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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

WEB魚図鑑では、2013/7/25より新しいコミュニティをオープンしました。 「このお魚何?」というQ&A専用のページもあります。是非新しいコミュニティを使ってみてください。新コミュへの投稿はズカンドットコムへのアカウント登録が必要です。2013年1月以前にWEB魚図鑑へ投稿したことのある方はアカウントの引き継ぎを行うことができます。


[▲前のスレッド]

[13374] そろそろ、写真の話を少しずつ・・・ 
2004/9/11 (土) 11:30:50 iwachanHomePage
みなさん、どうもです。(^^)/

以前からやらなくちゃとスタッフ間でも議題に上っていながら
なかなか実現しなかった写真の撮り方や解像度変換などのレタッチについての解説を、ぼちぼちちょっとずつ書きためて行こうと思います。

ある程度書きためたら、独立したページを作ることにしましょう。
ネタについては、とりあえず初心者向けのものから書こうと思っていますが、リクエストも受け付けますのでどしどしお願いします。


初心者の皆さんの、「どうやったらいいかわからない」とか、「この写真を図鑑にUPしたいのだけど、加工して欲しい」なんていう書き込みも、このツリーにぶら下げてください。
加工依頼の場合はこちらに発言後、カメラで撮ったそのままの元画像を私宛にメールください。
その際、件名に「魚図鑑>・・・  」など、何かひとめでわかるようなタイトルを付けてください。
このご時世ですので、知らないアドレスからの添付ファイル付きメールは、読まずにゴミ箱直行となる可能性がありますから。
( @yahoo.co.jpなど一部のフリーメールは、受信拒否設定してますのでご容赦ください。Y!BBは大丈夫です。)


それでは、少しずつ、行きましょう。

[13375] 写真>ありがとうございます 
2004/9/11 (土) 11:40:54 小西英人HomePage
▼ iwachanさん

 WEB保存を覚え、仕事が速くなって喜んでいる英人です。

 ぱちぱちぱち! ありがとうございます。

▼ みなさん

 iwachanは写真のプロです。いろいろ聞いて、できるだけ彼の引き出しを引っ張りださなければ、損ですよ。

 じっくりと、進めてまいりましょう。      英人

[13378] Re:写真>ありがとうございます 
2004/9/11 (土) 12:26:31 iwachanHomePage
▼ 小西英人さん

どもども。
あんまり持ち上げないでくださいね。
書きづらくなっちゃう。(笑)

白バックでの魚の撮影なんて、たぶん僕なんかよりも
常連の皆さんの方が上手なくらいでしょうから、
みんなの手を借りながら、ちょっとずつ進めて行こうと思ってます。

[13377] 写真>はじめに 
2004/9/11 (土) 12:08:13 iwachanHomePage
まずはじめに、魚図鑑への写真投稿時の注意点をまとめておきましょう。

まず、いちばん重要なことですが、ファイルサイズの制限が80KBです。
これ以下のサイズでないとUP出来ません。


ピクセル数は、特に制限はありませんが、長辺800ピクセルを目安にしてください。
小さすぎて同定不能とか、図鑑に不適とされる投稿が多いので注意してください。


あとは、なるべく注意して欲しいことを列記します。

 ・原則として左に頭、右に尾で撮影してください。
  カレイなど異形の魚はこの限りではありません。
  魚に傷がある場合などは、反対側を撮影して写真を左右反転してもOK。

 ・魚が画面いっぱいになるように、なるべく寄って撮影&トリミングをしてください。
  (と言っても物事には程度ってモンがありますが・・・)

 ・1枚シャッターを切って終わりではなく、必ず何枚か撮っておくようにしてください。
  手ブレやピンぼけの失敗を減らす為です。
  また、なるべくフラッシュあり、なしの両方を撮っておいてください。

 ・なるべく単純な背景を選びましょう。
  色のきつい背景は、カメラによっては魚体の色が転ぶので注意。


こまかいことを言い出すときりがないのですが、それは追々説明していくことにしましょう。


[13380] Re:そろそろ、写真の話を少しずつ・・・ 
2004/9/11 (土) 14:21:15 びしまぐるいHomePage
▼ iwachanさん

それでは早速・・・・

白バックの撮影はどうやってるのですか??
まさか白い物の上に魚おいてるのではないですよね??

