く総称する場合もあるようだ)

■くちみ(関西でハマフエフキ。くちびの転訛だと思われる)

                           英人

[12082] 地方名>岡山南部 
2004/7/13 (火) 00:18:04 KOUJI
取り敢えず羅列のみ。
気に成る魚種は突っ込んで下さい。

海水魚

クロダイ   ちぬ
キチヌ    きびれ
メバル    うきそ くろめばる
カサゴ    あかちん あかめばる
イトヒキハゼ ててかみ てかみ
キジハタ   あこう
ボラ     いなご→いな→ぼら
メナダ    あかめ しくち しゅくち
サッパ    ままかり
コノシロ   つなし
ヒイラギ   けっけ
ウシノシタ類 げた
アイナメ   あぶらめ
キュウセン  ぎざみ
ネズミゴチ  めごち ずるごち てんこち
スズキ    せいご→せいorはね→すずき
イシダイ   さんばそう←若魚まで
メジナ    ぐれ
ブリ     つばす→やずorはまち→ぶり
コブダイ   こぶ かんだい
アイゴ    ばり


淡水魚は自分が釣っていた頃の呼称。

アマゴ   ひらめ
オイカワ  はえ
カワムツ  もつ (あかまち←広島北東部)
アブラハヤ どろばえ
タカハヤ  どろばえ
タナゴ類  かめんた
ドンコ   ゆーじん

[12086] Re:地方名>岡山南部 
2004/7/13 (火) 00:33:25 小西英人HomePage
▼ KOUJIさん

 ちょっと、ぼおっとしてきました。

 また、あした考えて書きこみますね。関西で広いのもまじっていますからね。岡山独特のも多いなあ。瀬戸内は魚に敏感ですものね。ぼくも小学生時代は岡山のお向かいの高松で住んでいたからね。

 おやすみなさい。               英人

[12087] 地方名>岡山南部>整理してみました 
2004/7/13 (火) 17:54:57 小西英人HomePage
▼ KOUJIさん

> クロダイ   ちぬ
> キチヌ    きびれ


 ちぬはいいけど、きびれを岡山で言うのは、釣り雑誌などの影響ではないのかしら?

 ぼくは、「きびれ」は、もともと大阪近辺だけのいい方ではなかったかと疑っています。

■ちぬ・茅渟(関西方面でクロダイのこと)
■まちぬ・真茅渟(関西方面でクロダイをキチヌと分けるときにいう。ふつうクロダイとキチヌは分けて呼ぶ。キチヌの方が簡単に釣れるので、釣り人は、クロダイの方が偉いと思っている)
■きびれ・黄鰭(関西方面でキチヌ。標準和名のキチヌと呼ぶ地方はあるのだろうか?)

 としていましたが、

■ちぬ・茅渟(九州をのぞく西日本でクロダイのこと、ちぬという魚名はかなり古い)
■ちん(九州・沖縄でクロダイ、ちぬの転訛だと思われる)
■まちぬ・真茅渟(関西方面でクロダイをキチヌと分けるときにいう。ふつうクロダイとキチヌは分けて呼ぶ。キチヌの方が簡単に釣れるので、釣り人は、クロダイの方が偉いと思っている)
■ほんちぬ・本茅渟(関西方面でクロダイ、まちぬの項参照のこと)
■きびれ・黄鰭(関西方面でキチヌ。釣り雑誌など影響で、西日本で広く使われている。標準和名のキチヌと呼ぶ地方はあるのだろうか?)

 と、変えましょうか。岡山で古くから、きびれと呼んでいたのなら、怒ってくださいね。また直します。

> メバル    うきそ くろめばる

■うきそ(岡山でメバル)
■くろめばる・黒眼張(岡山でメバル)

> カサゴ    あかちん あかめばる

 これ、大阪の魚屋さんや、スーパーでは、たいてい、「赤眼張」となっていて、なんとなく腹が立っていて、流通名かと思っていましたが、産地の岡山の魚名が、そのまま流れこんできているのでしょうかね?

