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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[837] イシガキダイ>標本>またまたクチジロ論争!? 
2002/5/18 (土) 16:47:04 小西英人
 先週、高知大学理学部自然環境科学科海洋生物学研究室の石丸剛くん(4回生)が訪ねてきた。

 彼のメモを持って帰るのを忘れたので、とりあえず覚えているだけで書くが、簡単に言うと、彼は「クチジロ」を探している。イシガキダイの老成魚ではない。新たなる「クチジロ」なのである。

 例の、小さくても口の白いのがおるから、イシガキダイとクチジロは別種に違いないという、その話である。

 ●あんなもんは変異の範疇ちゃうのん?
 ●幼魚に口の白いのがおると釣り人はうるさいけど、そしたら幼魚を見せてくれと言って見たことないで、たまに写真で幼魚っていわれても30cmは優に超えたのを見せてくれるやん。
 ●あれ、南に行くほど白くなるのが早いような気がする。小笠原とかトカラとかは30cmもあれば口が白くなっていても不思議ではないで。

 いろいろ矢継ぎ早に、おっちゃんは意地悪質問をするのだが、彼も動じない。

 言われる通りでしょうと、前置きして…。

 ■だいたい雄は口が白くなると書かれているけど論拠になる論文がないし、そんな研究も、いまのところ探せていない。屋久島では雌でも白くなるという漁師の報告がある。
 ■誰も分類学的な研究をやっていないのではないか。
 ■大きくても、口の感じ違うのがいる。これは研究しなくてはなるまいて。

 と、大筋そんなところです。

 彼のいうとおりです。ぼくも、吻のとがっているのと、丸いのとがいるのは知っていますが、まあ変異か、もしくは雌雄性差かと、なんとなく思っていました。

 研究されなくてはなりませんね。

 石丸くん、高知大学理学部の、ただひとりの底物師として、柏島を根城にがんばっているらしくて、イシガキダイのさまざまな研究に着手すると教授の許可を取ったのはいいけど、標本が手に入らなくて、いま泣いています。とにかく、卒論でやりますから、この夏までに標本を集めなきゃね。

 幼魚も歓迎、成魚も歓迎、もちろん老成魚も大歓迎。

 協力してやるぞと言う人、彼の研究室宛にイシガキダイを送ってあげてね。

 ■イシガキダイなら、なんでも大きさ問わず

 冷凍 クール宅急便 着払い

 ■高知市曙町2-5-1 高知大学理学部自然環境科学科海洋生物学研究室
  町田吉彦教授   電話 088-844-8310

[838] イシガキダイ>イシガキダイ型の口白だよ 
2002/5/18 (土) 16:49:05 小西英人
◆画像拡大
 これは、口の白い「イシガキダイ」なのかな?

 40cm 東京都八丈島

[839] イシガキダイ>クチジロ型の口白だよ 
2002/5/18 (土) 16:50:12 小西英人
◆画像拡大
 これは、口の白い「クチジロ」なのかな?

 38cm 東京都小笠原父島

[840] イシガキダイ>簡単な補足、もしくは蛇足 
2002/5/18 (土) 16:54:19 小西英人
 石丸くんと話していて、彼が、違うと感じているのは、簡単に言うと…。

 ●口がとがっていて、背鰭軟条と臀鰭軟条が高くなり、全体のシルエットが三角形になるもの…イシガキダイ

 ●口はとがらず、ごつい感じがして、体つきもごついもの…クチジロ

 ちょっと、ぼくの誘導も入っているけれども、たしかに、この2型があるのは認めます。

 さてさて、どうなるのでしょうね。       英人

[899] ■急募>標本>イシガキダイ 
2002/5/21 (火) 14:25:18 小西英人
■イシガキダイならなんでも! 老幼とわず!

 高知大学理学部自然環境科学科海洋生物学研究室の石丸剛

 冷凍 クール宅急便 着払い

 ■高知市曙町2-5-1 高知大学理学部自然環境科学科海洋生物学研究室
 町田吉彦教授   電話 088-844-8310

[1092] イシガキダイ>標本>口白の論文 
2002/6/3 (月) 12:46:32 小西英人
 イシガキダイは成長したら、口が白くなり、雄は石垣模様が消えて、雌は石垣模様が残るという研究をみつけましたので、報告しておきますね。うちの『さかな大図鑑』『新さかな大図鑑』の「成長すると口が白い」の典拠となった論文です。

 『イシガキダイおよびイシダイの体色はん紋にあらわれた第2次性徴』という論文で、道津喜衛・夏苅豊、1967年です。長崎大学水産学部付属水産実験所業績 第4号に掲載されています。

 研究に用いられた材料は、男女群島の女島で磯釣りで釣られたものと長崎の魚市場に入ったもので、全長405mm〜765mmまでの16個体、これについては生殖腺を調べて雌雄を判定している。あと、斑紋の状態だけを調べたのは101mm〜665mmまでのものが86個体。

 簡単に抜くと。

 全長400mm、体重1.5kgになって、雌雄とも多くの個体で口が白くなり始めて、全長450mm、体重2.0kgになって、斑紋の雌雄差が出てくる。雄はほとんどの斑紋が消えて、雌は残っている。

 あと、いろいろ書いているが、結論として、新しい検索を示している。

 『吻はしろく、おすでは暗色はん点がきえ、体は黒灰色、雌にははん点が残る』

 以上のように書かれている。

                               英人

969
[969] アオハン・クエスト(2) 
2002/5/26 (日) 16:57:45 JUN
◆画像拡大
背鰭の斑紋の青いネズミゴチ「アオハン・ネズミゴチ」を
探してみようというアオハン・クエスト。

ちとツリーが長くなってきましたので、
新スレッドにしたいと思います。

この魚についての詳細は、こちら。
http://www.nifty.ne.jp/forum/ffish/zukan/ao_quest.htm

BBSの過去ログをあたってみたい方は、「アオハン」で検索してみてくださいね。
それでは、引き続きよろしく(^^)。

[970] 西潟さんのアオハン画像 
2002/5/26 (日) 17:00:48 JUN
◆画像拡大
西潟さん>

撮影されたアオハンの画像を、思いきり明るくしてみました。
たしかに青い斑紋が映っていますね。
下半分が黒くなりかけているようです。

英人さん。これ、雌雄はわかりますか?
どうもこれまでわれわれが釣った「雄」とは、
ちょっと斑紋の入り方がちがうような気もしますが。

[971] アオハン>OKですね 
2002/5/26 (日) 17:08:50 小西英人
▼ JUNさん
▼ 西潟さん


 OKですね。青斑です。

 JUNさん、たぶん雄です。ぼくが高知の甲浦で釣ったのと同じです。

 体側に並ぶ黒色斑も同じです、このごろ、これも特徴かなと思っています。

 わーお! 東京湾にもいるとなると、これは凄いことです。

 中坊さんちに到着するのが楽しみです。        英人

[976] Re:JUNさん 
2002/5/26 (日) 20:27:30 西潟正人
▼ 小西英人さん
> ▼ JUNさん
ありがとうございました!
感動で、震えがおさまりません・・。
明日、標本送ります。

[978] Re:西潟さんのアオハン画像 
2002/5/26 (日) 21:38:00 西潟正人
◆画像拡大
▼ JUNさん
デジカメの達人、ちょっと進歩しました。
原画を明るくしてみました、どうでしょう?

