2005年11月27日

遊魚亭、始まりました

WEB魚図鑑の編者、小西英人さんが釣りや魚を語るコラムサイト、【遊魚亭】が、つい先ほどオープンしました。

オープンさせた当人がいうのですから間違いない情報です(^_^;)。

英人さんという人はモノゴトにきれいにきれいに取り組もうとする性癖があって、それだからこそ、新さかな大図鑑のような仕事もできてしまうわけですけど。

今回、「WEB魚図鑑に文献リストを作りたいんだけど」と相談を受けた時に、「そんなら昔の文章もまとめて独立したサイトにすればいいですよ」と提案したところ、「いや、あくまで図鑑の中にこしらえて、図鑑データとリンクするようにしたい」とのこと。

たしかに、研究者や超魚おたくにとっては拍手で迎えられるようなアイデアであり、そんな良質なWEB図鑑は見たこともないのですが、残念ながらわれわれの開発者は、今、多忙な仕事と博士論文に追われて身動きがとれません。

さらにいうと、狭い領域の中でひとつのサイトをとことん良質なものにしようというのは、実は運営上あまり得策ではない。それより横に広げていった方が、間口が広がってよかったりもするのですね。私は、説得を開始しました。

いいけど、プログラム開発はどないしますのん。
じゅん坊さん、あと数年はあの調子で手がつけられませんで。
ひとつのサイトをどんどん充実させていくのもいいけど、ネットの中では埋もれることもありまっせ。
それより、いいコンテンツはどんどん独立して横に広げていった方が、総体としてヨイこともありまっせ。

いいくるめて、独立サイトにしてもらったのですが、なんと英人さんは80年代からパソ通をやっているくせに、いまだにHTMLを書けないという人なので、常に誰かが面倒をみなくてはならない。

その誰かとはぼくに決まっているわけで、これはもうブログシステムしかないと提案すると「ブログなんか嫌いや。あんな日記みたいなん、やりたくないよお」と、おっしゃるわけです。

さすがに少し、私もキレかけました。

あのねえ。ブログシステムを使うということとブログを作るということはちがうんですよ。
CMSとしてブログシステムを採用しようという話です。ブログでサイトを作るんです。
そもそも、英人さんはインターネットの黎明期にも同じような悪口をいってたけど、
質というのは量が規定するのだから、量がはびこる世界を否定しては質も見えないでしょう。

とまで私は言い、さらに長時間にわたって説得を続けた結果、「そんなら、ここはひとつ、ついていきましょか」という話になったわけです。よかったよかった。

つい最近、さわりはじめたばかりのMovable Type で、やっとこさで作りました。
例によってデザインはわやくちゃですが、これはおいおい改善されていくんだろうと思います。

それよりも、小西英人がMovable Type 、という事実の方が大きいですな。
時代は変わりましたぞ。

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コメント

英人さん>

今、ココログなどで使われているのは、
Movable Type と同じ会社の、TypePad というものです。

導入が簡単というのが最大のメリットですけど、
今後、Movable Type をレンタルで、しかもかなり安い価格、
もしかすると無料で提供するような動きになるような気がしています。

Movable Type は導入がむずかしいといえばむずかしいのですが、
テンプレートを充実させて供給すれば同じことですし、
TypePadに比べてカスタマイズが容易なので、
すでにある程度のスキルを持つ人は飛びつくでしょう。

そうなった時に、ぼくらのコンテンツとうまいことリンクした
テンプレートを供給できれば面白いなと。
いわばインフラは先様持ちで、ぼくらはソフト部分だけ
考えればいいので。

まあ、不確定で夢のような話ですけど、案外…と思っています。

しんさん>

いろいろ、ありがとうございます。
マック、今、手元にないのですけど、友達のところで見てみます。

それからMovable Type 、思ったよりも簡単でしたよ。
ヘッダ、フッタ、サイドメニュー、そこに入れるもろもろを、
個別にモジュールで管理するので、一度作ってしまえば、
htmlより楽に運用できます。

 そうでうすね。過渡期ですね。

 これから、ぼくに何ができるかですね。        英人

英人さん>

およそネットでの取り組みについては、
英人さんが「それはイヤや」ということはうまくいく、
ということになっていますので、説明しながらも、
ぼくは確信していましたよ。ああ、これもきっとうまくいくと。

ただ、説明するのはむずかしかったですね。
Movable Type を覚えることは、これからhtmlを覚えるのと
同じかそれ以上に重要だということを、ぼくの直観が教えるのですが…。

とにかくこれから2年以内に、主要なサイトはHTMLから撤退を
始めます。もう新聞系や自治体系は数年前からそうですね。
あのような壮大なCMSを、誰もが自前で持てるようになることで、
まったくWEBの知識のない人が、文章力、表現力を
自在に発揮できるようになります。
WEBデザイナーは、全員CMSデザイナーにならざるを得ないでしょう。

英人さんが考えていた「ブログ」が単なる過渡期の姿であることは、
もうおわかりですね。

バックの色は僕の目のせいでした。失礼しました。

Windowsで確認してみましたが、左詰のこととトラックバックの表示の所は何の問題もありませんでした。OSの問題ではないのでしょうが、MacのCRTだとバックは深い青ですが、winのノートだと黒に見えました。
でも大丈夫。マカーはそういうのに慣れてますから(^^)。

ところであるぽさんも左詰で見えてますよね?

 いやあ、説得された英人です。

 なんか、よおわからんまま、突入してしまいました。

 まあ【WEB魚図鑑】もそうだったし…。

 どうもJUNさん、ありがとうございました。

 がんばるけんね!

しんさん>

センターの横幅、少し広げてみたら見やすくなりました。
ありがとうございました。
でも、これで限界のようです(^_^;)。

やればやるほど壁に当たるので、放り出せなくなっております。

トラックバックURLっていう文字の前にスペースが全角で5個位入ってるように表示されてます。

すごいなぁ。ブログの器を作っちゃったってことなんでしょ?
僕に云わせれば、JUNさん立派なプログラマー。
左詰で表示されるのは中央の方がかっちょいいと思ったのと、真ん中のメインのフレーム(じゃないんだろうけど)の幅はもうちょっと広い方が読みやすいと思いました。いや、思っただけでこの幅になってる理由はあるのでしょうから流してください。
あ、MacだとトラックバックのURLのテキスト表示が枠からはみ出してます。

あるぽさん>

いや、どうもありがとうございます。

拡大写真のリンク切れは、テストディレクトリから移す時に、
ブログ上で検索→置換できたものと思っていたのですが、
手動でやらなくてはならないようでした。
これは、これから作業します。

コメント表示は、なんというのかセキュリティの判定が
厳しすぎるようです。これは設定をゼロにしました。

それより困ったのは、最新のコメントが2件以上表示されると、
トップの表示が乱れることで、まったく予想していなかったことでした。
解決するまで、しばらく最新のコメント表示ができなくなりました。
すみません。

早速覗いて参りました。
気がついたことを2つ
コメント表示にかなりのタイムラグがあるのですね。
それと、写真の拡大リンクがことごとく壊れています。
しかし奮闘の甲斐あって、すっきりしたHPに仕上がっていますね。

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