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[597] トウジン?>難しいなあ関連スレッド 
2002/4/30 (火) 07:19:29 小西英人
▼ 西潟正人さん

 『さかな大図鑑』のトウジンの写真を、『新さかな大図鑑』でソロイヒゲに同定し直し、またトウジンに戻したことに、抗議のmailをいただいて、お知り合いになりましたね。ぼくと西潟さんの想い出の魚です。

 ぼく、文句をいわれる人と仲良くなる傾向があるようです。

 アカメの長野博光さんも、ぼくの書いたアカメの原稿に怒って、猛烈に抗議してきはったんが初めで、そんなに、よく知っているのだったら、その知識を研究者と共有するべきだといったのでした。その後、長野さんは、魚類学会で発表したりしています。純然たる釣り人で、学会で発表したのは、長野さんだけちゃうやろか。

 京都大学の中坊徹次教授も、『さかな大図鑑』をだしたときに、かなりの誤同定を指摘したMEMOを、すぐに送ってきてくれたのです。農学部水産生物学教室といったころの助手でした。ぼくお礼の電話をして、いろいろお話ししているうちに仲良くなり、つぎの『新さかな大図鑑』のときに執筆者にお願いして、いろいろ鍛えられて、ぼくは中坊博士への、かってな押しかけ弟子を自認するようになったのです。

 閑話休題。

 ソコダラ科トウジン属には間違いないですけど、これの写真同定は難しいですね。すくなくとも、ぼくは、完全に万歳です。

 『日本産魚類検索 第2版』によると、ソコダラ科は68種、トウジン属でも22種もいます。

 同書から、トウジンだと同定する、キーを列挙します。

■第1背鰭と第2背鰭はよく離れる
■第2背鰭の発達は悪く臀鰭よりかなり低い
■鰓条骨数は6
■吻は長い
■背鰭第2棘の前縁は円滑
■腹鰭は7軟条
■吻端は鋭い
■眼下隆起線はまっすぐ
■鱗の小棘は強く手触りはとげとげしてひっかかる
■発光器は短く肛門と腹鰭基底の中間付近に達する
■頭部下面は鱗で被われる
■頭部の鱗は1本の隆起線しかない

 これだけになります。

 生きている状態で、かなりの数を見た人なら、分かるかもしれませんが、深海の魚は状態により、まったく感じが違うので写真同定は難しいのです。

 もし、どうしても知りたいのなら、標本をいれれば同定してくれるところを探しますよ。手に入れて、写真を撮って冷凍して、それを研究者に送って同定してもらえば、確実な同定の写真ができますけど。

 まあ、ちょっと時間をくださいね。       英人