■あかちん(岡山でカサゴ)
■あかめばる・赤眼張(岡山でカサゴ)

> イトヒキハゼ ててかみ てかみ

 これは釣ったら、すぐに分かりますよね。指を、かぷっと「かぶられ」て、驚きます。めっちゃ痛いわけではないのですが、小魚なのに、案外強いから、驚くのです。たぶん、瀬戸内ではいいます。手咬み、手手咬み、ですね。

■てかみ・手咬(瀬戸内地方でイトヒキハゼ、小魚なのに顎の力が強く咬みついてきて驚かされるから)
■ててかみ・手手咬(瀬戸内地方でイトヒキハゼ)

> キジハタ   あこう

 赤魚と書いて「あこう」と読みますから、ぼくはアコウダイなどと同じ意味だと思っていましたが、榮川省造氏は、「あこ」「あこお」で、「あ」はアジなどと同じ愛称語であり、「こ」は魚名語尾で、旨い魚の意味だろうと書かれています。なるほどです。瀬戸内でキジハタを「あこう」といいますが、本来は「あこお」だったのかもしれません。

■あこう(瀬戸内地方・大阪湾でキジハタ)

> ボラ     いなご→いな→ぼら
> メナダ    あかめ しくち しゅくち


■いなご(各地でボラの幼魚、若魚)
■いな(各地でボラの若魚)
■あかめ・赤眼(岡山でメナダ)
■しゅくち・朱口(瀬戸内でメナダ)
■しくち・朱口(瀬戸内でメナダ)

 ちょっと「あかめ」と呼ぶ地方がわかりませんので、かたい、岡山だけにしておきますね。朱口をボラと混称すると書いている文献もありますが、釣り人は、わけていますよね。

> サッパ    ままかり

 これは、有名になりましたね。あまりに美味しくてご飯がなくなり、隣に借りに行くから、飯借といわれています。

■ままかり・飯借(岡山を中心とする瀬戸内でサッパ)

> コノシロ   つなし

 これは万葉集にでもでてくる由緒ある魚名らしいです。

■つなし(関西でコノシロ)

> ヒイラギ   けっけ

 知りませんでした。榮川省造氏によると、けっっけとは「びり」のことであり、『分類漁村語彙』というのに、「臭気が強く、魚の内の下品なり、その故に、<ケッケも、トトのうち>という諺がある(岡山方言)」という記述があります。高知では「にろぎ」で人気があるのに、岡山では、ぼろくそですね。

■けっけ(岡山でヒイラギ)

> ウシノシタ類 げた

■げた(岡山でウシノシタ類)

> アイナメ   あぶらめ

 あぶらめは各地でいいますね。なぜ「脂」なんだろうと思いますが、榮川氏にいわせると、脂は「旨い肉」の意味で、「め」は魚名語尾ということです。納得します。

■あぶらめ・脂魚(各地でアイナメ)

> キュウセン  ぎざみ

 これ、岡山もいうのですか?

> ネズミゴチ  めごち ずるごち てんこち

 めごちは瀬戸内西部、テンコチは瀬戸内東部でいうと思いますが、瀬戸内中部の岡山ではどちらもいうのですね。

■ずるごち(岡山でネズミゴチ)

> スズキ    せいご→せいorはね→すずき

 これは西日本各地だと思います。

■せいご(西日本各地でスズキの幼魚)
■せい(西日本各地でスズキの幼魚)
■はね(西日本各地でスズキの若魚)

> イシダイ   さんばそう←若魚まで

 これ、ほんとうは地域限定バージョンだったと思うのですが、おもしろいので、古くから釣り雑誌などに書かれてきました。それで西日本に広まったのだと思います。ほんと三番叟の烏帽子の模様と同じですものね。どう書こうかな…。

■さんばそう・三番叟(イシダイの幼魚は、黄色と黒の縞になっており、これが能の三番叟の烏帽子に似ているから、こう呼ばれる。釣り雑誌に古くから、そう書かれて、西日本では広く使われる)

> メジナ    ぐれ

 これ、もう書きました。

> ブリ     つばす→やずorはまち→ぶり

 ブリって、なかなか言えませんよね。ぼくも、魚類学にはまりこんで、しばらくたつまで、なかなか、ブリなんて大袈裟なこと言えませんでした。船で80cmくらいのを釣っても、紀州では「めじろ」ですものね。

 ちょっと、気になるのは、関西一円で、つばす、はまち、はいいますが、「やず」って使いますか?