それとも魚体だけ切り抜いて合成ですか??
だとすると、それなりのソフトが必要ですね。

[13381] 写真>白バック>白いパネルを使います 
2004/9/11 (土) 14:35:01 小西英人HomePage
▼ びしまぐるいさん

 白いパネルに孔をあけて、魚を落とし込んで撮影します。

 ぼくは「デコパネ」を使っています。めんどいですよ。

 昔に書いたもののURLをいれておきます。

http://fishing-forum.org/cgi-bin/zk_bbs/zcyclame.cgi?ol=200309&tree=s8459#8459

                        英人

[13383] Re:写真>白バック>白いパネルを使います 
2004/9/11 (土) 14:49:35 小西英人HomePage
▼ びしまぐるいさん

 前に【写真入門】を書きかけていたのがありました。

 URLはこれです

http://fishing-forum.org/cgi-bin/zk_bbs/zcyclame.cgi?ol=200309&tree=s8459#8459

 これは、【写真入門】用に書いていますので、採録しておきましょう。

魚写真入門■魚の写真を撮ってみよう!
パネルを使った白バック撮影

--------------------------------------------------------------------------------

■ぼくは、ここ数年「標本写真のように鰭=ひれ=を立てた魚だけど生きて怒ってはる」という白バックの写真に凝っています。まあ、難しいし、うっとおしいし、大変であるし、失敗も多いのですが、成功すると、見て見てと、みんなに見せてまわりたくなるような写真も撮れます。まあ、酔狂な人向きに、ちょっとしたコツなど書きます。


■目次
・バックパネル
・カッターで穴あけ
・鰭立て奥の手

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■バックパネル

■簡単にいうと、白い発泡スチロールの板に、魚体に合わせた穴を開けて、そこに魚の胴体部のみ落としこんで軽く固定し、鰭を張って怒ってはる魚を撮影すればOKです。
■しかし、魚は血がにじんだりしていますし、ぬめりもでます。跳ねまわると、砂だらけ、泥だらけになります。この血や、ぬめりや、砂や、泥を洗い流して、なおかつ魚体には、ぬめり感がでるように、水汲みバケツに汲んでおいた水を、じゃやぶじゃぶかけてやります。このとき、すぐに洗い流せて、ストロボ撮影などをしても乱反射しにくく、白か、ニュートラルな薄い灰色になるものって、なかなかありません。ぼくは光洋産業のデコパネという発泡スチロールのパネルを使います。これはネット通販もしています。ほかに、いいのがあるかもしれませんが、ぼくは、デコパネのA3判(厚み5mm 300mm×450mm)のホワイトを使っていますので、これで説明していきます。ネット通販では20枚で、6600円です。
■長物はA3のパネルを長い方向に2枚並べて撮ります、大型魚は横に2枚並べます。A2no大きさですね。それで、たいていOKです。
■光洋産業 デコパネ
http://shop.koyoweb.com/i-shop/category_l.pasp?cm_large_cd=2&to=cl


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■カッターで穴あけ

■とりあえず、水汲みバケツに水を張ります。多い方がいいです。最低で3つくらい。
■釣りあげた魚は、触らないように水汲みバケツの上でハリを外します。ペンチでハリの軸をつかんで、バケツの上でひっくり返せたら最高です。さわらずにバケツに入れられたら、もう、撮影は成功です。
■泳いでいる魚の胴体を見ながら、それより小さい穴をカッターで切り抜きます。胴体が、ややはいる程度でいいです。タイ科魚類や、カレイ目魚類などは、ほんとうに小さな穴でいいです。そこでストッパーになって滑らなくなったら、いいのです。
■頭がやや下になるよう斜めに穴を開けたパネルを置きます。太陽光線での撮影ならば、背から太陽が当たるように、あまり斜光線で、影が長くなりそうなら、頭から太陽を当てて尾部に影が逃げるようにします。このパネルに魚をそっと載せます。背鰭や臀鰭はパネルに着かない方がいいです。それから自然な影になっているか確認します。よければ、水を尾の方から、ばしゃばしゃかけて流してやります。これで魚は怒って鰭を張り、また、水流で、鰭が立つはずです。汚れや血は流れてしまうでしょう。
■ぱちりと撮影して、めでたしめでたしです。


-------------------------------------------------------------------------------
■鰭立て奥の手

