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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[▲前のスレッド]

[14841] フィリピン>ルソン島南部1 
2004/11/28 (日) 21:11:17 ぶー
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釣りをしてきました。
船と投げと川での釣りを予定していました。

川は、当日が終日雨で行けませんでした。

投げは、船で立ち寄った無人島で少しやりましたが、
珊瑚礁と海草で釣りになりませんでした。
当初は、海沿いの道路を走ってポイントを探しながら移動する
イメージをしていましたが、海沿いに道路などありませんでした。

船は2日やりましたが、1日目は午後からの2時間程度、
2日目は風と波と雨で、岩陰の浅場でちょっとだけしかできませんでした。

終日停電で大変でした。

写真はマヨン・ボルケーノ。標高2421mの活火山。

[14842] 船釣り1日目 
2004/11/28 (日) 21:13:22 ぶー
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2日ともこの船(バンカーボート)を借りました。
船長とガイドつきで1日借りて、3000円弱でした。

[14843] イトヨリダイ科 
2004/11/28 (日) 21:14:32 ぶー
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イトヨリダイの仲間だと思うのですが、これが5匹しか
釣れませんでした。

[14856] ルソン島>イトヨリダイ科>Ornate threadfin bream 
2004/11/28 (日) 22:05:15 小西英人HomePage
▼ ぶーさん

 イトヨリダイ科の、フィッシュベースのコモンネームに従うと、Ornate threadfin bream だと思います。直訳すると「どぎついイトヨリダイ」になるのかな?

 ■Ornate threadfin bream
 Nemipterus hexodon (Quoy and Gaimard,1824)

http://www.fishbase.org/Summary/SpeciesSummary.cfm?ID=4565&genusname=Nemipterus&speciesname=hexodon

 これ、河野博博士によると、ニジイトヨリという標準和名で書かれています。この標準和名が、どこで提唱されたものか分かりません。日本にはいません。

 体高が、やや高く。尾鰭の上葉はのびません。側線始部に赤色斑があります。ちょっと背鰭が見えませんが、背鰭中央に青色線にはさまれた黄色縦線が走ります。

 アンダマン海からソロモン群島に分布します。        英人

[14893] Re:ルソン島>イトヨリダイ科>Ornate threadfin bream 
2004/11/29 (月) 00:36:02 ぶー
▼ 小西英人さん

>  体高が、やや高く。尾鰭の上葉はのびません。側線始部に赤色斑があります。ちょっと背鰭が見えませんが、背鰭中央に青色線にはさまれた黄色縦線が走ります。

背鰭は立ててくれませんでしたが、黄色と青の縦線は確かにあったと思います。
背びれを引っ張って撮ればよかったなと思います。

[14844] イトヨリダイ科 
  【魚図鑑参照】
2004/11/28 (日) 21:16:07 ぶー
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こちらはストロボをオンにしたものです。

[14845] イトヨリダイ科 
  【魚図鑑参照】
2004/11/28 (日) 21:17:26 ぶー
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頭部のアップです。

[14846] 無人島にて 
2004/11/28 (日) 21:20:32 ぶー
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昼食で立ち寄りました。
コーラルリーフの綺麗な島でした。

ここで投げてみましたが、根掛かりしてしまい、釣りになりませんでした。
底引き網で捕れた魚にキス科の魚もいなかったので、投げはあきらめました。

[14847] 船釣り2日目 
2004/11/28 (日) 21:23:14 ぶー
◆画像拡大
雨と強風により、ポイントに出られなくて、
岩陰の浅場でちょっとだけしか釣りができませんでした。

画像は、ちょっとわかりにくいですがダブルレインボーの外側が
出始めたところです。
よく覚えていませんが、外側は雨のプリズムを2回通過するので、
色の並びが内側と逆になるんだったと...
1分ほどで消えてしまいました。

[14848] オトメベラ 
  【魚図鑑参照】
2004/11/28 (日) 21:24:46 ぶー
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だと思うのですが。
10cm程度です。