 これ、島根の方だと思うのだけど…。

■つばす(関西でブリの幼魚)
■やず(岡山でブリの若魚)
■はまち(関西でブリの若魚)

> コブダイ   こぶ かんだい

 この、かんだい、標準和名、もしくはそれの別名として、一部の魚類図鑑では使われていて、それらを見て、「かんだい」が標準和名だと釣り人に思われていた時代が長くありました。それで、釣り雑誌なども「かんだい」としたことが多く、広まったのだろうと思うのだけど…。もともと「かんだい」と呼ぶ地方はどこなのだろう?

 寒鯛と、辞書などには載せられているが、榮川省造氏は、意味を表さないと怒ってはって「咬む鯛」の意味だろうかと書いてはる。

 こぶは、コブダイの愛称みたいなものだから、収録しなくていいよね。

■かんだい(一部の図鑑で標準和名として使われたこともあり、広い地方でコブダイのことを、こう呼ぶ)

> アイゴ    ばり

 これも西日本各地と、もう書いたね。

> 淡水魚は自分が釣っていた頃の呼称。

> アマゴ   ひらめ
> オイカワ  はえ
> カワムツ  もつ (あかまち←広島北東部)
> アブラハヤ どろばえ
> タカハヤ  どろばえ
> タナゴ類  かめんた
> ドンコ   ゆーじん


 淡水魚の名は、土着性が強いから、ぼくではいじれないなあ。そのまま行きます。ただ、ひらめは広島も言うから、足しておきますね。

■ひらめ(岡山・広島でアマゴ)
■はえ(岡山でオイカワ)
■もつ(岡山でカワムツ)
■あかまち(広島北東部でカワムツ)
■どろばえ(岡山でアブラハヤ)
■どろばえ(岡山でタカハヤ)
■かめんた(岡山でタナゴ類)
■ゆーじん(岡山でドンコ)

                     英人

[12091] Re:地方名>岡山南部>整理してみました 
2004/7/13 (火) 20:44:27 KOUJI
▼ 小西英人さん

>  ちぬはいいけど、きびれを岡山で言うのは、釣り雑誌などの影響ではないのかしら?

その可能性は有りますね。
きびれ以外にもその手の呼称は多々有るのではないでしょうか?
地元新聞社が発刊している図鑑には、かばちぬと言う地方名を挙げてますが、わたしは聞いた事が有りません。

>  これ、大阪の魚屋さんや、スーパーでは、たいてい、「赤眼張」となっていて、なん

あかめばる、くろめばるは流通名でしょう。
ですが、釣り歴の浅い人が、スーパーやら魚屋で見た名前を使っているのではないかと推測しています。
一応今耳にする呼称と言う事でしたので入れて置きましたが、入れないほうが良かったかな?
昔から言われているのは「うきそ」「あかちん」です。

>  赤魚と書いて「あこう」と読みますから、ぼくはアコウダイなどと同じ意味だと思っていましたが、榮川省造氏は、「あこ」「あこお」で、「あ」はアジなどと同じ愛称語であり、「こ」は魚名語尾で、旨い魚の意味だろうと書かれています。なるほどです。瀬戸内でキジハタを「あこう」といいますが、本来は「あこお」だったのかもしれません。

なるほど、面白いですね。
文字に書くと「あこう」としましたが、「う」は発音していないようにも聞こえますから、「あこー」かも知れません。

>  ちょっと「あかめ」と呼ぶ地方がわかりませんので、かたい、岡山だけにしておきますね。朱口をボラと混称すると書いている文献もありますが、釣り人は、わけていますよね。

前出の地方図鑑では「あかめ」は20cm以下を呼ぶとありますが、わたしは「あかめ」「しくち」どっちも同じ大きさの魚を呼んでいたと感じています。
漁師は分けていたのかな?