[979] 画像>ばっちりですね(^^) 
2002/5/26 (日) 21:43:06 JUN
▼ 西潟正人さん

白バックだと、アンダーになる。
と、前から書いていますけど、最初はショックですよね(^^;)。

でも、こうやって補正できるといいですね。
バッチリの写真ですね。

早くも東京湾から出た、ということで、ぼくも驚いています。
もしかすると、と思っていましたけど、他の黒潮系の魚と同じく、
房総半島くらいが北限なのかもしれない、と勝手に想像していたので、
個体数も少ないだろうから、こんなにいきなり出てくるとは思いませんでした。

中坊先生も、驚かれると思います。

[990] Re:画像>ありがとうございます 
2002/5/27 (月) 13:07:24 西潟正人
▼ JUNさん
白バックは、ダメですね。補正ソフトを使わなくても済むような、ちゃんとした写真を撮るよう心掛けます・・。

今日、中坊先生にサンプルを送りました。明日には到着すると思います。結果が楽しみです。

地元の釣りサークルなどにも声をかけ、ネズッポ大集合作戦を展開しようと考えています。釣り場所別にデータを入れ、アオハンとその他で1ストックにすればいいですよね。何個がストックができたら、いいのだが・・。

[992] 標本>金田港って… 
2002/5/27 (月) 13:52:27 小西英人
▼ 西潟正人さん

 青斑のとれた、金田港って、三浦半島の先の東京湾を出たところと言うか、浦賀水道をでたところですよね。

 金田(かねだ)って読むのですか?      英人

[997] Re:標本>金田港って… 
2002/5/27 (月) 16:43:04 西潟正人
▼ 小西英人さん

ちょうど、東京湾の出入り口、三浦半島の先端に近い東京湾側です。
中坊さんには、金田(かねだ)というように、報告しました。


[1012] Re:標本>アオハンのようです! 
2002/5/28 (火) 19:18:21 西潟正人
▼ 小西英人さん
中坊さんから、連絡が入りました。
どうやら、アオハンのようです。東京湾まで分布してることに驚いている様子でした。今日も日中ネズッポ専門にねらいましたが、すべて普通種でした・・・。
このネズッポ、食っていいのかな?

[1013] Re2:標本>アオハンのようです! 
2002/5/28 (火) 20:06:19 小西英人
▼ 西潟正人さん

 ほぼ、間違いないとは思いましたが、よかったですね。

 きょう、ばたばたしていて、きちんとは連絡をとっていないのですが、きょう標本をやってしまったみたいですね。

 西潟さんの、ざっと見た段階で、ほとんどトビヌメリで、あとヌメリゴチも1個体あったということです。

 西潟さん、ネズッポ、いろいろ混じっていない?

 青斑がでたときは、その周り、ふつう種も送って欲しいけど、でないときは、いいと思います。

 さてさて、東京ででたと言うことは大きいです。これから、どう進めようかな?

                           英人

[1018] Re3:標本>アオハンのようです! 
2002/5/29 (水) 11:16:41 タツヤ
▼ 小西英人さん
▼ 西潟正人さん

アオハンって実は昔から普通に生息してたのかもしれませんね・・・
気付く人がいなかっただけで・・・

[1020] Re4:標本>アオハンのようです! 
2002/5/29 (水) 11:50:56 小西英人
▼ タツヤさん

 そう。ネズミゴチと、パターンはよく似ているのです。そして第一背鰭って、なかなか広げられませんから、見逃されていたんでしょうね。

 もちろん、研究者は、鰭を立てて、絵に描いて、研究していくから気がつきそうなものです。

 しかし、この青斑、死ぬと黒ずんで、ほとんど分からなくなり、フォルマリンなどで固定すると、見分けにくいみたいですね。

 だから、気づかれなかったのでしょう。

 JUNさんという、変なおっさんが気がつくまでね…。

 たぶん、ふつうにいるのだとは思うのです。

                         英人

[996] Re:画像>白バックのこと 
2002/5/27 (月) 15:44:00 JUN
▼ 西潟正人さん

いえいえ。
やっぱり、今回のネズミゴチのような同定をしっかりしたい魚は、
白バックが最適かと思いますよ。

以前、英人さんが紹介されていましたけど、
デコパネ http://www.koyoweb.com/decopane/ のようなものか、
あるいは発泡スチロールでもいいのですけど、
適当にネズッポのプロフィールの形に切り抜いて、はめこむようにすると、
いいようです。

背鰭を伸ばすのが、ものすごく難儀な作業になりますけど(^^;)。

[993] アオ・クエ>高知>甲浦の青斑ネズミゴチです 
2002/5/27 (月) 14:35:38 小西英人
◆画像拡大
ネズミゴチ■Repomucenus curvicornis

2002年5月23日 高知県甲浦港

 変ですね。モルフォ蝶みたいに妖しく輝く青斑。この、ほんとうに妖しいブルーメタリックを拝めるのは、ぼくら釣り人しかいないよ!!

                        英人

[994] アオ・クエ>簡単見分け>口を腹部から… 
2002/5/27 (月) 14:44:59 小西英人
◆画像拡大
 青斑ネズミゴチを見分けるために、第1背鰭を広げるのは、けっこう大変です。生きているときなど、なかなかですぜ!

 そこで、簡単に見るのに「輪ゴム口」つまり上顎と下顎が黄色いと書いて、上顎の写真を入れておきましたが、上顎を引っ込めていると見えにくいです。

 そんなとき、腹面から見るとわかりやすいです。

 青斑ネズミゴチの腹部から見た口をアップしておきますね。

                               英人

[1008] Re:アオ・クエ>簡単見分け>口を腹部から… 
2002/5/28 (火) 09:00:26 タツヤ
▼ 小西英人さん
この口、やっぱり見た事あるような・・・
関係無いけどネズミゴチって夜に釣れませんね。長年夜釣りをしていますが一度も釣れた事ありません。

[1021] 乱麻>高知県★にぎやかな甲浦港で驚きの発見の巻 
2002/5/29 (水) 12:08:52 小西英人
◆画像拡大
写真は高知県甲浦港■「モルフォ」ネズミゴチ

 このまえの甲浦の青斑を『怪投乱麻』の来週発売号で書きましたので、転載しておきますね。

                         英人


■小西英人■週刊釣りサンデー6月16日号より転載
==================================================
モルフォ。妖しく輝くネズミゴチ