■第1段階=パネルの端を、こつこつこつこつ叩きます。魚は怒って鰭を張ります。ぼくはファインダーをのぞきながら、自分で、こつこつ叩きます。頼める人がいたら頼みましょう。
■第2段階=パネルの穴をあけなおします。理想は胴体がきっちりと挟まって身動きできなくなり、背鰭、臀鰭、尾鰭が、パネルに密着するようにします。そうしておいて、海水を尾の方から強く流して鰭をひろげるようにします。
■第3段階=海水を流してきれいにして、ちょっとパネルの水分を切り気味にして、展鰭(てんき)します。ぼくは先のなまった千枚通しを使います。これで、丁寧に丁寧に鰭をひろげて、パネルに押しつけるようにします。ぬめりを糊にパネルに貼りつけるような「気持ち」です。根気のみです。魚は元気なので、嫌がって、鰭を全部たたみます。そら嫌でしょうね。癇癪を起こさないように、よしよしよしよしと呟きながら、とにかく鰭をひろげてやります。ネズミゴチなど、これで、きちんとひろげられるようになると、人間修養が、ひとつできたようなものです。根気、そして優しさ、これしかありません。

[13384] 写真>白バック 
2004/9/11 (土) 15:04:58 iwachanHomePage
◆画像拡大
▼ びしまぐるいさん

以前、写真のページの企画の話がもちあがった頃に、
英人さんが多忙だったため、きくやの常連さん、目玉の親父さんにお願いして、
白ボードを使った撮影手順を撮影してもらったものを貼りますね。

まず、釣った魚の大きさをみながら、切り抜く大きさの見当を付けている、の図です。
(ボードの端に、小さい魚用に切り抜いた跡がありますね)

[13385] Re:写真>白バック 
2004/9/11 (土) 15:07:15 iwachanHomePage
◆画像拡大
続いて、カッターを少し寝かせ気味にして、穴を開けている図です。

切り口が直角な穴をあけるのではなく、すり鉢状の穴にして、
魚が穴に落ち込まないようにします。

[13386] Re2:写真>白バック 
2004/9/11 (土) 15:08:52 iwachanHomePage
◆画像拡大
切り抜いた穴に、魚がはまった図です。

こうすることにより、背鰭や尻鰭がボードに貼り付いて、
鰭を広げた状態の写真が簡単に撮れるようになります。

[13387] Re3:写真>白バック 
2004/9/11 (土) 15:12:19 iwachanHomePage
◆画像拡大
撮影風景です。

石や、何か適当なものをボードの下に置いて少し浮かせて撮影します。

光がまわるように、小さいレフ板を立てています。

[13388] Re4:写真>白バック 
2004/9/11 (土) 15:25:14 iwachanHomePage
◆画像拡大
こうして撮影したものがこの写真です。

白いボードに引っぱられて、カメラの露出が少し暗くなりますが、
この程度ならば、後処理で綺麗に直せます。

逆に、一発で適正露出で撮影しようとすると、とても難しいので、
撮影時には、無理して適正露出にこだわらず、失敗のない撮影を心がけた方が良いでしょう。


この写真を、トリミングや、明るさ&コントラスト調整して仕上げます。
この写真の、ストロボなしのものを調整したのが、こちらになります。

■ギンブナ【WEB魚図鑑】より
http://fishing-forum.org/cgi-bin/zukan/zkanmei.cgi?sel_no=0&seq=002334&kisai=1

後処理で写真の明るさを調整したりする話は、また後日書きますね。

[13389] Re5:写真>白バック 
2004/9/11 (土) 15:38:26 iwachanHomePage
◆画像拡大
手順については後日書きますが・・・

前の発言に貼った元画像を、トリミング、色補正、そして、
前に別の魚を撮影したときの穴が画面に写り込んでいるので、
それを消した写真がこれです。

図鑑に投稿されている、ストロボなしの写真と、だいぶ雰囲気が違いますね。
魚種によって、ストロボがあった方が良い場合とない方がいい場合とありますので
両方撮影しておいて、できあがりを比較して選ぶようにしましょう。
(大抵はフラッシュありの方が良いと思いますが)

[13393] Re6:写真>白バック 
2004/9/11 (土) 20:05:09 びしまぐるいHomePage
▼ iwachanさん

うへー、参りました、私にはとても無理ですね。
質問するんじゃなかったと後悔してるような??

