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[2641] ボラ>とど>とどのつまり… 
2002/9/27 (金) 07:18:31 小西英人
▼ 西潟正人さん

 写真は相模湾のボラですよね。安房川の「とど」ではないですよね。

 とどのつまり…という慣用句になるくらい、有名な「とど」ですが、最後の意味で使われるのですから、ぼくの語感ではメーターオーバー、少なくともメーター近いのが「とど」だと思っています。みなさんは、どうでしょうか?

 そういや、昔は、信じられないくらいでかいボラが、川にはいましたね。徳島の吉野川など、川の中に、大きな流木で、でっかい三脚を組んであって、無茶苦茶長くて太い竿をセットして、それに乗っかって、思いっきり振り回したところに、ボラを放りこむ、でっかい囲いが流木で作ってあって、それこそ、「とど」を釣っていましたっけ。いまは、知りませんが、むかし、九州の堤防に釣りに行くと、大きな石が、ごろごろ置いてあって、みんな名前が書いてありました。ぶっとい孟宗竹の剛竿で、ボラ掛けをするために、竿尻に「おもし」の石がいるのです。九州も、大きなボラを掛けていたけど、あんなのいなくなったかな?

 ボラは、いつも、その辺にいて、見えますから、その辺の魚だと思われ勝ちですが、ほとんど全世界の温帯と熱帯にいます。熱帯西アフリカからモロッコ沿岸はのぞく全世界に分布するとなっていますが、この熱帯西アフリカからモロッコ沿岸にボラがいないのではなくて、ここのボラが亜種だとする論文がでているから、そこを外しているのです。細かいことをいわなければ、汎世界分布なのです。

 それで、冷たい川の中に平気でいますから、温帯の魚だと思われ勝ちですが、どちらかといえば南方系の魚、熱帯に多い魚なのです。小笠原のような太平洋の真ん中の火山島、海洋島といいますが、そんなところでもいます。

 産卵場は全世界にあるのですが、日本でいえば黒潮や対馬暖流の影響を直接受ける外海に面した沿岸域にあります。知られているのは、三重の志摩半島、高知の須崎湾、鹿児島の薩南諸島海域、長崎県の樺島などです。

 卵巣は成熟が始まると2ヶ月ほどの短時間で完熟卵になります。体に比べて大きくなります。よく成熟した卵巣は体長43〜50cmで、320〜470gになるそうです。精巣は卵巣にくらべると著しく小さくよく成熟しても15g前後だそうです。

 成熟最小体長は、日本の雌で32cm、雄で27cmです。

 産卵期は10月〜1月、1地域では短くて一ヶ月ほど、産卵期の雌雄性比が地域によってまったく変わっていて、日本では雄が70〜80%とかたよってしまうことが知られています。これは一年を通して雌雄が分離して行動しているのではないかといわれています。

 産卵前になると、日本では群れを組んで南に向かいます。

 唐墨が南の文化なのは、以上のようなことだと思います。

                        英人