スリーブの保管方法について

仕事以外で写真を撮ることを始めたのは、つい最近なので、いろいろ、細かなところでわからないことが多かった。撮影したポジは、マウント仕上げにするかスリーブのまま保管するか、というのもそのひとつで、これはけっこう悩んだ。 ぼくがやってき

GR DIGITAL Ⅱ発表

GR DIGITAL の第二世代機が発表された。11月22日発売。どこが変わったかというと、まず画素数が813万から1001万になり、CCDを変更。画像エンジンも新しくなり、高感度時のノイズを低減させたそうだ。あとはRAW現像の時間

銀塩28mm単焦点 KLASSE W

まさか今の時代に、銀塩コンパクトの28mm単焦点が出るとは思わなかった。FUJI FILMのKLASSE W。価格は99750円。こら、FUJIは本気である。 もう、細かい仕様や使い勝手なんか二の次である。こーゆーものが新製品として

映画>アラキメンタリ

『アラキメンタリ』(トラヴィス・クローゼ監督/2005)。 20歳前後の頃に知った荒木経惟という写真家は、あまりに現代的すぎてぼくにはついていけなかった。ついていこうとしても、そのスピード感に物理的に追いついていけないというようなと

ニコン、ミノルタ、コニカよ、さらば

銀塩最後の日まで。なんてフレーズを、ここ数年何度か目にしたけれど、思ったよりもずいぶん早くきてしまった。 11日、ニコンが銀塩カメラから事実上の撤退。F6とFM10を残して、あとは全部生産を終了。F6、FM10についても、今度開発は

GRデジタルが出たが

出るぞ出るぞといわれ続けたリコーのGRデジタルが、10月21日に発売になる。すでに価格コムでは予約販売の値段が掲載されていて、7万円台前半になる模様。まあ、値段はどうでもいいのだが。 名機GR-1のデジタル版ということで、28mm単

TC-1とGR1ふたたび

ミノルタTC-1とリコーGR1。このどちらがヨイのかについては、購入前も含めてこの数ヶ月、ずっと考えていた。今、幸いにも2台とも手元にあるのだが、この命題についてはいまだに結論が出ない。ただし、それぞれの性格についてはわかってきたこ

TC-1、ようやく

ミノルタTC-1の持ち方について、ようやくサトリを得た。その結果、初めて36枚のリバーサルをまともに撮ることができた。うれしい。これまでは、右下隅が自分の指でかぶるという、まったく恥ずかしいことを繰り返していたのだった。 説明する。

水平線の向こうに

ひとつの分野で同じことを何年も続けていると、いつの間にかその道の専門家ということになってくる。 写真という、自分と対象の間にある不可視なものを定着させていく仕事は、その過程においてひどくよるべない心持ちになるものらしく、多くの写真家

通過写真宣言

通過写真、という言葉があるのか、ないのか。 とにかくぼくは、新宿やブエノスアイレスの街角を、鋭くもどんどん横切っていく森山大道の視線に、写真の概念をひっくり返されてしまった。芥川仁がその場になじみ、とどまることから始める写真家だとす

GR1V持って列車に

日南市PTA協議会というところに呼ばれて、広報研修会の講師。夏休みということでうちの子供たちの用事が多くて、クルマが使えそうになかったので、JR日南線に乗って行ってきた。 今、トラヴィックという、オペルのザフィーラをスバルが足回りチ

ゆうべの話

おえ。今日はひどい二日酔いだった…。どうにか回復したけど、ちょっと飲みすぎというくらいのもんじゃなかったんだろな、きっと。 で、ゆうべは宮崎県が発行している「Jaja」という情報誌のスタッフ・関係者の懇親会。出席者は宮崎県の担当の孝

TC-1にガクゼンすること

ふふふ。よくない予感というものは当たるものですな。 いや、ふふふ。ではなくて、あちゃー、やっぱし。なのだった。 ソウルで撮った初めてのTC-1のポジが上がってきたのだが、3割ほどはまったく論外的に使えない写真だったのだ。 コンパクト

TC-1の心地よき緊張感

芥川仁さんに無理をいって譲ってもらったミノルタTC-1。ソウルでの仕事の合間に、ほんとのスナップ写真を(「作品」を意識しないという意味で)、100枚ほど撮ってみた。 ライバルとされているGR1ユーザーにとっては、TC-1は、たぶんか

ヘキサーの凄さについて

TC-1を手に入れて、しげしげと眺めたり、いじくりまわしたりしていた。 「趣味とは手段が目的となることだ」と、いみじくも長岡鉄男が喝破していたけれど、ほんとに至言であって、こういう良く出来たモノというのは、写真をどう撮ろうとか何を撮

TC-1入手

夕方、芥川仁さんのTC-1を、無理やり譲っていただいた。ほぼ、強奪に近い。 TC-1か、GR1かという問題については、まだ決着がついていない。ただ、結論としては「いずれ両方買う」ことにしたので、気楽にはなった。GR1はとうに生産中止

ヘキサー持って列車に

東郷町の取材を終えた後、日向市駅から普通列車に乗る。家族が一足先にクルマで串間市の石波海岸へ向かっており、ぼくはその後を列車で追いかける形だ。 出発まで少し時間があったので、ヘキサーを首からぶら下げて日向市駅前をぶらぶらする・・・・

ヘキサーを買うこと

B型であるせいか、時々、突発的逆上的行動に出ることがある。山下洋輔風にいえば「一気に勝負に出て自滅」というパターンなのだが、最近は、さすがにそのあたりの呼吸がわかってきて、自滅まではしない。これはこれで、情けないことではある。 昨日

TC-1とGR1

かさばる一眼レフを使っている人が、ちょっといいコンパクトカメラをほしがるのは、カメラおたくの常道なのだそうだ。 そしてそういう人が、特に28mmに限定すれば、常に迷う2機種というのがあって、リコーのGR1とミノルタのTC-1。なのだ

二人のカメラマンと

思うに、最近、芥川仁さんや黒木一明さんと仕事をするようになったことが影響しているのだろうと思う。 お二人とも、カメラマンというよりは強烈な自我(あえて自我という)をもつ写真家であって、こういう人を「ぼくの」作品である出版物に取り込む

銀塩コンパクトがほしい

正直いってデジカメが出てくるまでは、銀塩カメラという言葉すら知らなかった。 ネット歴15年、インターネット元年の95年にはHP開設にこぎつけた自分としては、表現の場は(あるいは生活の場といってもいいけれど)、とっくにネットなのであっ