殿山泰司と新藤兼人

『三文役者』(新藤兼人/2000)を観て以来、どうも毎日タイちゃんこと殿山泰司のことが頭から離れない。あれから、『三文役者の死(新藤兼人/岩波現代文庫)』と、『三文役者あなあきい伝』(殿山泰司/ちくま文庫)を「同時に」読み、そこで銀

映画>裸の島

『裸の島』(新藤兼人監督/1960)。 「オレとオカジ(乙羽信子)は、まるで天罰が降りたみたいに、毎日毎日水を運んだ」(『三文役者』/2000)。 雨が少なく温暖な瀬戸内式気候を生かして、島々ではだんだん畑でみかんやこく類などを栽培

内閣支持率

朝日の速報で福田内閣の支持率が19パーセントだという。大体20パーセントを割ってしまうと、解散なり総選挙なり、なんらかのアクションを求められるものらしいのだけど、森内閣(最低は9パーセント。日本国民は聡明だ)の時とちがうのは、内閣だ

映画>三文役者

『三文役者』(新藤兼人監督/2000)。 昨年4月に続いて2度目。どうもこの映画はお気に入りになっているのだと思う。時々、思い出していた。 ここ数年、流通しているへんてこな「癒し」は脇において、この言葉について考えてみると、人はある

映画>ALWAYS 続・三丁目の夕日

5月16日からレンタル開始だというので、当日の朝に速攻借りてきた。いや、ほんとは朝8時頃にパンを買うついでにレンタル屋に行ったら、10時からですといわれて出直したので速攻というよりも一人時間差攻撃なのだが、とりあえずどうでもいい。

シモリビギナーになること

何につけ新しい釣りを始めてみる時というのは、それ以前に何年キャリアがあったとしてもいきなりビギナーになるわけである。日本のように海川渓流沼湿地ホゾに溜め池汽水に源流昨日の雨でできた水たまりと多種多様な水辺に、4000種からの魚がいて

映画>レッドバロン

『レッドバロン』(ロジャー・コーマン監督/1971)。 第一次大戦の空のエース、フォン・リヒトホーフェン。80機撃墜という突出したスコアを持つ彼の名は、赤く塗られたフォッカーの三葉機とともに記憶される。 イギリスの作家レン・デイトン

MT4.1>ユーザーアーカイブの不具合について

Movable Type4.1において、ユーザー表示名が日本語の場合、ユーザーアーカイブが生成できない現象とその回避方法について。サポートに問い合せたところ、再現性のある問題と認識しているということでしたが、WEBで検索しても出てこ

映画>さよなら、さよならハリウッド

『さよなら、さよならハリウッド』(ウディ・アレン監督/2002)。 かつてオスカーを2回も獲った大巨匠監督が、今は極寒のカナダで脱臭剤のCMロケ。それも途中でクビになって帰宅すると、ただ映画に出たいだけでひっついている若い恋人が、そ

雑魚正宗、届くこと

秋山さんに「雑魚正宗」を送っていただいた。不思議なもので、がちゃん、ばたん、ばるるるると郵便屋さんがバイクのスタンドを降ろして郵便受けを開け、すみやかに去っていった音を聞いただけで、「雑魚正宗がきた」とわかったのである。 雑魚正宗

芋を煮る

11時半にすこし眠くなったので、しめたとベッドに入り、レン・デイトンの「戦闘機」を1時間読んだのだが眠れない。まただめかと、起きてきてデパスを1錠飲む。デパスも最初のうちは、飲んで15分もするとほんわかとした気持ちになり、さあ、寝る

釣りに行きてー

ここんとこ毎日、「釣りに行きてーよー」と吠えている。行きたきゃ行けばよさそうなもんだが、そうもいかないのは、1週間ほど前からメニエールを発症しているからだ。6年ぶりにヘビー級がやってきて、3日間ほどは、世間がぐわんぐわん回っていた。

映画>茄子 スーツケースの渡り鳥

『茄子 スーツケースの渡り鳥』(高坂希太郎監督/2007)。 劇場公開はしていないので、映画とは呼べないのかもしれない。大体、この頃は映画ってものの定義がよくわからなくなってきた。以前はフィルムで撮れば一応映画と呼んでいたような気も

フルハイビジョン化について

1年ほど前だったか、もう少し前だったか、次世代DVDの規格競争はブルーレイの勝ち、と書いたと思う。理由はネーミングにつきる。HD-DVD(High-Definition DVD)は、ただ規格をそのまま呼び名にしただけで、何の工夫もな