高知県
にぎやかな甲浦港で驚きの発見の巻


■「空飛ぶ宝石」「太陽の落とし子」などと愛でられるもの知っているだろうか。熱帯アマゾンの密林に多いモルフォ蝶。妖しくも美しくブルーメタリックに輝く羽を、ひらひらひらひらさせながら、深い深い熱帯雨林を舞う姿は、コレクターを痺れさせ、狂わせてきたのだった。十九世紀の終わりにフランスの大標本商、ウージェーヌ・ル・ムールトが採集法を発見するまで、それは貴重な蝶であった。ギリシャ神話の女神アフロディーテに贈られた名、ギリシャ語で美しいという意味の「モルフォ」が名の由来。蝶の研究者たちは粋な命名をするもんだ。
■このモルフォに思いがけず出逢った。熱帯雨林ではない。にぎやかな高知県の甲浦港で。
       ■
■さてさて鱚のシーズン。どこに行こうか悩んでいた。もう夏やで、などと言いながら意地悪な海の底は、まだ春になったばかり、だいたい海水温は気温より二ヵ月ほど遅れる。ちょっと手堅く狙おうなどと柄にもないこと考えていた。ぼくの学生時代、手堅く鱚なら徳島県南から高知県にかけての海岸だった。国道五十五号線を走る。カリフォルニアを目指す夢に満ちたアメリカ横断ハイウェイ「ルート66」の連想からか明るい感じがあった、「ルート55」も。ぼくの少年時代、牟岐から南に行くのは大変だった。徳島県境を、ちょっと超えた甲浦には大阪から船便があり、徳島より大阪からの方が楽だった。それから五十五号線はつけかえられ、室戸岬を回って高知に抜ける重要なルートになった。よく走った。いまサーファーで、ごった返す生見が浜など、人っ子ひとりいない美しい砂浜だった。よかったよなあ…。あの頃は。
■などなど、ぼんやり考えていたら悪友が、甲浦フェリーのあと、えんちゃうかという。ぼくこんなとき単純で、そやと思ってしまう。甲浦フェリーは、さんざんお世話になったけど、去年なくなった。そや行こう。
■大鱚を狙いたかったので夜釣りをメインに組み立てた。早朝に大阪を出て、のんびり走り、昼過ぎに到着である。慌てることはない。夕方の潮と、翌日の早朝の潮回りが最高なのだ。
       ■
■「なんだこりゃ!」
■大声をだしてしまった。フェリーが着かなくなって、のんびりした、深い港を想像して走ってきたのだった。いままで甲浦の港で釣ろうなんて思ったことないから、どんな所か覚えていなかった。フェリー埠頭は磯釣り渡船が並んで静かだったけど周りはうるさく、油とごみのたゆたう海であった。大阪から何時間も走って、なんでこんなとこで釣らなあかんねん。しかし海はまだ春。だだっ広い砂浜で太平洋に向かって投げるには早い。那佐湾に戻ろか浅川港に戻ろか、迷いに迷う。けど、ちょっとだけ投げることにする。
■車の横から一本、二本、三本と扇形に投げ、とりあえず餌を見てみようと、一本目を巻きあげにかかる。ちょいと重い。
■ん?????!!!!!!
■ネズミゴチらしい魚が二尾ぶらさがっている。口が黄色い。ふんふんふんふん鼻息も荒く、震える手で背鰭を立ててみる。ぱっと明るくなった。ブルーメタリックに輝いたのだった。
■あああああああああああ!
■いきなり。あらわれたのだった。ここにいたか。すぐ残りの竿を巻く、また一尾。竿を放りだし、とにかく三尾をバケツに生かしつつ撮影である。早く撮影しなければブルーメタリックは黒く沈む。この「感激」を釣り人のみんなと、京都大学の中坊徹次博士に見せなきゃ…。
       ■
■「がっちょ」の第一背鰭を立ててごらん。そこから華麗な世界が開ける…などNiftyの釣りフォーラムで呑気なことを書いていた。釣りフォーラムのSYSOP、JUNさんこと宮崎の山出潤一郎さんが一九九九年の梅雨明けの頃、油津港から携帯電話してきたとき、ぼくは寝惚けた声を出していたことであろう。彼の文章から引く。
■「英さん。第一背鰭の斑紋の青いネズッポっている?」
■「さあ。おらんと思う」
■「青いんだ。ブルーメタリックに見える」
■「なんやろネズミゴチ?」
■「どうみてもネズミゴチなんだけど、背鰭が青い」
■「ふーん」
■この、ぼくの「ふーん」って信用していない「ふーん」だった。後で電話して魚どうしたと聞くと天麩羅で食べたという。やっぱり。しかし気になり京都大学総合博物館の中坊徹次教授に電話する。それは面白い欲しいという。二〇〇〇年。JUNさん、嘘つき呼ばわりされないように宮崎沖でがんばり、ブルーメタリックに輝くネズミゴチは中坊研究室に届けられた。
■「英さん、こりゃ凄い」中坊さんの電話の声は弾む。いかんぼくだけが蚊帳の外である。
■二〇〇一年、宮崎に押しかけ日向沖で出逢った。二尾の「変なネズミゴチ」である。早朝なのに海上から中坊家に「凄い凄い輝いてる」と電話して羨ましがらせた。仕返しだもんね。
■第一背鰭に白縁取りのある大黒斑があるのはネズミゴチの雌の特徴である。その黒斑がモルフォ蝶のようなブルーメタリックに輝く。ふつう雌の臀鰭は真っ白で薄い黄色の斑紋がある。ところが、変なネズミゴチは臀鰭の先端部が黒く、そのうえ、頬が黄色く青色波状線があるという雄の特徴を持っている。そして口だけが異様に黄色い。
      ■
■ふんふんふんふん。甲浦港で興奮しつつ撮影している。三年がかりで追っていたネズミゴチにいきなり逢えたのだった。
■生きているネズミゴチを撮影板に置き、鰭を拡げるのは難しい。すぐ閉じる。何度も何度もやらなければならない。撮影にかなり時間がかかる。撮らなきゃ。釣らなきゃ。焦る焦る。
■慌てて釣り再開。変なネズミゴチ、また竿を放りだし撮影。また釣り、ふつうのネズミゴチの雌、また撮影。あれあれという間に暮れなずんだ。鋭い魚信でシロギス。二十五センチであった。よし夜釣りが楽しみ。
■夜になっても忙しい。ハナアナゴ、クロアナゴ、アミメウツボ、クロホシフエダイ、オオモンハタ、などなど。朝になっても忙しい。オニカサゴ、トラギス、キタマクラ、シロギスなどなど。釣っては写真、撮っては釣り、あっという間に終わり。長物はまとめて大阪市立自然史博物館の波戸岡清峰さんとこ、それ以外は京都大学総合博物館の中坊徹次さんとこに送る。
       ■
■「泳ぐ宝石」「黒潮の落とし子」の物語がいま、始まった。

[1025] アオハン>ふーん。 
2002/5/29 (水) 20:15:05 JUN
▼ 小西英人さん

ぼく、あの時、なぜか女の子と釣りに行っていて、
どういうわけか、キスの仕掛けにトラガニが釣れて
「うわ。うわ。うわ。トラガニだトラガニだ。これは黒潮の申し子だ。
うまいぞうまいぞ」と、ご機嫌だったけです。

その後、例のアオハンを釣り、たまたま、トラガニを活かしておいたバケツに
放りこもうとしたら、なんかちらりと背中が青いのですよ。

「む?」と、第一背鰭を開いてみた時の、ぼくのファーブル少年のような
気迫を想像してみていただきたいものです。
梅雨明けの宮崎の陽光をはねかえして、目を射るブルーメタリックの輝き。
波止に虹がさしたような気がしたものでありました。

あっと驚いたぼくは、すぐに隣にいる女の子に、
これがいかに大変な発見か説明を試みたわけですが、
なかなか、世の中には、そういうことを理解してくれる人はいないものです。

この広い世界で、たった一人、こういうことを理解してくれる人に、
ぼくは携帯電話をかけたというわけでした。

ふーん。

[1026] Re:アオハン>ふーん。 
2002/5/29 (水) 21:09:19 小西英人
▼ JUNさん

 これは、ちょっと返事を返しにくいなあ。

 まあ、しょうしょう信用されなくとも、そんな女の子とトラガニを釣って、ご機嫌さんだったらいいやん。

 ま、女の子とトラガニ釣って、ご機嫌さんの釣りが、何年かのちに、大団円をむかえられれば、言うことなしやん。ね、ね、ね。

                        英人
ps
 自由に考えようと思いながら、人って常識の動物であって、あんまり考えにくいことを携帯で実況中継されると、思考停止を起こしてしまうようです。

[1029] Re:アオハン>ふーん。 
2002/5/30 (木) 00:13:59 JUN
▼ 小西英人さん

いやいや。
まあ、いろいろ、変な魚で大騒ぎしてきましたから。
クロイシモチを初めて釣った時は、世紀の珍魚を釣ったと思ったもんなあ。

しかし、今回のは、絵になる魚ですね。



[1032] Re2:アオハン>ふーん。 
2002/5/30 (木) 06:15:40 小西英人
▼ JUNさん

 そのとおりやで。きのうも、ある有名釣り人が、誰も見たことない珍しい魚が台湾で釣れたと興奮してはって、特徴を、ひとこと聞いて、ああ「クロホシマンジュウダイ」やと、図鑑を見せると納得していました。ぼくの親父ですけど。

 しかし、ぼく、釣り人の、ひとことふたこと聞いて、何をさしているのか分かることがあるの、我ながらすごいなあと思います。

 しかし、第1背鰭に青い斑点…なんてのには気をつけなければいけないのに、あのとき、たしか家のベランダで電話を受けたのですが、なにか、寝惚けていたような記憶があるのです。あとで、慌てて中坊さんとこ電話をいれてるものなあ。しかし、JUNさんも、とりあえず、そのときのは食べちゃったのだから、偉そうにいえないよ。ファーブル少年なら食べないと思うもんな。

 まあ、魚とつきあっていると、初めから勘がよくて、ずばずば行くときと、なんとなく、ぼけているときとあるようです。

                            英人

[1033] アオハン>変だなと思ったら冷凍する癖を 
2002/5/30 (木) 07:47:30 JUN
▼ 小西英人さん

あのアオハン1号ですけど、一応、写真撮影を試みて、
「これ、変だから分けて冷凍しておいてください」と、
事情が事情だけに、オクサンに、いつもにもまして丁重にお願いして、
やりかけの仕事してたのです。

