■ハオコゼvsイソカサゴ■


ハオコゼ
@眼の上から背鰭棘が始まり、鰓蓋に目立つ斑紋はない(写真■KOUJI)


イソカサゴ
@鰓孔の上から背鰭棘は始まり、鰓蓋下部に暗色斑がある(写真■マリトコ)

■ちっちゃくて、赤くて、鰭のとがっているのは危ない…。
■そう思っている貴方はいい。
■きゃあ、かっわいい…なんて、なんでも平気で触ってしまう都会派も、このごろは多くなった。
■小魚だからと馬鹿にしてはいけない。うっかり触ると、刺されて毒があって痛いめにあわされてしまう可愛い奴もいる。そんな小魚の二巨頭が、この二種だろう。
■鰭の棘が派手だから、ハオコゼは見分けやすい。鰭膜は深く切れこみ棘がばらばらの感じがする。この背鰭棘が眼のすぐ上から始まるのも特徴だ。あと鱗はほとんどなく、背鰭棘の中央あたりに暗色斑があることが多い。
■イソカサゴも足下にいる小魚の代表。背鰭棘はそう長くなく、鰓孔の上部くらいからふつうに始まる。しかし棘は鋭いし毒がある。鰓蓋の下部に暗色斑があり、これを目印にするとよい。鱗はしっかりあり、体色は赤色と白色が、やや横帯ぎみにはいることが多い。
■ハオコゼはハオコゼ科、イソカサゴはフサカサゴ科になる。
■どちらも10cmを超えない小魚だから、ふつう食べない。うまくハリを外して元気に逃がしてやろう。どんなに気楽な釣りでもペンチくらいは用意しておきたいし、できたら魚鋏ももって、刺毒のある魚もきちんとハリを外したい。踏みつけたり、叩きつけたりせずに。
■それでこそ釣り人だ。
■命と触れあうのが釣り人なのだ。
■小西英人