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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[19128] 神奈川県小田原国府津>エソ系の魚? 
2005/6/6 (月) 15:42:45 ぴゅわ
◆画像拡大
初めまして。こちらをよく利用させてもらっているぴゅわと申します。
6月4日朝、釣りをしていましたらウネリの波で足元に打ちあげられていた魚です。
見たことないけど唐揚げでなら食べられそうと、持ち帰ってこちらでも調べてみましたが
これ!というものにたどり着けませんでした。

細長い形、下顎が少し長いようでした。
腹鰭が後ろに向かってやや長く、これを支えにしてバケツの底の方でじっとしていました。
(だいぶ弱っていたせいかもですが。)
顔の周りと尻尾よりの側線に鮮やかな青緑色の斑点があります。

ボディーの形からなんとなくエソ系のような気がしますが・・・。
浜は小石と砂利が混在する浜です。
なんという魚かおわかりになりますでしょうか?
宜しくお願いいたします。

[19131] 国府津>ベラギンポ科>クロエリギンポ雄 
2005/6/6 (月) 17:12:46 小西英人HomePage
▼ ぴゅわさん

 後頭部に黒色帯があり、その下縁が青く縁取られていますので、クロエリギンポの雄ですね。

                           英人

[19211] Re:国府津>ベラギンポ科>クロエリギンポ雄 
2005/6/8 (水) 17:01:04 ぴゅわ
▼ 小西英人さん
> ▼ ぴゅわさん
>
>  後頭部に黒色帯があり、その下縁が青く縁取られていますので、クロエリギンポの雄ですね。


ギンポなんですか!
お腹のところはアナゴっぽいなぁと思っていたのですが。
ネットで調べてみたら間違いなくこれです。
ダイバーさんに人気のあるお魚みたいですね。
ご回答、ありがとうございました。

[19213] Re2:国府津>ベラギンポ科>クロエリギンポ雄 
2005/6/8 (水) 19:36:50 syou
▼ ぴゅわさん

はじめまして。こんばんは

> ギンポなんですか!

○○スズメダイがタイの仲間ではなく、スズメダイの仲間であるように、

ベラギンポ科はあくまでベラギンポの仲間でして、ギンポとは違います。

でないと日本の魚類はほとんどがタイの仲間になってしまいます。

(タイ云々は、実際仕事上で魚の説明をする機会があると、
よくこの話にはなります。経験上、比較的多い質問のひとつです。)

むしろトラギスなんかに近い仲間です。

一応僭越ながら・・・

[19215] Re3:国府津>ベラギンポ科>クロエリギンポ雄 
2005/6/8 (水) 19:49:09 小西英人HomePage
▼ syouさん

 ありがとうございます。

 どう説明しようかと、悩んでいました。

 だいたい、「ぎんぽ」という言葉も、かなりの説明がいりますもんね。

 「ぎんぽ」の説明を、ここで見分けろ!から引用しておきましょうか。

■ダイナンギンポvsギンポ■【WEB魚図鑑】ここで見分けろ!より
http://fishing-forum.org/zukan/sanhtml/P000169.htm

 うえに書いてありますけど、引用もしておきましょう。

■うわあっ「ぎんぽ」やと、騒いでも、人によって、それぞれの「ぎんぽ」がある。
■ぎんぽは銀宝と書く。来歴に諸説あるが和名のギンポは江戸前の天ぷらとして有名で江戸時代の貨幣、丁銀に体形が似ているからだろう。
■ただし「ぎんぽ」と呼ばれる魚は広く、昔は「北方系ぎんぽ」と「南方系ぎんぽ」に分けられていた。
■いま北方系はゲンゲ亜目(113種)で、南方系はギンポ亜目(88種)となった。
■釣り人が「ぎんぽ」というと、だいたいゲンゲ亜目魚類のことを想像し、げんげ、がじ、ぎんぽなどという名がつくことが多い。ギンポ亜目魚類は、見た感じだけでいうと「はぜ」のような魚で、カエルウオなど有名だ。
■関西の釣り人が「ぎんぽ」というとダイナンギンポのことが多い。これはタウエガジ科になり、ゲンゲ亜目魚類にしては珍しく日本全国に分布する。側線が網目状で尾鰭が背鰭臀鰭とつながっていたら、まず、これだ。
■関東の釣り人が「ぎんぽ」というとギンポのことが多い。これはニシキギンポ科で北海道南部から高知くらいまでに分布、天ぷら種で有名。尾鰭は縁辺が白く、背鰭と膜で軽くつながる。背鰭に三角形の黒斑が連なる。
■あなたの「ぎんぽ」はどっち?

                          英人

[19216] Re4:国府津>ベラギンポ科>和名の難しさ 
2005/6/8 (水) 20:04:25 syou
▼ 小西英人さん

こんばんは

○○タイ(もしくはダイ)は、本当によく聞かれます。さすがに沖縄の土地柄か、

スズメダイはさすがに皆さん知ってらっしゃるのですが、

聞きなれない○○ダイは、「へー、タイの仲間ですか」と聞き返されます。

その時はだいたい

「この場合のタイって言うのは魚って意味合いで考えてください」

と答えてますが・・・ギンポはなんていえば良いんだか。

ベラギンポ科の場合、周辺の仲間を眺めても、

ワニギスだのミシマオコゼだの馴染みもないし、

ましてや「ハタハタに近いです」なんて言ったら新たな誤解を生みそうで・・・

トラギスが一番適当かと。


ちなみに下は、大学時代新人が入ったときの恒例行事です。

「syouさん、あの魚なんですか?」

「アカマンボウ」

「へー、マンボウの仲間なんですか」

「・・・・・・図鑑を見ろ」

ああ、懐かしい学生時代の思い出。

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