で、「ご飯よー」と声がして。

「あのさあ。あれ、分けてくれた?」
「あ。コロモつけた」
というわけで。

もう釣れなかったらどうしようと、泣く泣く食べたのです。



[1034] Re:アオハン>変だなと思ったら冷凍する癖を 
2002/5/30 (木) 08:20:16 小西英人
▼ JUNさん

 そか。ファーブル少年も大変だね。いろいろ。  英人

[1083] Re:アオハン>変だなと思ったら冷凍する癖を 
2002/6/2 (日) 00:41:48 西潟正人
▼ JUNさん

なんだか、幸せそうな家庭で・・。
短い文章でも、JUNさんの人柄がしのばればす。

[1090] アオ・クエ>標本>お願いします 
2002/6/3 (月) 07:08:53 小西英人
 土曜日の夜から日曜日にかけて、中坊徹次さんと荒賀忠一さんと波戸岡清峰さんと会って、いろいろ話をしていました。まあ、いろいろ悪巧みです。連中は、よく飲んで、ぼくは飲めないからウーロン茶です。

 中坊さんとは、とくに青斑の話もしていました。とにかく、研究をスタートさせるためには、できるだけ日本各地から、できるだけたくさんの標本を集めたいですね。

 研究としては、かなり、ややこしい研究になるので、スタートしたとしても数年はかかるでしょう。標本を送ってもらっても、すぐに、結果が分かるというものではありません。それでも、協力しようという人、お願いします。

 口が黄色くて、第1背鰭に青斑のあるネズミゴチを見つけたら、その青斑個体と、比較のために、一緒に獲れたネズッポ類すべてを、下記の住所に送ってください。クール宅急便の冷凍、着払いでお願いします。

606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学総合博物館
TEL 075-753-3279
中坊徹次

 よろしくね。               英人

788
[788] 断末魔色?小メジナ 
2002/5/13 (月) 00:45:53 西潟正人
港でビール飲みながら、釣り糸をたれた日曜日でした。
サビキに掛かった小メジナは、限りなく黒にちかい暗緑色。バケツに泳がすと、しばらくして白い斑模様がでてきます。?と思い外に出して写真を撮ろうとすると、すぐに模様が消えてしまいます。
海に潜って小メジナを見た時は、美しい青、海の色をしていました。
小メジナは、ゴンズイ、ギンポ、ネンブツダイ、クサフグ、小ボラ、ハゼ、キュウセンなどと共に料理され、宴は今やっと終わったところです。

[798] 興奮斑>精神状態なのかな? 
2002/5/13 (月) 06:33:58 小西英人
▼ 西潟正人さん

 メジナ類は白っぽい斑紋を、けっこうだします。興奮斑なのだと思います。

 イスズミ類も形は違いますが、白い細かい斑紋を体中にだします。

 日本ではメジナ科とイスズミ科を分ける方が一般的なのですが、外国では、イスズミ科の中のメジナ亜科として含めるほうが一般的です。

 ええええええっ。

 あの「ばばたれ」とメジナが一緒と、失礼、関西で、ばばとは糞です、ぼくらはそう思ってしまうのですが、イスズミ科とメジナ科は単系統(直接枝分かれしている親戚筋という意味)なのかもしれません。いや、そうなのでしょう。魚類学会でも、一緒にしろ、いや分けておいた方が…という議論を、よく耳にします。

 また、カワハギの水槽観察などで報告されているのですが、カワハギで白っぽいのとか、黒っぽいのとか、斑紋が少しとか、体中に出ていたりしたり、いろいろ変わっているのを見たことがあると思いますが、あれは、精神状態によって変わるというのですね。興奮。恐怖。攻撃。安静。などなどで、それぞれ同じ斑紋が出るというのです、ぼくは、水槽観察だから無理があるような気もしないでもないのですが、たしかに、精神状態によって違うんだろうなとは思っています。

 ヒメジ科など、研究者に言わすと、ネオンサインのように、ぱっぱと色と斑紋を一瞬で変えるそうです。釣りでは、そこまで変わりませんが、たしかに、夜と昼で、まったく違ったりします。精神状態の差なのでしょう。

 そういうところまで、釣り人は見てやりたいなと思います。

 そして、断末魔、生に執着して怒るときの魚の美しさというものを、ぼくらは忘れてはいけないと思っています。

 まだ、魚類学にのめりこむ前に書いたエッセイを【波のまにまに】から転載しておきます。ぼく、魚類学とは、まったく関係なしに過ごしてきました。「四十の手習い」でのめりこんだのです。いや、門前の小僧が習わぬ経をよんでいるようなものなのです。

                           英人

==================================================================
【一瞬の色】

 釣り人は、魚の、光輝くほんとうの色を知っている。
 それは、どす黒い色でもないし、青ざめた色でもないし、ラップされ蛍光灯の光の中で放たれる怪しい色でもない。
 太陽の光と、水によってのみ醸しだされるめくるめく色なのだ。
 それは、自然の色ではない。
 水中の魚たちの、生態写真を見るとき、思いのほかおとなしい色であるのに釣り人は驚く、釣り人でなければ感動的な色、ときにはけばけばしいとさえ感じる極彩色なのだろうけれど、釣り人の見る色は、あんなものではない。そのおとなしい色でさえ、人工太陽のストロボに照らしだされた色であって、水中の自然光の色ではないのだ。
 浅い海でも水の中は青一色のモノトーンの世界、水の住人たちは、そういう色の中にとけこんで生きている。
 それでは、釣り人は、いったいどんな色を見ているというのだ。虚飾を見ているというのか。
 違う。
 それは、断末魔の色、生が、その輝きを閉じるにあたって、ひときわ燃え上がる一瞬の炎の色。
 怒り、興奮し、生に向かって逸走しようとし、力の限り闘争し、その途中で、未知の空中に放りだされた水の命たちの、あきらめない最後のきらめきなのだ。
 彼の大きな瞳は、空を映し、雲を映し、太陽を映し、海を映し、岸を映し、森羅万象を映し、彼の命を奪う殺し屋を映しつつ、輝きを消していく。
 平和な空の下で堂々と行われる殺し。
 釣りなのだ。
 いま人は、生をあやめなくても生きていける。どこかで大量につくられたり、大量にあやめられたり、生は工場化されつつある。ぱっと冷凍して、ぱっと生き返らせて、便利になったという。そういう生を体に受け入れて生きているのだ。それは平和に見えて、生を陰惨なものにしている。
 人が生きるとき、ほかの生をあやめなくては生きていけない。その闘争本能を忘れてしまいたくはない。
 だから、釣りなのだ。
 平和な空の下、魚たちが放つ一瞬の色をいつも網膜に焼きつけたい。彼の最後を見届けてやりたい。せめて、すっぱりとナイフをつきたて断末魔の苦しみを短くしてやりたい。彼の生の終焉に責任をもちたい。
 釣り人の魚、太陽の下で、誰からも見捨てられた野垂れ死にはさせない。
 死をよく知るものは、生をよく知る。手が鬼ならば、心は優しい。
 日本の岸辺に、点々と散っている小さき魚たちの死骸はなんだろう。
 釣り人、いまだその死を知らず、いずくんぞ生を知らん。光輝く色を知らないのか。

1991年 4月 4日 (木) 午前 2時24分


[835] メジナ>参考>白斑のある幼魚です 
2002/5/18 (土) 15:59:44 小西英人
◆画像拡大
メジナ■Girella punctata

全長18cm 和歌山県田辺湾

[836] メジナ>参考>白斑のうっすら残る成魚です 
2002/5/18 (土) 16:00:42 小西英人
◆画像拡大
メジナ■Girella punctata

全長35cm 愛媛県由良半島

 たぶん、興奮斑なのでしょうね。       英人


[852] JUNさん、じゅん坊さん。 
2002/5/19 (日) 12:15:00 西潟正人
◆画像拡大
いやぁ、復旧おめでとうございます。お疲れ様でした!
過去のBBSを覗くしかなかったのですが、偶然「釣りフォーラム」のアドレスを見つけたのです。「さかなBBS」の大家さんみたいですね。なかなか楽しい場所でしたが、niftyに登録してないと開かないのかな?
ところで、思い返せば小メジナの写真を載っけようとしてから、BBSがかたまってしまったのです。メジナは小さいほど、黒に近い色をしてるようだなぁ。
今週の水曜売り「日刊ゲンダイ」に、同じ写真を載っけて食べ方を紹介しました。変な新聞の、変なページの片隅です。

[854] 釣りフォーラムのこと 
2002/5/19 (日) 16:13:09 JUN
◆画像拡大
▼ 西潟正人さん

BBSのこと、どうもご迷惑をおかけしました。
引き続き、じゅん坊さんの方でcgiを見直していただいたり、
ぼくの方でサーバと交渉したりして、安定した環境で稼働できるように
していきたいと思います。

