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[1856] Re3:生物の分類方法 
2002/8/11 (日) 17:36:21 小西英人
▼ じゅん坊さん

 ごめんごめん。ぼくの説明が悪かったなあ。遺伝子だけでやるというと乱暴に聞こえるかもしれませんが、発現形質はいまの情報なのです。遺伝子の置換というのは、数億年、数千万年、数百万年という時間の流れの中のことなのです。比べることに意味はありません。どちらにせよ、これは実証できないのです。進化論が哲学であって社会学であって科学ではないという批判は、実証できない、追試できない、不可逆的な歴史の流れを読み解くところにあるからです。そこに、数学を持ちこんで、ある程度の実証性科学性を導入したのが木村たちの功績なのです。これ、ぼくで説明できないでしょうね。木村資生を読めば、わかると思います。

 もうひとつ。せっかくヒトの分類までいれて説明しようとしていたことを忘れていました。

 分類体系の客観性のなさと、人為分類であって、けっして自然分類ではないという、簡単な例です。

 哺乳綱霊長目で問題ないですよね。
 硬骨魚綱スズキ目で問題ないですよね。

 一見整合性があるように見えます。

 しかし四足動物は硬骨魚綱から出ていますよね。ということは、ヒトは硬骨魚綱にいれなければおかしいのです。硬骨魚綱に四足動物(両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類)がはいってから、そのしたで哺乳類、霊長類を分けなければいけないのです。こういう風に系統図をつくっていったら、いったいどうなるのでしょうね。

 いま、手元に本がないのですが、実際にアメリカのネルソンは、1994年の"Fishes of the world,3rd edition" から、硬骨魚綱の下に四足動物をいれた系統樹を掲げています。魚類の上位分類の本ですから、四足動物は「四足動物」といれているだけで、そのしたの分類まではしていませんが…。

 ぼくらは、遺伝的な距離で言うと、マダイやスズキに近いのです。アオザメやアカエイとマダイやスズキの遺伝的な距離よりも、ぼくらとマダイやスズキの遺伝的な距離の方が近いのです。

 これで、階級がいま、むちゃくちゃになっていることが実感できますか?

 また遺伝子の置換率と、形態が、同じように扱えないことも分かりますか?

                            英人