2005年9月27日

TC-1、ようやく

ミノルタTC-1の持ち方について、ようやくサトリを得た。その結果、初めて36枚のリバーサルをまともに撮ることができた。うれしい。これまでは、右下隅が自分の指でかぶるという、まったく恥ずかしいことを繰り返していたのだった。

説明する。

普通のカメラは右手を中心にホールドして、左手はその補助的な役割を担うわけだが、TC-1の場合は左手でしっかりとホールドして、右手はシャッターを押すだけというくらいに軽く添える方法が良い。ブレが心配な人は自分のオデコを補助に使う。。

左手の親指と人さし指でしっかりとカメラを持ち、右手はなるべくカメラ前部に回らないように胴に添えるように持って、さらにオデコを加えた3点で支持するということになる。書けば簡単だが、長年の習慣もあるので、実際に被写体を前にすると意識的にその形を作らないと、すぐにはできないかもしれない

ぼくのように手の大きな男が普通に構えると、特に一眼レフの経験のある人がそのつもりで構えると、かなりの確率で「指ケラレ」が発生する。TC-1はTC-1だけの構え方が必要だ。

その点、GR1は楽でよい。レンズの繰り出し幅が大きいので、普通に構えてもまず大丈夫。操作性もいいので、最近はほとんどGR1を持ち歩くようになっている。ただし、はっとする美しい写真に出会える確率は、TC-1の方が高い。レンズの持ち味のちがいなのだが、TC-1の写真の美しさにはちょっとした魔力がある。

このあたり、またあらためて書いてみたい。

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