リアスピーカーその後

先日製作したFE108EΣのリアスピーカーR-101(ひょせんさん設計)は、マットブラックの塗装を施され、端子は半田づけし、ネジもちゃんと8本締め込んで、一応これで完成となった。 箱は完成しても音は完成に遠いわけで、反っているのを

TOPPING TP21のこと

音が出た瞬間、「あれ?」という感じだった。自分の耳がおかしくなったかな、と。普段聴いている金田アンプと、音の出方がそんなにちがわないのだ。というか、よく似ている。 以前、SONY TA-F333ESRと金田アンプを聴き比べてみた時

ヤマハNS-5きたる

オクサンがベースの耳コピーをするのに、iPodにイヤホンでは無理だというので適当なスピーカーを物色していた。作ってやってもよかったのだが、こないだリアを作ったばかりで疲労コンパイしており、そもそも、小型ブックシェルフの場合、価格性能

リアスピーカー完成のこと

うう、腰を痛めて眼鏡を踏み折ってしまったが、とりあえずリアスピーカー完成。バックロードホーンで、部品点数が26点あり、尺の長い部材が多かったので精度を出すのがむずかしかった。途中で精度を出すのをやめたから、気楽なものだったけど、ち

キャンセリング・マグネット

二六製作所というところに注文しておいたマグネットが届いたので、さっそくキャンセリング・マグネットの実験をしてみた。対象はスーパースワンに取り付けてある6N-FE108S。 キャンセリング・マグネットというのは、スピーカーを駆動する磁

リアスピーカーを作ること

2006年1月頃から、スーパースワンに合わせるリアスピーカーを何とかしなくてはなんない、と考えていた。考えてはいたのだが、なかなか決まらなかったのは、自作・既製品含めて、これといったものがなかったからだ。 長岡鉄男設計の「クレーン」

モアイへの道(2)

FE108Sによるスーパースワン(人気投票第1位である)を、15年ほど前に作り、以来、スワンはわが家のエースとして働いてきた。細かいことをいえば高域の伸びが今ひとつであるとか、中低音にもう少し解像度がほしいとか、不満点はないでもなか

モアイへの道(1)

長岡鉄男師が設計したスピーカーシステムに、SS-66「モアイ」というものがある。たしか、96年頃の『ステレオ』誌で、フルーティストの加藤元章氏の、相当、無理難題といえるリクエストに応じて設計した3ウェイのモニタースピーカーだ。 長岡

FE103Mに涙すること

夏の間、エアコンの風よけに棚の上に置いてあったスピーカーを聴いてみた。フォステクスのFE103M(メモリアル)一発の小型バスレフ。きわめてオーソドックスなバスレフで、最初から低音は欲ばらない設計。ただし、板厚はしっかりとって、10c

金田アンプのこと

ヤフオクで落とした生活向上委員会の『ダンス・ダンス・ダンス』というLPが届いたので(知る人ぞ知る名盤である。ただしCDは廃盤)、さっそく聴いてみようとしたら右チャンネルの音が出ない。 これまでも時々あったのだが、パワーアンプのスイッ

映画の重低音について

最近の、といっても、どのくらい最近なのかシカとはわからないのだが、とにかく最近の映画には重低音成分が大量に含まれている。 この重低音の定義がクセモノで、ピュアオーディオ的には大体80hz~120hzくらいのことを指すような気がする。

スピーカーについて

ここ15年ほど、市販スピーカーの世界から目を離しているうちに、どうも世間ではトールボーイ型のエンクロージャーが幅をきかせるようになっていた。 15年前は、小型2ウエイのブックシェルフが花盛りで、そいつを出来のいいスタンドに載せて鳴ら

スーパースワンの後継

深夜、CHAPさんから電話。 「オーディオベーシックに、フォステクスの10cm限定ユニットの記事が出てる。スーパースワンの後継ユニットにどうだ」 ふむ。考えてみると、わがスーパースワンは制作からすでに15年ほどの歳月がたち(ほんとか

フルハイビジョン化について

1年ほど前だったか、もう少し前だったか、次世代DVDの規格競争はブルーレイの勝ち、と書いたと思う。理由はネーミングにつきる。HD-DVD(High-Definition DVD)は、ただ規格をそのまま呼び名にしただけで、何の工夫もな

キングコブラ来たる

春の東風がびゅんびゅん吹く午後に、なんと、CHAPさんからキングコブラが届きました! 長岡鉄男設計のD-109「キングコブラ」。フォステクスの限定ユニット6N-FE88ESを片チャン2発使った首長バックロードホーン。ただし、このバ

WAVIO SE-U55SXを聴く

もともと、「昔オーディオ」に発熱してしまったのは、ちょうど1年前に入手した、「NHK全国学校音楽コンクールの歴史<昭和43年~昭和48年度・小学校合唱の部>」というレコードを、デジタルデータに取り込み、そいつを当時の友だちに聴かせて

KENWOOD KT-1100D きたる

そんなわけで、「昔オーディオ」に目覚めてしまったものだから、最近、毎日のようにオーディオ機器が届く。今朝は、KENWOODのチューナー、 KT-1100D だ。 今日び、チューナーというと、地デジだのCATVだのという話になってく

ステレオ7月号を読む

オーディオ雑誌『stereo』7月号といえば、かつて自作派マニアならどうしたって買わなきゃしょうがないというようなものだった。「工作人間特集」では全国のマニアの作品が載り、長岡鉄男は新作のスピーカーを5種~7種ほども発表し、常連の評

スピーカーをめぐる日々

昨日、オクサンがドラムを叩き、長女がブルーハーツの「終わらない歌」を歌っているのを、ぼんやり眺めていたら(長女はソンちゃんになりたいのか、ドラムを叩きたいのか不明)、フォステクスのFE108Sのオークションを逃してしまった_| ̄|○

リアスピーカーについて

わがせせこまシアターの次なるバージョンアップは、画ではなく音でいくことに決めた。画の方は、とにかく次世代DVDの決着を待つことにする。今のSD画質のままで、質のいいプロジェクターやプレーヤーを導入するという方向もあるのだけれど、フォ

ふたたびリアスピーカーについて

リアスピーカーが決まらない。それというのも、やはりこの方の実験の影響である。 スピーカーの自作において、低域をどうするか。どのようなレンジで、どのような性質の低域を求めるかというのが、設計のすべてを決めるといっていいのだが、この実験