釣りフォーラムは、ニフティのパソコン通信サービスとして1987年に
スタートしました。最盛期は60あまりの会議室(BBS)が活発に動き、
通算の発言数は、たぶん概略で50万〜80万くらいになっていたと思います。

とても面白い場所でしたけど、さすがにパソコン通信の環境が
古くなってきましたので、ここのところインターネットシフトを進めていて、
この【さかなBBS】も、パソコン通信上の【さかな会議室】の
WEB版なのです。

ぼちぼち、インターネット側の環境を整えて、釣りフォーラムもWEB側に
本格的に出ていくつもりですが、各専門ジャンルの会議室は、
@nifty会員のみの認証制になるかもしれません。
広くやろうとすれば、オープン環境の方がいいのですが、
やはり認証エリアの安心感がほしいという声も多いのです。
このあたり、今、まさにうんうんいいながら検討中でして、
@nifty側も250円/月で、フォーラムを利用できるようなシステムを
開発してくれました。
もう、あと数ヶ月で結論が出せると思います。

メジナですが、背景が白かったので、魚がアンダーになってしまいましたね。
ちょっとだけ補正してみました。
見た印象とちがっていたら、ごめんなさい。

[1030] Re:釣りフォーラムのこと,JUNさん。 
2002/5/30 (木) 02:23:04 西潟正人
▼ JUNさん
>>
> ぼちぼち、インターネット側の環境を整えて、釣りフォーラムもWEB側に
> 本格的に出ていくつもりですが、各専門ジャンルの会議室は、
> @nifty会員のみの認証制になるかもしれません。
> 広くやろうとすれば、オープン環境の方がいいのですが、
> やはり認証エリアの安心感がほしいという声も多いのです。
> このあたり、今、まさにうんうんいいながら検討中でして、
> @nifty側も250円/月で、フォーラムを利用できるようなシステムを
> 開発してくれました。
> もう、あと数ヶ月で結論が出せると思います。
>

このあたり、ちょっと引っかかっていたのですが。@nifty会員のみとなったら、寂しいだけでなく「幅」が狭くなるように感じます。再度の検討を、よろしくお願いします。


[1031] 釣りフォーラム>広くするために… 
2002/5/30 (木) 06:01:56 小西英人
▼ 西潟正人さん

 魚好きを広く集めて広く議論するために、狭くすることもある…と、理解しておいてくださいね。

 ぼく、Niftyのできるまえ、PC−VANが有料化したころからパソコン通信をやっていますが、無法地帯のなかを、血みどろの戦いをしながら、コミュニケーションの場をつくってきました。それでもPC−VANの不干渉主義で、いろいろなSIG(Niftyでいうフォーラムをこう呼んでいました)ができて、パソコン通信の草創期を支えたと思います。

 Niftyができて、コミュニケーションを重視し、フォーラムを育てると宣言して、はじめは、その干渉がめんどくさかったのですが、ある程度守られる「場」ができたのです。あまり守られないPC−VANは、ある面、あれ放題になり、衰退しました。

 ある程度、守られたNiftyでも、ぼくもJUNさんも、辛い目をしています。もう男として許せない。絶対に許せないと興奮することもありました。ふたりで一所懸命守った、ある会議室を、一部の人間のために閉鎖したときは、もう絶対にパソコン通信はしないと誓いました。そのとき彼は一部のために、ぼくらの夢を閉ざすのか、戦い抜こうと、ぼくに檄をとばしましたが、ぼくは、素人を相手にプロが戦ってつぶすのは可哀想すぎると閉鎖したのでした。素人、プロというのは、文章のことですよ。実際、ぼくは、ちょっと遠ざかっていた時期があります。ある事件があって、いま基本的には、ぼくは、Niftyを信用していません。Niftyの山川氏を信用して続けていたのですが、彼はNiftyをやめて、ドコモAOLのCEOになってしまいました。

 しかし、JUNさんは、このコミュニケーションを続けないのはもったいなさすぎると、九州男児のいさぎのよさから、すべての責任をひっかぶって、SYSOPになったのです。釣りフォーラムの、たったひとりの主宰者ですね。

 そして、文字だけのパソコン通信が衰退し、インターネットに試験的に出てきたわけです。

 もちろん、インターネットの方が無法地帯であり、悪意の攻撃に無防備です。とくに技術的な攻撃を受けると、ぼくもJUNさんも、どうしようもなく、じゅん坊さんたよりです。しかし、みんなボランティアだから、24時間の対応もできません。

 けどね。魚好きが集まって広く議論できて意味を持つ限り、長いことやってきたのだから、あきらめません。それは心配しないでくださいね。

 ただ、ぼくたちが心配しているのは、たとえば研究者を、この議論に引っぱりこみたいのですね。たくさん来てくれて、生の声とか、感想とか、同定とかしてくれて、アマチュアとプロをつなげたら、こんな楽しいことはないし、こんな有意義なこともないと思います。

 標本の収集などにも、力を入れたいのは、研究者が、教えるだけではなくてギブアンドテークできるんだと知って、できるだけたくさん出てきて欲しいからなのです。いまでも、イスズミとか、ネズミゴチとかやっていますけど、これを読んでいる研究者で、おれも、あれを欲しいのだけどなあ…書き込んで頼もうかなと悩んでいる人がいるかもしれません。そういう輪を、ちょっとづつ拡げていきたいのです。

 その研究者に迷惑がかからないかと心配しているのです。

 将来的には、魚を巡る、冷たい情報ではなくて、暖かいBBS、議論を中心にした、釣り人、研究者、ダイバー、アクアリスト、あらゆる魚好きが集まる魚の一大ポータルサイトにしてみたいと願っています。

 しかし、いまは「こじんまり」していて、大丈夫ですけど、あるていど大きくなって、あるていど目立ってくると、攻撃を受けて、その撃退に全勢力を奪われてしまいます。そういう経験を、さんざんしてきたからこそ、いまから慎重になっているのです。

 Niftyが、お金をとって、身元確認のできている人だけが集まると、ある一定以上の攻撃を受けにくいということなのです。

 それなら、研究者も身分を明かして書きやすいかなと。

 ぼくなんか、週刊釣りサンデーの代表者だと身分を明かして、昔から書いていまけど、まだ、自分で責任をとれるからいいいのです。たとえば、博物館の学芸員が書いていて、その発言が気に入らないと、いい加減だ、その博物館はけしからぬと攻撃され、なおかつ、博物館の代表者あてに抗議文を送るような人はいます。いっぱいいます。そんなリスクをおかしてまで、いろいろ調べて書いてくれる人はいないでしょうし、ぼくらも、大丈夫ですと保証できないわけです。

 広くするために狭くするかもしれないというのは、そういうことなのです。

 しかし、いろいろな研究者から、釣りフォーラムで、いろいろ議論していると言うから、のぞきにいったけど、閉鎖的だなと言われることも、いままで多かったのです。

 その研究者がNiftyの会員であっても、入るときに、IDとパスワードを聞かれるだけで、面倒になるし、冷たくされたと感じるようです。

 やはり、開きたいなという気持ちはあるし、その方向でいきます。

 そのために、ここを開設し、運営しているのですから…。

 西潟さんの気持ちも分かっています。

 ぼくらの心配もわかってね。また、相談をするかもしれません。いろいろ考えておいてください。まだ四ヶ月の若輩ボードなのですから、どんどん、よくしていかなければね。

 まあ、JUNさんと、ぼくの心配が、杞憂であればいいのですが…。

 JUNさんが、これからはオープンボードでやって欲しいと、ぼくに相談をかけたとき、そんな危ないことできないと蹴っていたのは、ぼくです。

 けど、また、おもろいから、昔を思いだして、けっこう熱中しているけどね。JUNさんは。うるさいヤツやけど、火つけたったらやっぱり燃えとるわいと、さぞかし、ほくそ笑んでおることでしょう。

                               英人
ps
 実際、インターネットに詳しい人は、本名と仕事を明かして、なおかつメールアドレスを公開するヤツはあほだといいます。なにをされるかわからない。ウィルスメールなどはあたりまえという世界ですからね。

