2005年6月20日

映画>駅馬車

昨夜から微熱があり、歯も痛み、うんうんうなりながら寝たり起きたりしていて、ひどい体調だったけど、めげずに『駅馬車』である。1939年。ジョン・フォード監督。

ほんと、映画は全然観てないなあ。これも観たかなと思ったけど、初めてだった。ジョン・ウエインのリンゴ・キッドもいいけれど、酔いどれドクターのブーン氏(トマス・ミッチェル)がとてもよい。やや大根気味のウエインを、底力のある役者たちがどんぴしゃ支えて、画面自体の力も相当にある。

ストーリーにどんどん引き込まれるとか、何か途方もないシーンがあるとか(疾走シーンが有名だけど、1940年当時なら大スペクタクル)いうわけでもないのに、ほんとに片時も目を離すことを許してくれない映画としての力強さ。21世紀の世の中にテレビで観てこれなんだから、65年前、映画館で観た人は、ぼーっとなっただろうなあ。

なぜ、この映画が名作といわれるのか、うまく説明できれば、ぼくは映画に一歩近づくのか。それとも遠ざかるのか。いやー、映画って、ホントに・・・っていってた方が幸せなのかもしれないな。

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