WEB魚図鑑●さかなＢＢＳ

HOME 似たもの検索　

携帯版 　|　

Gear-Lab

新コミュニティ（掲示板）オープンのお知らせ

WEB魚図鑑では、2013/7/25より新しいコミュニティをオープンしました。「このお魚何？」というQ&A専用のページもあります。是非新しいコミュニティを使ってみてください。新コミュへの投稿はズカンドットコムへのアカウント登録が必要です。2013年1月以前にWEB魚図鑑へ投稿したことのある方はアカウントの引き継ぎを行うことができます。

[▲前のスレッド]

[14681] イトヒキヒイラギでしょうか？

▽ 2004/11/24 (水) 18:30:21 ▽ syou

◆画像拡大

はじめまして。沖縄在住のsyouと言います。
11月６日に沖縄県大宜味村塩屋漁港内で釣りました（水深３ｍぐらい）。

イトヒキヒイラギだと思うのですが、久しぶりに見たら、こんなに背鰭黄色かったかな？
と、一気に同定に自信を無くしています。

大きさは５ｃｍＴＬ強でしたが・・・

初めての投稿です。うまく送れると良いのですが。

[14685] 塩屋漁港＞イトヒキヒイラギ＞わかりません

▽ 2004/11/24 (水) 19:41:22 ▽ 小西英人 〔HomePage〕

▼ syouさん

　こちらこそ、よろしく！

　大宜味村は、魚類学会の前日に回ったのですが、翌日からは台風で、結局釣りができずに残念でした。大宜味村の浜海岸で、むかしモトギスを釣ったから行ったのですが、海岸線が、えらい変わっていました。モトギスはもう釣れないのかな？

　この写真個体、イトヒキヒイラギと違うと思います。

　なにか、正直、分かりません。ほんと、ヒイラギ科はややこしくて困ります。

　一釣さん、わかりますか？

　一釣さんが分からなければ、木村清志博士に問い合わせてみます。

　syouさん、ちょっと待ってね。　　　　　　　　　　　　　　英人

[14710] Re:塩屋漁港＞イトヒキヒイラギ＞わかりません

▽ 2004/11/24 (水) 21:59:54 ▽ 一釣

▼ 小西英人さん
▼ syouさん

簡単に書きますが，日本産魚類検索1558ページのイトヒキヒイラギの
分類学的付記（瀬能博士記述）に，

オーストラリアからイトヒキヒイラギ近似種が３種報告されており，
イトヒキヒイラギはLeiognathus leuciscusに似るが，異なる点もある。
日本産は暫定的にL. leuciscusとしておくが，これら３種との異同も含めて
再検討を要する

旨の記述があります。イトヒキヒイラギは体高がやや低く，体側に黄色斑が
ない点でオーストラリアから報告されているL. leuciscusと異なるそうです。

写真の個体はイトヒキヒイラギより体高がやや高く，黄色斑はありません。

「Trawled fishes of southern Indonesia and northwestern Australia」
という図鑑には，大きい個体には体側に黄色斑があるとの記述があります。

以上より，これこそがオーストラリアでL. leuciscusとされている種と
同種なのかもしれませんが，イトヒキヒイラギの小型個体を見たことが
ないので，正直，わかりません。

ぜひ，木村先生に尋ねていただきたく存じます。お役に立てず，すみません。

[14711] Re2:塩屋漁港＞イトヒキヒイラギ＞わかりません

▽ 2004/11/24 (水) 22:04:46 ▽ 小西英人 〔HomePage〕

▼ 一釣さん

　どうもありがとうございます。

　木村さんにメールしてみます。ほんと、ヒイラギ科はややこしいなあ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　英人

[14714] Re2:塩屋漁港＞イトヒキヒイラギ＞わかりません

▽ 2004/11/24 (水) 22:23:48 ▽ syou

お返事ありがとうございます。

沖縄で魚を関わっていた割には、実はイトヒキヒイラギ類はまだ２度しか見たことがありません。

一度目は平成１３年に中城浜漁港で、その時のものにはこんな背鰭の黄色斑点が無く、
もっと体高が低かったように思えたもので・・・

１１／２２に同じく与那原の方で釣り人が釣っていたイトヒキヒイラギ（写真個体よりもやや大きめ）を覗かせていただいたのですが、
やっぱり背鰭は黄色でした。

ちなみに塩屋のこのポイントではこのイトヒキヒイラギが群れています。もう少し底層に落とすとかわいいネッタイヒイラギがかかってきました。

また同じ場所に行く機会がありますので、狙ってみたいと思います。

[14719] ■至急＞塩屋漁港＞syouさんお願い！

▽ 2004/11/25 (木) 11:04:31 ▽ 小西英人 〔HomePage〕

▼ syouさん

　三重大学の木村清志博士からメールの返事が来ました！

　ヒイラギ科のヒイラギ属には、日本からの未記録種が数種あるようで、まだまだ分類学的な混乱が続いているのですが、それらの種の中の１種に似ていると言うことです。

　日本初記録種になるかもしれませんね。

　そういう、けったいなのが、数種あって、そのうちの何種かは、沖縄島からの標本もあるようです。

　ただし、この写真個体は、木村博士が見ても変なようで、写真同定は無理ですし、かなり、おもしろい種の可能性もあるようです。

　お願いです！

　ぜひ、この写真個体のヒイラギ属が群れているうちに、塩屋漁港に行って、標本を採って、木村博士の所に送っていただけないでしょうか？

　個体数は、多いほどいいと思います。できれば２０個体、できればそれ以上、お願いします。

　すぐに冷凍にして、冷凍の宅急便を着払いで送っていただければ嬉しいです。

　送り先は、

　５１７－０７０３
　三重県志摩郡志摩町和具４１９０－１７２（私書箱１１号）
　三重大学生物資源学部付属水産実験所

　木村清志　０５９９－８５－４６０４

　で、お願いいたします。

　こういうのって、わくわくするなあ！　　　　　　　　　　　英人

[14720] 参考＞イトヒキヒイラギ１

▽ 2004/11/25 (木) 11:36:10 ▽ 小西英人 〔HomePage〕

◆画像拡大

イトヒキヒイラギ■奄美大島

　参考のために、イトヒキヒイラギ　の画像をアップしておきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　英人

[14721] 参考＞イトヒキヒイラギ２

▽ 2004/11/25 (木) 11:37:38 ▽ 小西英人 〔HomePage〕

◆画像拡大

イトヒキヒイラギ■沖縄県、羽地内海　１９９９年７月１９日

　イトヒキヒイラギの幼魚です。　　　　　　　　　　　　　英人

[14722] 参考＞イトヒキヒイラギ３

▽ 2004/11/25 (木) 11:39:12 ▽ 小西英人 〔HomePage〕

◆画像拡大

イトヒキヒイラギ■鹿児島県、奄美大島、名瀬　１９９８年１２月７日

　全長１８ｃｍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　英人

[14723] Re:■至急＞塩屋漁港＞判りました

▽ 2004/11/25 (木) 12:30:50 ▽ syou

了解しました。

明後日にでも行って来ようかと思います。

一応琉球大学他にも義理があるので、多少標本は納めねばならないのですが、
（実は写真個体以外に１個体のホルマリン標本と７個体の冷凍標本は既にあります）

がんばってみたいと思います。

出来れば、もう少し大きいのも釣りたいですね。

[14724] Re2:■至急＞塩屋漁港＞判りました

▽ 2004/11/25 (木) 12:39:09 ▽ 小西英人 〔HomePage〕

▼ syouさん

　よろしくお願いいたします。　　　　　　　　　　　　　英人

[▼次のスレッド]