[14857] ルソン島>ベラ科>オトメベラ雄 
2004/11/28 (日) 22:07:00 小西英人HomePage
▼ ぶーさん

 おっしゃるとおり、オトメベラの雄です。          英人

[14849] トラギス科 
  【魚図鑑参照】
2004/11/28 (日) 21:26:49 ぶー
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だと思うのですが。
魚種はわかりませんでした。


[14859] Re:トラギス科 
2004/11/28 (日) 22:11:06 小西英人HomePage
▼ ぶーさん

 これちょっと待ってね! 調べてみます。      英人

[14874] ルソン島>トラギス科>Yellowbar sandperch  
2004/11/28 (日) 22:46:10 小西英人HomePage
▼ ぶーさん

 トラギス科の、フィッシュベースのコモンネームで Yellowbar sandperch だと思います。

 ■Yellowbar sandperch
 Parapercis xanthozona (Bleeker,1849)

http://www.fishbase.org/Summary/SpeciesSummary.cfm?ID=12668&genusname=Parapercis&speciesname=xanthozona

 これですね。

 この種は、1938年に蒲原稔治博士が高知県柏島から報告して、コクテントラギスという標準和名を提唱しています。ところが戦災で標本が焼けてしまい、1960年に、またコクテントラギスを2個体、報告していますが、これはカモハラトラギスとよく似ているようです。

 そういうことから、コクテントラギスの和名は、現在、再検討の研究をしなければ使えないようです。

 と、ややこしいのですが、まあ、いまのところ日本産ではないと思ったほうがよいようですね。

 カモハラトラギスに似ていたので、ちょっと悩んでいたのです。

 すみません。                   英人

[14912] Re:ルソン島>トラギス科>Yellowbar sandperch  
2004/11/29 (月) 09:21:11 かい
▼ 小西英人さん

>  そういうことから、コクテントラギスの和名は、現在、再検討の研究をしなければ使えないようです。
>
>  と、ややこしいのですが、まあ、いまのところ日本産ではないと思ったほうがよいようですね。


2002年2月にImamura and Matsuuraにより奄美大島から記載されています.
魚類学会のウェブページの日本産追加種リストにのっていますよ.
ここでは「コクテントラギス」が使われていますね.

[14913] Re2:ルソン島>トラギス科>Yellowbar sandperch  
2004/11/29 (月) 09:28:40 小西英人HomePage
▼ かいさん

> 2002年2月にImamura and Matsuuraにより奄美大島から記載されています.
> 魚類学会のウェブページの日本産追加種リストにのっていますよ.
> ここでは「コクテントラギス」が使われていますね.


 おっと、ありがとうございます!見落としていた!

 ミスっても、助けてくれる人がいるから、ほんとうにありがたいです。

 ぼくの学名データベースに、Parapercis xanthozona (Bleeker,1849) が入っていたから、おかしいなと思いながら書いていました。

 追加していたのだった。

Parapercis xanthozona (Bleeker, 1849)
コクテントラギス(トラギス科)奄美大島
Imamura and Matsuura (2003) Species Diversity 8: 27-33.

 この、スピシーズ・ダイバーシティは、ぼくところにないですから、論文はよめませんけど、すみません、とにかく、コクテントラギス でいいようです。

                              英人

[14915] Re3:ルソン島>トラギス科>Yellowbar sandperch  
2004/11/29 (月) 12:37:54 一釣
▼ 小西英人さん

コクテントラギス,WEB魚図鑑にもすでに登録されていますよ。

奄美の忠さんが投稿された個体です。
http://checkf.nifty.com/ffish/zukan/mashtml/M000917_1.htm

[14917] Re4:ルソン島>トラギス科>Yellowbar sandperch  
2004/11/29 (月) 16:14:39 小西英人HomePage
▼ 一釣さん

 おっと! ありがとうございます!