 そういう意味で、西潟さんも気をつけてくださいね。

[1035] Re:釣りフォーラム>広くするために… 
2002/5/30 (木) 11:26:09 西潟正人
理解しました。
皆さん、インターネットの戦士だったんですね。
そおかぁ、そおだよなぁ・・。
小西さん、長い説明ありがとうございます。小西さんの誰に対しても優しい言葉遣い、わかったような気がします。
私はPCの戦士にはなれませんが「さかなBBS」を安全な場にし、広く知らしめるために、どんな協力も惜しむことはないでしょう。
大切な、場所ですから・・。

[1037] Re2:フォーラム 
2002/5/31 (金) 00:25:15 竿徹
▼ 西潟正人さん 小西さん

 経験浅いわたしも共感する所が多いので少し書かせてください。
非常に濃いお話読ませて頂きました。
わたしが、niftyの電子会議室に入れて貰ったのはいつだったか?
6・7年に成るでしょうか。
フォーラムはいくつか見て・参加して・残念な事も経験してここ、
FFISHにお邪魔してます。楽しかった事、嫌だった事、悲しかった
事、色々経験させて貰いましたが、やはりフォーラムって楽しい
とこです。楽しかった事の思い出の方が多かった。

限られた枠の中では、暫くは非常に居心地の良い場所に成ります。
しかし、経験や表現力が異なる人達が電子会議室と言う場所でやり
取りします。内容が濃くなれば成るだけズレが生じます。
これは、仕方が無い事でしょう。
しかし、ここら辺からおかしくなる事が多くなります。あ、うんの
呼吸がうまく行かなくなります。これを正常に戻してくれるのが
オフラインミーティングです。いままで盛んにやり取りして来た人
と初めて顔を合わせます。なんだかお見合いする様な、恋人と会う
様な何とも言えない気分ですが、これが素晴らしい経験です(^^)

しかし、多様な環境の中で生活している人達の集いです。そう簡単に
OLMに参加出来ない人達も沢山居られます。
出て来られる人も、来られない人もフォーラムと言う場所では同じ環
境です。そうなれば一番大切なのはネットワークエチケットであり、
参加する人達は全て紳士であれ…これが大事だと思います。

フォーラムをオープンにするとごく僅かですが紳士に成る事を忘れた
人も人達が居られます。親しき中にも礼儀有り、これを守る人が多け
れば、オープンにしても構わないのでしょうが…。
垣根を作れば暫くは良いけど新しい仲間が出来ない、このジレンマと
戦い、これからフォーラムと言う場所を維持するために難しい時期に
来ているのでしょう。
そういった中でFFISHの新しい試み【BBS】は、凄い事だと思う私です。

最低限の垣根を作り多くの人達と会える場、これがフォーラムと言う
場所なのかもしれませんが、わたしもまだ判りません。試行錯誤して
作り上げなければ成らないのでしょう。
何書いているのか判らなく成ってきましたが、私はフォーラムが好き
なんでしょう。どんな環境に成ろうとこんなとこって良いですね(^^)



[1038] Re3:フォーラム 
2002/5/31 (金) 01:32:26 西潟正人
▼ 竿徹さん
うん・・言葉が出てこない。
悲しいのか、問題を共有できる喜びなのか。
私は、この場でみなさんと出会うことができました。この場とは、地名が変わっても建物が無くなっても。みなさんがいる、この場です。
Junさん、じゅん坊さん、小西さん、どうぞしっかりしたガードを築いてください。新しい仲間は、口コミでも広がりますよ。

[1066] Re4:フォーラム 
2002/6/1 (土) 00:25:38 竿徹
▼ 西潟正人さん

> 悲しいのか、問題を共有できる喜びなのか。
私は喜びだと思います(^^)
私は西潟さんとお会いしたことも無いのに、ここで沢山の事を習い
教えて頂いてます。こんな出逢いはナカナカ出来ない事だと思います。
一度そちらにお邪魔して、コチを料理して頂いて焼酎なんぞ…(^^#
> 私は、この場でみなさんと出会うことができました。この場とは、
> 地名が変わっても建物が無くなっても。みなさんがいる、この場です。

はい、私もこの「場」が好きです。
この「場」が好きな人の「広場」が出来ればこんな良いことは有りません。
フォーラムお世話係の皆さんは本当にこの「場」が好きなんだ…と感じる
博多の竿徹です(^^)

[1044] Re3:フォーラム 
2002/5/31 (金) 05:47:07 小西英人
▼ 竿徹さん

 ぼく、ええかっこいうこともない、大海に小舟でのりだして、ただただ不安なだけかもしれません。

 また、どんな研究者、また魚に詳しい人が読んでいるかもしれないところで、魚のこと、あれこれ書くのは、目隠しされて裸踊りをしているような、恥ずかしさと不安感もあるのです。

 しかし、大海にのりだして、いろいろな人と、すぐに出会っています。また、ここを読みながら、出てくる機会をうかがっている人たちも、きっといることでしょう。

 パソコン通信もそうですが、パソコンと、それにつながるネットワークがなければ、絶対に出会うことのなかった男たちが、日夜わいわい騒げるのです。

 そういう場は、オープンなほど可能性が大きいのは自明の理であって、まあ、できるだけがんばって、オープンに楽しくいきまっせ!!!

                           英人

[1067] Re4:フォーラム 
2002/6/1 (土) 01:12:11 竿徹
▼ 小西英人さん
>  ぼく、ええかっこいうこともない、大海に小舟でのりだして、ただただ不安
> なだけかもしれません。

何おっしゃいます(^^#
パソコン通信と言う「井戸」からBBSと言う「外」に道を開いて貰ったんです。
素晴らしい事じゃないでしょうか。私はそう思います。
>  また、どんな研究者、また魚に詳しい人が読んでいるかもしれないところで、
> 魚のこと、あれこれ書くのは、目隠しされて裸踊りをしているような、恥ず
> かしさと不安感もあるのです。

そうかもしれません。多分そうでしょう。
私は、某フォーラム内で先駆者と言うかフロンティアの様な部分に置かれてた事
が有りました。非常にプレッシャーが掛り発言の一つ一つが億劫に成ったのは事
実です。しかし、参加している皆が受講生であり講師に成りました。その講師が
素晴らしかったんです。内容は格段に進歩しました。
釣は生業に有らず…魚と会話する探求者なんだ…と思います。
少し、背伸びし過ぎました(^^;
>  パソコン通信もそうですが、パソコンと、それにつながるネットワークがな
> ければ、絶対に出会うことのなかった男たちが、日夜わいわい騒げるのです。

そうですね。今もこうして小西さんや西潟さんとわいわい楽しくお話出来ます。
これは、財産で無くしてなんぞや?と偉そうなことこいてます(^^;
今日も、酒が旨い(^^#
>  そういう場は、オープンなほど可能性が大きいのは自明の理であって、まあ、
>  できるだけがんばって、オープンに楽しくいきまっせ!!!

こちらこそ、お願いします。そしてここに来ている皆さん楽しくやりましょう!



[1042] 眠れる獅子、そろそろ起きますか(^^) 
2002/5/31 (金) 02:36:33 JUN
▼ 西潟正人さん、竿徹さん

フォーラムのパソコン通信環境がだんだん古くなってきて、
WEB化を意識し始めてから、もう3年くらいたちます。
その間、ずっと考えていたのは「釣りフォーラムって、結局何だ」
ということでした。

ニフティのクローズトサービスなのか、自動巡回できる通信環境なのか、
かつて唯一の場であり、日本最古のネットコミュニティだというブランドなのか、
長い間に熟成されてきたネットマナーなのか、あるいは、そこに集う人たちなのか。

そのどれでもあり、結局は「人」なんだと結論を出したのが昨年で、
とにかく、これまでみんながんばってきたのだから、せっかくWEBに出て行くのなら
「わしらがニフティ釣りフォーラムだ」と、胸を張って出ていけるように
しようと考えていました。

今、もうちょっとイメージが具体的になってきています。

釣りフォーラムは、
「あらゆるジャンルの釣り人が集い、ゆるい連帯感の中で
コミュニティを形成して、それが風通しよく共存し、
隣の部屋へ行けば、いつでも新しい釣り、新しい世界・仲間に出会える場所」
なんだと思っています。

