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[424] Re:余談>ホシスズキ 
2002/4/12 (金) 06:58:33 小西英人
▼ JUNさん

 まあ丸があって、平があるから、星なら呼びやすいだろうと、そう思って仮称とことわりまくって活字にしたのですが、呼びやすすぎたようです。

 直後に、あんたとこに、こういう名前をつけられたら困る、と、ある研究者から猛烈に批判を受けて、ぼくは、活字にするのに、「なんかわからんけど変なスズキ」とか「変な斑点のあるスズキ」などと書けないでしょう、ぼくはあくまでも仮称を書いたのであって標準和名を提唱したわけではないと、猛反発していたのです。

 それもあって、養殖された個体ではないものを中国まで採集に行き、また中国産の稚魚の標本も手に入れて、京都大学の魚類学標本にして、その標本を元に、『新さかな大図鑑』で、きっちりと中坊さんにタイリクスズキという和名の提唱をしていただいたのでした。この研究で、学名で言うと、タイリクスズキが新種ではなく、いままで記載された学名の中にあることが分かっています。まだ論文にされていないのでタイリクスズキの学名は、Lateolablax sp. となっています。これを学名と勘違いする人が多いのですが、これは学名ではありません。ラテオラブラックス、つまり、スズキ属の1種であるという意味しか持ちません。名前がないということですね。

 しかし、いまは、ぼくが迂闊だったと思っています。

 やはり、活字にするのに、仮称であって和名ではないというのは、「逃げ」にすぎなかったと思っています。

 ぼくが、いちばん厭なのは、タイリクスズキなんて、すました名前を、何も知らない研究者はつけているけど、釣り人は、何でも知っていて、星鱸と呼んでいたんだぞっと、その名を、なんか反体制の旗手みたいにいいたがる釣り人が多くて、そういうのに限って、釣り人は何をしても許されると、何も考えずに行動して、その実、その行動原理は、ただスポンサーのため、ただお金と名誉(名誉でもないのですが、有名になるといいと思いこんでいる)だということが多いからです。

 ぼくは、タイリクスズキから魚類学にのめりこみました。

 いわば、四十の手習いでした。

 その過程を、JUNさんは、つぶさにご覧になっていたから、よく分かるでしょう。それまで、ぼくは魚類学など興味もなかったもんね。

 だからこそ、それが、釣り人に、みょうに利用されているのを見るのは、ほんと厭なのです。

 タイリクスズキの研究のために、標本集めと情報収集に奔走していたころ。

 ルアーマンとしての名誉ある有名人の方々にも、たくさん声をかけました。

 そういうことは、忙しいので、ほかの釣り人とやってくださいという人がほとんどでした。これは「金にならないことを持ってくるな」ということです。

 タイリクスズキが定着すると、そんな人に限って、ご著書には、タイリクスズキのことを書いていますね。いろいろと。

 それに踊ってほしくないのですが…。          英人

ps
 タイリクスズキの研究に協力してくれたのは、Nifty釣りフォーラムのメンバー、松山のASCの木下さんらのグループ、そしてJGFAの西日本のメンバー松浦さん、それだけでした。「プロ」を名乗るような連中はだめですね。