折角ご丁寧なご教示頂いたのに、私には猫に小判ですので御免下さいな。
でも、ここ見るお方には参考になるでしょうか??
それなら少々安堵出来ますが・・・・。
兎にも角にも、有難う御座いました。m(_#_)m

[13399] Re7:写真>白バック 
2004/9/11 (土) 21:55:10 iwachanHomePage
▼ びしまぐるいさん

まぁ、穴をあけて撮影するのは大変なので、いきなりそこまで挑戦しなくてもいいでしょう。

穴をあけなくとも、ボードにおいて撮るだけでも綺麗な写真が撮れますし、
また、防波堤のコンクリに、直接魚を置くのに比べて、
ヌメリが落ちないので魚が弱りにくく、
リリースする魚でも安心して撮影できます。

それに、後処理の際に、白が色補正の基準に使えるので、色補正が楽なこと、
また、JPEG保存では、背景が単純だと高画質でもファイルサイズが小さく
出来るというメリットがあります。

なので、あまり難しく考えずに、とりあえず乗せて撮るだけでOKですから、
白バック撮影に挑戦してみてください。


また、小型の魚であれば、スーパーで魚や肉を包装してるスチロール樹脂のトレイが
使いやすいですから、試してみてください。

[13402] 写真>白バック>作例クロマグロ1 
2004/9/11 (土) 22:40:35 小西英人HomePage
◆画像拡大
クロマグロ(幼魚)■高知県安芸沖 2001年11月29日

▼ びしまぐるいさん

 iwachanのおっしゃるとおりで、白バックに置くだけでも感じは変わりますよ。

 ぼくは、アナログおじんですから、ポジフィルムでの撮影しかようしませんけど、とにかく、白バックというだけでも違います。

 高知県安芸沖の大揺れの船の上で撮ったクロマグロの幼魚の写真を入れておきます。

 全体と、部分を3点ほど入れておきますが、全体を撮った後、このようにアップで部分を撮っておけば、同定などにも役立ちますよ。

 大揺れの船の上なので、ストロボ一発に頼って、そのためにクロマグロの光るところは飛び気味ではありますけど、これがクロマグロなのだから、これでいいなんて、ぼくは、思っています。

 カメラマンなんて、自己陶酔の世界なのです。

                            英人

[13403] 写真>白バック>作例クロマグロ2 
2004/9/11 (土) 22:42:12 小西英人HomePage
◆画像拡大
クロマグロ(幼魚・頭部)■高知県安芸沖 2001年11月29日

 全体を撮った後、すぐに部分を撮ります。短い胸鰭などがはっきりします。

                          英人

[13404] 写真>白バック>作例クロマグロ3 
2004/9/11 (土) 22:44:12 小西英人HomePage
◆画像拡大
クロマグロ(幼魚・尾部)■高知県安芸沖 2001年11月29日

 ちょっと寄って、尾部を撮るだけで、小離鰭やら、尾柄部の隆起線、それにグライダーのような尾鰭が、はっきりします。

                           英人

[13405] 写真>白バック>作例クロマグロ4 
2004/9/11 (土) 22:48:46 小西英人HomePage
◆画像拡大
クロマグロ(幼魚・頭部)■高知県安芸沖 2001年11月29日

 頭部に、もっと寄ると、上顎が上部で固着して嘴(くちばし)のようになり、突出できないサバ科の特徴が、はっきりします。内側に生えて、くわえた獲物を逃がさない歯もわかります。

 これらは、A3判のデコパネを長辺方向に2枚並べ、その上に暴れるクロマグロを置いて、海水をじゃぶじゃぶ掛けながら撮影しています。

 板に穴を空けたりはしていません。             英人

[13390] Re:写真>白バック 
2004/9/11 (土) 16:42:01 小西英人HomePage
▼ iwachanさん

 ひやあ、こんなのがあったんですね!

 きくやの常連さん、目玉の親父さん、ありがと!       英人

[13391] Re2:写真>白バック 
2004/9/11 (土) 19:02:53 きくやの常連
▼ iwachanさん
▼ 小西英人さん


これだとどういう風に撮影しているかよく分かりますね!

この写真、目玉の親父さんと2人で白バックにはまり始めた頃の写真でとても懐かしいです。
写真の通り、白バックで撮影するには周囲の変な視線にも耐えるドキョウも必要です。

写真のふなは鰭がバック板から少し浮いていますけど、自分で鰭を立たせる魚は浮かせて撮るのがベストです。
しかし、釣ってから時間が経ったものや、小型のハゼ科・コイ科などの魚は、魚のジャストサイズに穴を作ってバック板に鰭を密着させるのがコツです。
なので写真の決め手は案外穴作りにあると僕は思っています。

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