>  これは、有名になりましたね。あまりに美味しくてご飯がなくなり、隣に借りに行くから、飯借といわれています。

某氏に言わせると、岡山はロクな魚が居らんから、他所の方ではネコまたぎ扱いされるような雑魚を有り難がるんだ、と暴言を吐いておりました。ガハハ
ま、これは好みの問題でしょうね。
岡山県は今は鰆を売り込んでますね。

>  知りませんでした。榮川省造氏によると、けっっけとは「びり」のことであり、『分類漁村語彙』というのに、「臭気が強く、魚の内の下品なり、その故に、<ケッケも、トトのうち>という諺がある(岡山方言)」という記述があります。高知では「にろぎ」で人気があるのに、岡山では、ぼろくそですね。

へぇ〜、ビリなんですか、知らなかった。
鮮度が落ちると臭いのかも知れませんし、下ごしらえが手間が要るのは確かだけど、食べると美味しいので、今は知っている人は下魚扱いはしませんね。
山陰では「えのは」でしたかね。

「ぎざみ」は岡山でも言いますよ。
魚屋にも「ぎざみ」で置いてました。

>  ちょっと、気になるのは、関西一円で、つばす、はまち、はいいますが、「やず」って使いますか?

岡山で「やず」は流通名でしょうかね?
愛媛は「やず」って言いますけど。

ドンコの「ゆーじん」は絶滅したかも?です。

あと使えるかどうか判りませんが追加で、
ウロハゼ くろはぜ
タケノコメバル がく がくめばる(最近は聞かなくなりました)
メバルとタケノコメバル以外 そい
セトダイ たもり(日生地区 紀州の方でそう呼ぶとか?)
サメ類 わに(中国山地沿い)

土着で親しまれている地方名を持つ魚以外の、釣り人と漁師くらいしか目にする機会の無い魚の地方名って、ほんと絶滅危惧ですね。
昔と違って近所付き合いも希薄化して、子供が近所の年配の人やらと会話する機会も激減していると思うので、地方名を使っていた人から次代へと引き継がれ難い世の中だから仕方が無いのだろうか?

[12092] Re2:地方名>岡山南部>整理してみました 
2004/7/13 (火) 21:05:15 小西英人HomePage
▼ KOUJIさん

 ありがとうございます。また、あとでまたまとめますね。

 ちょっとツリーが見にくくなってきたので、このツリーの関連発言であっても、新規発言でお願いします。>みなさん。

                          英人

[12101] Re2:地方名>岡山南部>整理してみました 
2004/7/14 (水) 07:13:44 小西英人HomePage
▼ KOUJIさん

> あかめばる、くろめばるは流通名でしょう。
> ですが、釣り歴の浅い人が、スーパーやら魚屋で見た名前を使っているのではないかと推測しています。
> 一応今耳にする呼称と言う事でしたので入れて置きましたが、入れないほうが良かったかな?


 流通名や、新しい俗称を、できれば拾いたいですね。ただ、流通名とか、注記を入れておいてください。

> 前出の地方図鑑では「あかめ」は20cm以下を呼ぶとありますが、わたしは「あかめ」「しくち」どっちも同じ大きさの魚を呼んでいたと感じています。
> 漁師は分けていたのかな?