「人」というのは、登録会員14万人という頭数のことではなくて、
そうした釣りフォーラムを守り、楽しむために、それぞれに自分にできることを
積み重ねてきてくれたネットワーカーたちであって、
また、これから出会う人たちのことでもあるのでしょう。

それぞれに温度差があり、価値観もちがい、いろいろですが、
釣りや魚をめぐるあらゆる話や世界が、風通しよく共存している場が
釣りフォーラムで、ジャンルや地域に特化していかざるを得ない、
業界やマスコミとは、その意味で逆の方向をむいているのかもしれません。

そういうものを、WEBでこしらえてみたいと思っています。
道ははるかに遠く険しいですけど、みんなで手をつなげば、
なんとかなるだろうと思います。

多士済々の仲間がいるのですから。


………………………………………………………………………………………

何やらおおげさで恥ずかしいのですけど、先日、週刊釣りサンデーに
書かせていただいたAQUAノート21の文章を転載しておきますね。


ネット界のライオンは眠らず
「釣り人をつなぐ夢」を追うニフティ釣りフォーラム。


パソコン通信。といっても今では知らない人の方が多くなった。

日本におけるインターネット元年は1995年といわれているが、パソコンを電話回線でつないでコミュニティを形成していくパソコン通信は70年代からあり、87年には日本最初の商用ネットとしてニフティサーブ(現@nifty)が開設されている。

釣りフォーラム(FFISH)は、ニフティのスタートと同時に立ち上がった。初代SYSOP(代表)は服部善郎さん。運営スタッフに山川隆さん(現ドコモAOLのCEO)、小西英人さん(現週刊釣りサンデー代表取締役)を擁するという、今にして思えば大変豪華な顔ぶれだった。
2002年3月現在、登録会員数は約14万人。日本最大の釣り人コミュニティであり、当時すでに始まっていた釣りの専門化を越えて、あらゆるジャンルの釣り人を同じ土俵につないでいくという役割を果たしてきた。

たとえばフライマンが明日から鮎釣りを始めようと思えば、鮎系のメンバーが手とり足とり教えてくれるというのは、釣りフォーラムの美点であり、ジャンルの壁がもたらす無用のトラブルや偏見もない。

が、インターネット(以下、WEB)の時代になって、さすがに翳りがみえてきた。今でも1万人に近いアクティブユーザーがいるのだが、大勢としてみればパソコン通信からWEBへ大きくシフトしていて、この巨大な釣り人コミュニティをどうやってWEB化していくかというのが、ここ数年の課題になっていた。

WEBの時代、釣りの世界で何が起こったかというと、釣りフォーラムが10年にわたって取り組んできた「釣り人をつなぎ、ジャンルの壁をなくす」というコンセプトが、まずぶっ壊れたということがある。
WEB上での成功をホームページへのアクセス数で測るという風潮は商用サイトはともかく、アマチュアの世界では的外れだと思うのだが、どうしてもその傾向が強い。また閲覧する側からみれば中途半端に総合的なジャンルを扱うサイトよりも、テーマをしぼり込んでいった方が価値が高いということも確かなので、釣りのサイトはどんどん専門化している。
いわば、ジャンルと地域と運営者のパーソナリティによって「釣り」がコマギレにされているというのが現状だ。

ブラックバス問題も、むやみな放流がもたらす遺伝子の撹乱の問題も、釣り人同士の変な偏見やトラブルも、自分の釣りと自分の水辺しか見ない釣り人の視野の狭さから起こった。

それに対する危機感が釣りフォーラムの根にあったので、今のコマギレの状況をみて一度は目の前が真っ暗になったのだが、それをもう一度、つないでいこうと考えた。WEB化にあたってもこの「つなぐ」ということがコンセプトになる。

現在、釣りフォーラムのホームページでは約1700のデータを納めた「全国釣行データベース」と「WEBさかな図鑑」の二つのデータベースがある。
これらは著作権は釣りフォーラムにあるものの、釣りサイトを運営している人が、あたかも自分のところのコンテンツのように直接リンクを張ることを許可している。いわゆるパブリック・ドメインの考え方であり、コンテンツを広く共有することでより面白いものに育てながら、サイト同士を「つなぐ」役割も期待している。

ほかにも小西英人さんが運営してくださっている「さかなBBS」や投げ釣り専門の「すなはまBBS」を直接リンクフリーにしており、今後も可能なかぎり釣りフォーラムが開発したシステムやコンテンツはオープン化していく予定だ。

また、ジャンルごとに入門テキストやリンク集、仕掛け、コラムなどを集めたサテライトページを作っていきたいと考えている。イメージとしては「オール・アバウト・ジャパン」の釣り版だ。これらがひとつ屋根の下に集まることで、「隣の部屋に行けば新しい釣りの世界がある」ようなものをこしらえてみたい。

昨年末には、規模が小さいなどの理由でなかなか流通にのらない釣り具の名品・逸品を集めたショッピングモール「【Gear-Lab】(みんなの釣り具研究室)」をオープンした。開発者と釣り人がコミュニティを通じて常に話しあいながら、新しいものを生み出していく場にしたいと考えている。
WEBの時代。眠りこけていた釣りフォーラムがようやく目を覚ました。眠れる獅子吠ゆ。なのである。

[1043] Re:獅子の目覚め。 
2002/5/31 (金) 03:06:44 西潟正人
▼ JUNさん

獅子の目覚めに、Web上でも参加できたことを光栄に思います。

[1068] Re2:獅子の目覚め。 
2002/6/1 (土) 01:20:23 竿徹
▼ 西潟正人さん JUNさん 小西さん

> 獅子の目覚めに、Web上でも参加できたことを光栄に思います。

私も、パソコン通信をやってる釣師としてこの場に間に合った…
良かったと思います(^^)

何だか、無性に釣に行きたく成りますね(^^#


[1072] RE: 釣りフォーラムのこと  
2002/6/1 (土) 07:02:12 じゅん坊
 みなさん、RESが遅くなったことをお詫びします。今週は酷かった。親父の手術はあるし、納品はあるし、風邪こじらせて一向に治る気配が無い。微熱が続いてるんだな。

 さて、本題です。

 Niftyもやっと会議室のWeb化に本腰を入れ始めました。Web化をしても、やっぱりクローズセッションであることに変わりはないのですが、オープンに行くことも可能な様子です。

 オープンセッションとクローズセッション。どちらを選択するかはNiftyであろうとBBSであろうと主催者の好みの問題なのですが非常に難しい問題です。オープンにすれば広く発言を集められますが、「場の破壊者」とでも呼ぶべき人間の参加は防げません。クローズにすれば、小さくまとまる事になりかねない。でも、一定の安全性は確保出来ます。

 「場の破壊者」は以外に多くて、どこにも必ず一定数が居ます。また、良心的な書き手と思われていた人が豹変する事も多々あります。過去、Niftyの会議室で、そんな人と遭遇し、僕自身「場の破壊者」をメッチャメチャに攻撃したことも数多くあります。途中でJUNさんに止められた事もあったな (^_^;)

 「場の破壊者」って不思議なもので、一人居ると増えるんですね。そして、場が荒れます。荒れた場所からは良心的書き手が逃げちゃいます。一番の怖さはここにあって、破壊者を駆逐しても元に戻らない場合が多いんです。

 そんな連中を少しでも防ぐ為にクローズセッションは必要だと思っています。まあ、場の特徴にも拠るでしょうけどね。フリートークみたいなのは完全オープンでもイイだろうけど、「さかなBBS」のような一定の専門的話しになるとクローズの方がイイでしょう。

 実際、このBBSもクローズに出来ます。利用者に一定の登録作業をして貰わなければリードオンリーにする事も可能なのです。今のところは使ってませんがね。だた、Niftyのように料金を徴収するための身元確認までは出来ませんから、かなり緩くなっています。まあ、人間の運用方法を考えれば、ある程度は近づけるとは思いますがね。

 システム担当の人間から言わせて貰うと、「さかなBBS]をNiftyに移すのは賛成出来かねます。ナゼって、皆さんが投稿してくれた画像やデータを自由に操作して広がりを持たせる事が不可能になっちゃうからです。

[1073] Re2: 釣りフォーラムのこと  
2002/6/1 (土) 08:15:52 小西英人
▼ じゅん坊さん

 システム担当にはっきりいわれると、目が覚めます。

 そうですね。もう、みなさんの協力でかなりのものがたまっていますものね。

 ぼくとしても、ひとつに熱中するのはいいのですが、ふたつ、みっつとなると分散してしまうので、Niftyがはじまると、どうしようかという悩みもあったのですが、まあ、Niftyには、外から協力して、とにかく、「いまの場」を発展させ、あらゆる可能性を探ることに専念しようと思います。

                          英人

[1082] Re3: 釣りフォーラムのこと  
2002/6/2 (日) 00:06:12 西潟正人
▼ 小西英人さん
この今の場で、あらゆる可能性を探る・・。
見たくない場面に直面するかもしれませんが、よーし、付いていきましようか!

