2005年10月 6日

GRデジタルが出たが

出るぞ出るぞといわれ続けたリコーのGRデジタルが、10月21日に発売になる。すでに価格コムでは予約販売の値段が掲載されていて、7万円台前半になる模様。まあ、値段はどうでもいいのだが。

名機GR-1のデジタル版ということで、28mm単焦点のGRレンズを搭載。800万画素。GRエンジン。見た目はたしかにGR-1によく似ていて、ひょっとほしくもなるのだが、このカメラ、光学ファインダーがついていないではないか。今さら、GR1ユーザーに両手を前に突き出して液晶モニタで写真を撮れとは、あんまりではないのか。そんな真似ができるくらいなら、とっくに銀塩カメラなんか放り出しているぞ。

そうなのだ。銀塩カメラを放り出してしまったリコーが、GRの名を冠したコンパクトデジカメを作るのであれば、むしろ液晶モニタを外して、こましな光学ファインダーを搭載するくらいの意気込みがなくては嘘だろう。

ズームレンズはいらない、あのGR1のクオリティを受け継ぐ28mm単焦点がほしい。というだけで、すでに十分ニッチで忠誠心に満ちた人々なのだから、そういうユーザーに応えるなら、そのくらいやってもいい。いちいち、映ってるかなと液晶モニタをのぞくようなことはしなくていいでしょ。ほらほら見て見てと、子供や女の子にその場で見せなくていいでしょ。というくらいのトガッた提案があってもよかったと思うのだ。もちろん暴論なのだが、そのくらい光学ファインダーがないことには失望してしまった。

23000円の外部ファインダーがオプションで用意はされているのだが、これをつけて胸ポケットに滑り込ませるというのはちょっとむずかしそうだし、絞りやシャッター速度や合焦の情報が一切わからないのだから、単なるファッションにしては犠牲が多すぎる。

作例を見るかぎりひどい映りなのだが、これは初期バージョンだとかベータ機だからだとか、考慮しないでもない。それにしても、光学ファインダーがないことと、かような外部ファインダーを用意するというだけで、このカメラを買わない理由としては十分だろう。リコーはちょっとマーケティングを誤ったのではないか。

少なくともぼくの心には、切ない風が吹いてきたぞ。

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コメント

僕も銀塩コンパクトには色気を出して、次から次へと漁ってた頃がありました(^_^;)
機能はともかく「写りさえ良ければ」という点ではフジ・トラベルミニ、オリンパスXA、ニコンミニ、キョーセラ・スリムTなど、中古なら一杯飲みに行く値段で買えたし、条件さえ良ければ充分な写りをしてくれましたので、服を着替えるように日替わりで持ち歩いてました。
GR-1購入後は持て余してしまったので、手放しましたけど、最後まで残っているのがローライ35です。
これはピントは目測。機械式シャッターのフルマニュアルと、今ではマニア向けの品になってしまいましたが、なんかもう4半世紀のつきあいとなると、全然使ってないにも関わらず、手放せなくなってます。

デジタル一眼、たしかに持ち物としては素っ気なく面白くないところもあり、僕も長いこと反対勢力^^;だったのですが、使ってみるとこれはこれでアリ、というか、なかなか難物で使いこなしに修練が必要でして、今はまだまだ修行中ってとこですね。また、たまにフィルムカメラを使うと贅沢な気分が味わえて、それも楽しいです(^_^;

「村の写真集」http://www.murasha.com/
こちらは、春に観て、えらく感動した映画です。これを観て「カメラ道楽じゃなくて、撮ることを真面目に考えよう」と思い直させてもらいました。
しかしこの映画、作品として素晴らしく良質だし、キャストやスタッフも豪華なのに、細々と単館上映の巡業でやってます。
とりあえずDVD化が決まったようなので安心しましたけど、こういう作品を陽の目を見ないまま、埋もれさせてしまってはいけませんね。

どうも。ひろすけさん。

ぼく、なんで銀塩コンパクトが面白いと思ったのかなあ。
と、ひろすけさんのギャラリーを見ながら思い出してみたのですが、

コンパクト=胸ポケットに入れて歩きたい。
銀塩=実体のあるスリーブで見たい。

というだけのことだったようです。

それが合体した銀塩コンパクトで、重たいEOS-1なみの
写真が撮れればいいなあという色気もあったでしょうし、
滅び去るものへ、ちょっと手を伸ばしてみようというのも。

まあ、あんまり深い意味もなく次々にコンパクトを
買い込んでみたのですが、いずれも面白いですね。

デジカメはモノとしてあんまりほしいのがないのもありますが、
買ってもたぶん使わないだろうなあと。
どうしてなのだろう。

JUNさん こちらでははじめまして(^^ゞ
一年半ほど前からデジタル一眼(PENTAX *istD)を使ってますが、あれこれレンズを換えて試してみると「銀塩用で良い描写をするレンズが、デジタルでも良いとは限らない」ということがわかりまして、銀塩でいい描写をするGRレンズもデジタルでそのまま良好かどうか疑問が残るところであり、僕はこの製品は、とりあえずパスいたします(^_^;)
コンパクトデジは、オリンパスの生活防水タイプを使ってますが、写りがどーのこーの言うのは野暮でして^^;(Webやメールに使うには充分な写りですが)釣りにも手軽に持ち出せる便利さが気に入ってます。

いやいや。どうも昨夜は熱かったです(^_^;)。
GRデジタル、けっこう期待していたのですけどね。

なぜか今年になって銀塩コンパクト路線になってしまって、
この1年ほど、デジカメはさわっておりません。
IXY600を買おうかなと思ったことはあったのですが。

現像に出して、受け取りに行くというのは、デジカメに比べると、
とんでもない手間なのですけど、あのわくわく感がなんともいいです。

こんにちわ。リコーはマクロ機能以外ダメですわあ。私は雰囲気でRDC5300使っていましたけど、今はCANONのIXYのみ。
TC-1もMinoxも眠っています。
そういえば昔FRICOHというのがニフティーにありましたね。

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