 ちょっと文献あたりながら、デジャブのような感じがあったんですよね。

 お恥ずかしい。ヨツメトラギスと間違えかけたのを一釣さんが、ただしてくれたのでした。

 まあ、独力でコクテントラギスにたどりついたから偉いというべきか、まったく覚えていなくて、いちいち調べているのはアホというべきか、自分でも困ったちゃんです。

 でも奄美産と、フィリピン産がそろって、【WEB魚図鑑】も立派なもんですね。

 これからも、よろしく!               英人

[14922] Re5:ルソン島>トラギス科>Yellowbar sandperch  
2004/11/29 (月) 23:05:18 ぶー
▼ かいさん、一釣さん、英人さん、ありがとうございます。

Web図鑑のトラギス科は全部見たのですが、背面の碁盤の目のような模様が
特徴だと、そちらに意識が集中してしまい見逃してしまったようです。
『日本の海水魚』も見て、「コクテントラギス」が一番似ていたのですが、
(553ページ)全然違うと判断しちゃいました。

[14926] Re6:ルソン島>トラギス科>Yellowbar sandperch  
2004/11/30 (火) 06:50:15 小西英人HomePage
▼ ぶーさん

 ほんとだ。『日本の海水魚』にも載っていますね。

 今回、フィリピン産なので、ぼくは、とにかく、FAOのだしているウェスタン・セントラル・パシフィックの図鑑から落としていきましたので、足元をまったく見ず、なんか急いじゃったので、いろいろ見落としていました。

 まあ、尾鰭の中心に白斑のある、ややこしい連中の見分けが、できるようになったようです。

                            英人

[14850] トラギス科 
  【魚図鑑参照】
2004/11/28 (日) 21:34:13 ぶー
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背面です。

[14851] ハタ科 
  【魚図鑑参照】
2004/11/28 (日) 21:46:57 ぶー
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現地ではラプラプと呼んでいます。
日本で言えばマダイに相当する魚です。
(国民誰もが知っていて、めでたい席にでてくると言う意味で)
5cm程度の幼魚です。

[14861] ルソン島>ハタ科>ヤミハタ 
2004/11/28 (日) 22:14:18 小西英人HomePage
▼ ぶーさん

 ハタ科のヤミハタです。

 フィリピンでそれほど有名な魚だとは知りませんでした。日本ではあまり知られていないですよね。

                             英人

[14892] Re:ルソン島>ハタ科>ヤミハタ 
2004/11/29 (月) 00:26:35 ぶー
▼ 小西英人さん

>  フィリピンでそれほど有名な魚だとは知りませんでした。日本ではあまり知られていないですよね。

ちゃんと書かなくてすみません。
赤っぽい(黒っぽいのも言うのかも知れませんが)ハタ科の魚の総称として
ラプラプと言っているようです。
現地の人もこの魚だけは「ラプラプ!」と反応していました。

同定ありがとうございました。
他の魚も含めて後ほど図鑑に登録します。

[14910] Re2:ルソン島>ハタ科>ヤミハタ 
2004/11/29 (月) 06:35:17 小西英人HomePage
▼ ぶーさん

 了解です。

 なるほど、日本人が平たかったり、赤かったりすると、なんでも「たい」というように、フィリピン人は、ハタ科の魚を見ると「らぶらぶ」っていうのですね。

                         英人

[14853] Re:船釣り2日目 
2004/11/28 (日) 21:54:32 ぶー
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2日目も別の無人島に寄って昼食をとりました。

[14854] 戦い終わって日が暮れて 
2004/11/28 (日) 21:57:09 ぶー
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暑いので、ビールは飲みたくなります。

ただし停電なので、当然冷えていないです。

[14860] 最後に 
2004/11/28 (日) 22:13:41 ぶー
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>今現地では、台風25号が発生していて、Brown Out(停電)している
>ようですが、20日には回復していると思います。


と書いたのは甘かったようです。
もう1つの台風が20日に再接近して、送電線などがやられてしまい、
一時的な停電ではなくなりました。

最寄のシティが26日の夜に回復、最寄のタウンがずっと停電して
いました。(復旧に1ヶ月ぐらいかかるらしい)

携帯電話は電池式の充電器を持っていったのですが、基地局が不安定な状態、
デジカメは使えなくなり、最寄のシティの電気屋で充電してもらったり、
帰りの国内線のチケットは航空会社が停電していてカードが使えなかったりで、
なかなか記憶に残る旅となりました。

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