 いや、大きさの問題ではなくて、「あかめ」は、メナダだけを指すのか、ボラとメナダの混称かという話です。ぼくはあかめはメナダだけだと思っていたのですが…。

> 「ぎざみ」は岡山でも言いますよ。
> 魚屋にも「ぎざみ」で置いてました。


 了解です。岡山を追加しておきました。

> ウロハゼ くろはぜ
> タケノコメバル がく がくめばる(最近は聞かなくなりました)
> メバルとタケノコメバル以外 そい
> セトダイ たもり(日生地区 紀州の方でそう呼ぶとか?)
> サメ類 わに(中国山地沿い)


■くろはぜ●ウロハゼ●岡山●(岡山でウロハゼ)
■がく●タケノコメバル●岡山●(岡山でタケノコメバル。使われなくなってきている)
■がくめばる●タケノコメバル●岡山●(岡山でタケノコメバル。使われなくなってきている)
■たもり●セトダイ●岡山●(岡山の日生でセトダイ)
■わに●ドチザメ科●中国地方●(中国の山地沿いでシロザメ、ホシザメなど)

 そい。これは、いろいろややこしいので、また、ゆっくりと考えたいと思います。

                             英人

[12120] Re3:地方名>岡山南部>整理してみました 
2004/7/14 (水) 21:14:26 KOUJI
▼ 小西英人さん

流通名、俗称の件、了解です。

「あかめ」の件はメナダだけを指します。
ボラは雑魚扱いですが、メナダは扱いが上です。
昔書きましたが、キチンと処理されたメナダの刺身は、マダイの刺身とよく似ています。
最近の人はメナダもボラと同じとしている気がしますが、漁師や知っている人は分けてますね。

> ■わに●ドチザメ科●中国地方●(中国の山地沿いでシロザメ、ホシザメなど)

追記ですが、「わに」は最近では流通名でもあります。
これまた昔書きましたが、最近は紀伊半島や四国で水揚げされたドチザメ科以外のサメも「わに」として流通しているようです。

[12123] Re4:地方名>岡山南部>整理してみました 
2004/7/14 (水) 21:45:37 小西英人HomePage
▼ KOUJIさん

 メナダとボラを分けられない人も増えているのかな?

 さびしいな。

 ドチザメ科以外のサメ類も、食用として流通しているのですか…。

                        英人

[12088] Re:地方名>いろいろありますけど… 
2004/7/13 (火) 19:09:07 びしまぐるいHomePage
▼ 小西英人さん

大したことではないですし、的外れならご免なさい。
関東は千葉県からですが・・・・。

クロダイは 幼魚(手の平以下かな)をチンチン、若魚をカイズ(海津)、訛ってケェーズ、尺以上(?)がクロダイ。

ボラは、幼魚から順に、オボコ、イナッコ、ボラ、トド。

イシダイの幼魚はシマダイ。

コブダイはここらじやカンダイとしか呼ばないですね。

[12089] 地方名>千葉>ありがとうございます 
2004/7/13 (火) 19:35:15 小西英人HomePage
▼ びしまぐるいさん

 いえいえ、ありがとうございます。

 ぼく西日本の釣り人の事情は、なんやかやいっても、わかるのですけど、関東は、弱いです。助かります。

 多少、ぼくの感じも入れて、整理しますね。

 みなさん、間違ったらアピールしてね。

> クロダイは 幼魚(手の平以下かな)をチンチン、若魚をカイズ(海津)、訛ってケェーズ、尺以上(?)がクロダイ。

 かいず、関東以外も言うのだけど、どの辺が言うのかな?

■ちんちん(関東でクロダイの幼魚)
■かいず(関東でクロダイの若魚)
■けいず(関東でクロダイの若魚)

> ボラは、幼魚から順に、オボコ、イナッコ、ボラ、トド。

■おぼこ(関東でボラの稚魚)
■いなっこ(千葉でボラの若魚)
■とど(関東でボラの老成魚)

> イシダイの幼魚はシマダイ。

 たしかに関西人は、さんばそうっていうけど、東京人は、しまだいといいますねえ。

■しまだい(関東でイシダイの幼魚)

> コブダイはここらじやカンダイとしか呼ばないですね。


 コブダイは、すでに書いていますので…。

                        英人

[12098] Re:地方名>いろいろありますけど… 
2004/7/14 (水) 02:04:05 びしまぐるいHomePage
▼ 小西英人さん

もともと「かんだい」と呼ぶ地方はどこなのだろう?

