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[578] 体長>宮本さん標準体長で書いてるね 
2002/4/29 (月) 06:37:50 小西英人
▼ 宮本克己さん

 宮本さんの魚を図鑑に登録していて、不思議なことがひとつありました。

 スケールを写しこんでいるのに、いつもそのスケールより体長が短いのです。

 違和感を覚えつつ、登録していたのですが、ひょっとして標準体長で書いていらっしゃいますね。

 確かに研究者がふつうに体長というと標準体長(SL)であり、全長(TL)を使うことは、ほとんどありませんし、そのため、魚類図鑑でも、ことわりなしに体長といえば標準体長を指します。

 魚類学でいう魚の体長を並べてみましょう。

 ■全長(total length)
 体の前端(吻か下顎かにかかわらず体の前方でいちばん長いところ)から、まっすぐに、いちばん長くのばした尾鰭の後端までの直線距離。

 ■標準体長(standard length) 現在、単に体長といえばこれを指す。
 吻端(吻とは眼の前方、下顎が長くても吻端から計測する)から尾鰭基底、つまり下尾骨後端までの直線距離。下尾骨の後端は、解剖しなければわからないので、尾鰭を上に持ちあげて「しわ」のできるところまでで計測することが多い。種の記載のため、体各部の長さの割合を出すために使われる。ギンザメ、ウナギ目、タチウオのようなものは、全長も使われる。尾鰭の長さには「ぶれ」が多いのと、欠損があったりする。特に尾鰭の後端がのびるものは、正確には測れない。

 ■尾叉長(fork length)
 体の前端から尾鰭湾入部の内縁までの直線距離。これは水産資源学などに多い測り方。大量に船の上で処理する場合、計測板にケント紙でも置き、その上に魚を置いて、ディバイダーで湾入部に穴をあけたり、マジックで印を付けたりしておいて、あとでゆっくりと印までの距離を計測したら統計処理用のデータがとれる。

 すべて直線距離だということに注意してね。ポイント ツー ポイント。ディバイダーなどであわせて、それをスケールに当てて計測します。

 釣り人の測り方では、大会などで計測板を使用する場合は、体の前端から、尾鰭をまっすぐにのばした後端までの全長に近い測り方をします。ただし、ふつうは尾鰭の上葉か下葉をのばして、どちらか長い方で計測することが多いので、厳密にいえば魚類学の全長とは違ってきますけど、ほぼ同じです。

 魚拓で測るときには、前端から、いちばん長い後端までの直線距離を測ります。これも、全長にニアリーイコールですね。日本記録などを魚拓で測るときには、この計測法を使うことが多いです。

 ふつうにスケールを当てて計測するときは、人によって違いますね。魚の上に当てて、体のカーブにそって測り、魚拓の仕上がりに近い形で測る人と、スケールを下に置いて、大会の計測板に近い方法で測る人がいます。上から当てる方が長くなりますね。

 ということで、釣り人が魚の体長を比較する場合、ほとんどが全長に近い考え方をしています。そのために、ぼくは、釣り人の体長は全長でいいのではないかと考えています。ハマダイ(関東でいう尾長鯛ね)など困りますけど。

 ぼくの図鑑は、研究者には、すべて全長に変えて書いてもらっています。また研究者と話するときには、釣り人の体長は、断りのない場合、全長だと思ってくださいといっています。

 ということで、魚類学で、断りのない場合、体長といえば標準体長ということで、宮本さんの態度は、非常に正しいのですが、釣り人に合わせる場合、全長にした方がよさそうなので、次から全長で書いていただけませんか?

 いままで登録しているものについては、スケールがあることですし、わかりますので、おいておきましょう…。

 よろしくね。                   英人

ps
 じゅん坊さん。もし図鑑のデータ部の項目が簡単に直るのならば「体長」を「全長」に変えておいていただけませんか。めんどうなら、いまのままでいいです。