さかなBBSトップ
魚のことならおまかせ。WEBさかな図鑑
釣具の通販・Gear-Lab
HOME 似たもの検索  携帯版  | Gear-Lab

新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

WEB魚図鑑では、2013/7/25より新しいコミュニティをオープンしました。 「このお魚何?」というQ&A専用のページもあります。是非新しいコミュニティを使ってみてください。新コミュへの投稿はズカンドットコムへのアカウント登録が必要です。2013年1月以前にWEB魚図鑑へ投稿したことのある方はアカウントの引き継ぎを行うことができます。


[▲前のスレッド]

[29645] * No Subject * 
2006/11/26 (日) 13:17:32 みい
いしもちは何故石を持っているのですか?誰か教えてください!

[29647] 耳石について 
2006/11/26 (日) 13:36:13 小西英人HomePage
▼ みいさん

> いしもちは何故石を持っているのですか?誰か教えてください!

 いしもちって、ニベ科の魚のことですね。みいさんが、関東なら、ニベか、シログチのことをいっているのでしょう。

 ニベ科の「いし」は大きいですけど、魚は、みんな石を持っていますよ。

 これは耳石(じせき)と呼ばれます。

 耳石は、魚の内耳にあります。三半規管のなかで、体の傾きや動きを検知するセンサーの役割をします。このため、ふつう片方で3つあります。

 炭酸石灰の結晶なのですが、全体で耳石(otolith)。大きいものから扁平石(sagitta)星形石(astericus)礫石(lapillus)と呼ばれます。

 一般に耳石というと、この扁平石、サジッタのことをいいます。

 これに輪紋があって、年周輪だったりします。魚の年齢の決定に使われます。また、ウナギの産卵場所を突きとめるために、ウナギ稚魚のサジッタの日周輪を、電子顕微鏡で数えながら太平洋を追跡して、つい、最近、産卵場所が解明されました。また、ここに含まれる微量元素を解析すると、淡水にいたのか海水にいたのかがわかります。これもつい最近の研究結果なのですが、ウナギで、淡水に遡上するのは実は少なくて、ほとんど海で生活をしているのではないかといわれています。

 耳石は、体のバランスをとるためにあるので、浅い海で、波にもまれるような魚は大きいです。俗に「イシモチ」と呼ばれるニベ科の魚とか、フサカサゴ科も大きいですね。磯の足下に群れるテンジクダイ科は、小魚なのに、凄く大きな石を持っていて、このごろ、標準和名の「石持」は、テンジクダイ科の魚につけられています。

 海底にいるカレイ類とか、海面を走り回るシイラとかの耳石は小さいです。

                           英人

ps

 と書いてしまってから、用語集にいれていたのを思いだしました。

 馬鹿ですねえ。

■耳石【WEB魚図鑑】用語集より
http://fishing-forum.org/zukan/sanhtml/Y000088.htm

 これも、ご覧ください。

[29658] ありがとうございます 
2006/11/26 (日) 21:41:08 みい
小西英人さん
 ありがとうございます。よくわかりました。ふと疑問に思って、とても気になって気になって仕方が無かったんです!!!笑 これで胸がすっきりしました。
ちなみに私は東北のものです。いしもちは「いしもち」としか聞いたことが無かったんです・・・。というより、魚について詳しくないのです。でも、小西さんのおかげで魚に対していろいろな発見をすることが出来ました。魚にも耳や毛があったんですね。本当に驚きです。ありがとうございました。

[▼次のスレッド]