2004年10月26日

ライブが決まってた

DAN知らないうちに自分が出るライブが決まってた、という話は、けっこうあることなのかどうか知らないけれど、それが「生まれて初めてのライブ。しかもこないだ会ったばかりの人と、知らない場所で」というのは、そんなにある話だとは思えない。

ことの起こりは、ついこないだである。

宮崎市中央通りにある、(みんみん)というラーメン屋さんに数年ぶりに入り、「うむ。これはなかなかのもの」と納得しながらラーメンを食べていたら、壁に「フォークビレッジ」というお店のチラシが張ってあった。

おお。これも懐かしいのう。たしか6~7年前に、みんなで押しかけたことがあった70年代フォークの店ではないか。あの後、店が消えていたのが復活したのだな。いずれ寄ってみるかというわけで、ほどなく西エビスビル1階にある、くだんのお店に出向いていったわけである。

店は、カウンターに6人座り、奥のちゃぶ台に3人座ると、もうあとはどうにもならないというミニマムな作りなのだが、その時お客は誰もおらず、ミッキー大野と名乗るマスターが一人で煙草を喫っていた。ステレオからは加川良だか拓郎だかが流れていたと思う。

ミッキー大野という人を、ぼくはまったく知らなかったのだが、地元のサンシャインFMという局でフォークの番組を長くやっているという。自身もミュージシャンであり、ストリートもこなす。少年の日々のフォーク狂いが、寸分たがわず今日まで続いているというダンカイ最少年世代のヒトなわけである。

ほう、ほう。と相槌を打ちながらウイスキーを飲んでいると、同じくダンカイのヒトが二人、なだれ込んできた。一人はダイヤモンドビル6階でDANというスナックを営む方で、もう一人は、そのお客という構成なのだが、どうもその、店への入って来かたが、普通のお客ではない感じが、たしかにその時にした。どことなくクロウト風なのだな。

その「お客」の方は、小林純一郎という名で、これまた市内で「リブラ」というスナックを営んでいるという。結局、この時点で「マスター3人客1人」という状況になったわけだ。

この「小林純一郎」さんが、ギターがめっぽううまい。もともとは小坂恭子のバンドでキーボードを弾き、ポプコン全国大会でグランプリを獲得するという栄光の過去があるという。

いろいろ騒いでいるうちに、ぼくがギターを弾くことになり、ポール・サイモンの「アンジー」をやりかました。これは、まあ、われわれの世代の伝統芸能というか、あの頃のギター少年なら誰もが憧れた曲で、非常に局地的ながらウケる人にはウケる。

そんなわけでウケてしまったらしい。

さっそく、ミッキーさんと3人でユニットを組もうという話が持ち上がり、「そうですなあ。いいですなあ」と適当に相槌を打っておいたのが運のつきであった。

あっという間にライブが決まってしまったのである。

11月7日に、宮崎市の「DAN」
11月14日に、佐土原町の「SOHO」 だそうである。

しかも、フォーク、ニューミュージックの嵐で、ダンカイの人々を泣かせる目論見だそうである。「加茂の流れに」なんかもやるんだそうである。

とり返しのつかない話が始まってしまったような気がする。

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コメント

巡回先がまた増えた。
と言う事でリンクしました。(^^)

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