そこなんですが、うちら房州の船頭は「カンデェ」と呼んでます。
アクセントは尻上がりです。
カンダイの訛りなんですが、「コブデェ」とは呼ばないのです。

[12100] 地方名>コブダイ>かんだいについて 
2004/7/14 (水) 06:42:09 小西英人HomePage
▼ びしまぐるいさん

 澁澤敬三は東京で「かんだい」としていますから、やはり関東方面なんでしょうね。

 ちょっと不思議なのでは、標準和名の始まりとされる、ジョルダン・田中・スナイデルの "A Catalogue of the Fishes of Japan" 1913年では、「かんだい」はイラの標準和名になっていて、コブダイの標準和名は「こぶだい」になっています。田中茂穂博士と親交の深かった、澁澤を見ると、「かんだい」が標準和名になっていて、「こぶ」が紀州、「こぶだい」が広島の地方名になっています。

 しかし、田中博士は、のちに編んだ魚類図鑑では、なぜか、「こぶだい」の標準和名を捨てて「かんだい」を採用しています。

 それで、ちょっと、「かんだい」と「こぶだい」が、標準和名として並んでしまったようです。

 ちょっと、この辺の経緯については、追跡できませんでしたけれど…。

 ただ、"A Catalogue of the Fishes of Japan"のコブダイの図版は、体側中央に1縦帯の走る幼魚の図版になっています。この辺で、ちょっと混乱があったのかなあとは思います。ベラ科の魚は、老幼で別種と思われることなどは、よくあったものですから…。

 田中博士は、"A Catalogue of the Fishes of Japan" で、東京築地か、東京大学理学部の臨海実験所があった、三浦半島の三崎近辺の魚名を採用しています。それがなければ、その魚の産地の地方名を採用しています。淡水魚は、日本の淡水魚のかなりの種がそろう琵琶湖の名前を採用しています。かなり意識的に、名前をつけていますので、ふつう、この本にある標準和名は、尊重されます。そういう意味で、いまの標準和名として「コブダイ」というのは、問題ないのですけどね。

 こういうのを見ていますと、「かんだい」は、もともと関東ですね。田中博士が、東京というのは、築地が多いようですから、コブダイでいえば産地ではありません。

 びしまぐるいさんがおっしゃるように房州かもしれません。

                            英人

[12103] Re:地方名>ニゴイの地方名 
2004/7/14 (水) 07:29:07 MKTHomePage
山形県ではニゴイをカワザイと呼びます。

「ニゴイが釣れたよ」
と他の釣り人に言っても
「なんだそれ?」
と言われてしまいます。それくらい強い地方名です。

ちなみに、ここ山形でのニゴイの扱いは、クサフグとかアナハゼ並みです(哀

[12107] Re2:地方名>ニゴイの地方名 
2004/7/14 (水) 10:26:28 小西英人HomePage
▼ MKTさん

 ありがとうございます。

> 山形県ではニゴイをカワザイと呼びます。

■かわざい●ニゴイ●山形●(山形でニゴイ)

                   英人

[12148] 山口県西部ではねー 
2004/7/16 (金) 14:15:26 サゴシ
山口県西部ではカサゴは「カラコ」と呼ばれてますね。
一方海峡を挟んだ北九州では「アラカブ」と呼ばれています。
最近では山口のスーパーでも「アラカブ」の表示が多くなってきました。
北九州文化の影響でしょうね。「カラコ」はいなくなってしまうのか!!

[12149] Re:山口県西部ではねー 
2004/7/16 (金) 15:26:48 小西英人HomePage
▼ サゴシさん

 たしかに、馴染んだ魚名が消えていくのは、寂しいですね。

 「からこ」に幸あれ!

■からこ●カサゴ●山口●(山口県西部でカサゴ)

                        英人

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