2005年5月25日

ドリアンようかんを弁護する

若山牧水の記事を書いていたら、緊張のためかコーヒーのがぶ飲みが始まった。極度に集中した状態でパソコンに向かっている時には(大体、仕事でものを書いている時は気が狂っている)、必ず大量のコーヒーと火のついた煙草が左手のすぐそばになくてはならない。そういう体質になってしまっている。

そうやって4時間ほどクギンしていたら、むしょうにドリアンようかんが食べたくなった。ぼくはどういうものかドリアンが好きで、昨日も生ドリアンを食べた。アイスクリームに添えるとコーヒーによく合うのだ。それはまだ冷蔵庫に入っているのだが、どうしてもドリアンようかんが食いたいと思った。いや、こいつをつまみにコーヒーを飲みたい。

さっそくWEBで検索すると、まあ、ひどい評価だ。まずい。吐く。捨てた。なんて言葉が並んで、ほぼどこにも「うまい」とは書いていない。これはあんまりではないか。

あえてドリアンようかんを激しく弁護したい気持ちになり、ただそれだけを言いたくて、忙しいさなかに書いている。あんなチープな食べ物に、しっかりと例のガス漏れみたいな風味が残っているというのは、いかに誠実に作ってあるかの証拠なのだ。これを薄く切って飲むコーヒーは、ちょっとこたえられないものなのだ。みんながあんまり悪くいうものだから、エスニック輸入系商社たちは、いつまでたってもドリアンようかんを国内販売してくれないではないか。捨てるくらいなら、うちに送ってくれ。ここに一人、切実に食いたい男がいるのだから。

ふう。弁護したから、仕事にもどろう。

と、書いていたら、あるところにはあるものである。Yahoo!オークションで見つけた。海外からの発送だそうである。

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