1039
[1039] シログチ? 
  【魚図鑑参照】
2002/5/31 (金) 01:59:08 西潟正人
◆画像拡大
関東でイシモチというのは、間違いなんでしょうか?
シログチと言い改めるべきですかねぇ。何か、アマダイのシログヂみたいだなぁ。

[1047] シログチ>石持について 
2002/5/31 (金) 06:54:48 小西英人
▼ 西潟正人さん

 まあ、伝統的に「石持」といえば、ニベ科の魚を、釣り人は指しますので、それはそれでいいと思います。

 ただ簡単に「石持」という名だけで、くくって簡単に考えてしまう人が多いので、混乱があるようです。

 釣り人が、普通に釣るニベ科魚類は、ニベ、コイチ、シログチの3種だと思います。このうちコイチは高知沖以南と文献にはなっているので、相模湾はいないかもしれませんが、大阪湾には、ふつうにいますので、相模湾にもいるかもしれません。

 とにかく、この、ニベとコイチの見分けは、かなりの難物です。しかし、外洋性海岸にはニベしかいないので、関東はニベが多いのではないかと思っています。見に行かなければならないなと思いつつ、まだ、いけていないので…。

 そして、このシログチ、これは船釣りでは、いちばん多くかかるかもしれませんね。ニベ科では見分けやすくて、白っぽく、鰓蓋(さいがい=えらぶた)に暗色斑があります。これが薄い場合もあるから注意してね。写真個体は、はっきりでています。

 関東の釣り師の「石持」が、ニベを指しているのか、シログチを指しているのか、ぼくにはわかりません。ただニベ科全般を「石持」という人も多いでしょうね。そして、投げ釣り師ならニベの若魚(ニベはかなり大きくなります)を石持と思い、船釣り師はシログチを石持だと思っているのかもしれません。

 「石持」という一般名称は、いま、釣り以外ではテンジクダイ科の魚のことを指すことが多くなっています。日本産ニベ科は17種いますが、標準和名で「石持」を名乗っているのは、ヒゲイシモチの1種だけです。日本産テンジクダイ科は87種もいて、そのうち標準和名にイシモチがつく「石持」さんは46種もいます。

 これは、ニベ科の大敗ですね。こういう状況を知っていて、ニベ科を通称として石持と呼ぶのは間違いだとは思いません。

 しかし、状況を知らずに、あたかも「石持」という種がいるように思いこんで、おまえは石持も知らないのかという態度の人がいないこともいないから、混乱することがあります。それは困りもんですよね。

 それだけのことです。

 ちなみに、石持の石とは、耳石(じせき)のことです。こういうと、魚の耳の穴ってどこにあるんだと聞かれて困りますけど、魚は内耳だけ頭の中にあって、中耳と外耳はありません。だから耳の穴はないのです。

 脳の下、脊髄骨の延長上のところくらいにあるそうです。いわゆる三半規管のひとつひとつにあるので、3つあり、左右にあるので6つあります。このうちサジッタ、扁平石と呼ばれる、名の通り扁平な石が大きく、ふつう耳石といえば、これを指すことが多いようです。

 これ外洋の魚は小さく、磯際などの魚は大きいという傾向があるようです。クロマグロやシイラは小さいようです。テンジクダイ科みたいに、磯際で群れる小魚が、大きいのです。

 ニベ科も大きいのですが、カレイ類のように、底にべったりいるものでも大きいのがいます。

 ぼく、偉そうに書いていますが、耳石を、自分で穿りだしたことはなく、ある研究者に、カレイなら簡単だから、食べるとき見てご覧といわれて、一所懸命探して、見つかりませんでした。

 西潟さんも、こんど探してみたら?

                          英人

[1049] Re:シログチ>茶々 
2002/5/31 (金) 08:56:44 KOUJI
▼ 小西英人さん

>  そして、このコイチ、これは船釣りでは、いちばん多くかかるかもしれませんね。ニベ科では見分けやすくて、白っぽく、鰓蓋(さいがい=えらぶた)に暗色斑があります。これが薄い場合もあるから注意してね。写真個体は、はっきりでています。

 ここシログチと書き間違えですね。
 知らない人が読んで混乱しそうなんでチェック入れときます。

 因みにニベとコイチ、自分のHPに使うのに、過去に撮ったのを並べてどっちか判断しようと思って見比べたんですが、結局最後は微妙な顔付きの違いで分けましたが、どっちがどっちかちょっと自信が無くなりました。

[1050] :シログチ>茶々>大大大感謝!!! 
2002/5/31 (金) 09:50:26 小西英人
▼ KOUJIさん

 ありがとうございます。

 KOUJIさんのような人がいるから、ぼくは安心して書きとばせます。

 ほんと、これからも小姑してね。ぼく、KOUJIさんに厭がられても、KOUJIさんを身内だと思っているからね。

 ほんと、よかった。すみません、みなさん。KOUJIさん、ご指摘の箇所、書き直しておきました。

 ニベとコイチ、ほんと大阪湾と瀬戸内は難しいです。

 微妙な顔つきと書かれていますが、そうです。

 ちょっとだけ「精悍」に見えるのがニベで、ちょっとだけ丸くて「間延び」して見えるのがコイチだと、ぼくは思っていますが、決め手がほんとないのです。解剖しない限りね。

 ぼく迷うと有明海の黄色っぽい丸い顔した、ティピカルな写真を見くらべることにはしています。元西海区水研にいた山田梅芳さんによると、有明海はすべてコイチで、湾奥の泥底はコイチが多く、ちょっと外洋性で潮通しのいいところはニベが多いようです。

                      英人

[1051] RE: シログチ>石持について 
2002/5/31 (金) 10:53:49 ぐっち

 小西さんこんにちは

> 関東の釣り師の「石持」が、ニベを指しているのか、コイチを指しているのか、ぼくにはわかりません。

 ボク、常磐方面でイシモチを良く狙います。陸からの釣期は4月下旬〜10月くらいまででしょうか?
 投げ釣りや浮き釣りで、防波堤やら砂浜からの釣りです。
 ちょうど先週、鹿島でこのイシモチを釣ってきました。突堤からの浮き釣りです。

 ボク自信が同定する能力はありませんが、詳しい人のHPでは「ニベ」と断定されていましたよ。

 常磐意外では、千葉の九十九里とかがイシモチ釣りで有名のようです。

ぐっち@Kasukabe.Saitama

[1052] Re2: シログチ>石持について 
2002/5/31 (金) 12:43:12 小西英人
▼ ぐっちさん

 そこまで北になると、コイチはいないので、シログチかニベだと思います。

 見分けは簡単ですので、常盤方面の「いしもち」はニベなのですね。

 情報ありがとうございます。

                        英人

[1053] Re:シログチ>石持について 
2002/5/31 (金) 13:50:32 西潟正人
▼ 小西英人さん
>>
>  西潟さんも、こんど探してみたら?

誰に言っとるんですかぁ・・。
耳石は頭蓋骨を割ると、左右の縁についてます。骨と同じ色なので、見るのではなく口の中でしゃぶると発見しやすいのです。骨とは違った、まさに石のような硬い感触でわかります。
イシモチの名は、体の割に石が大きいからでしょううが、そんなに大きく感じませんねぇ。スズキの石は、りっぱで大きいです。
しかし、3対で6個あるとは知らなかったなぁ。砂のように、ジャリっとしたのが、そうだったのかなぁ・・。
石はとても美しいので、保存を試みるのですが、時間がたつと黄ばんでくるんですよねぇ。ここもやっぱ、生きてるうちが花のようです。

[1055] Re2:シログチ>石持について 
2002/5/31 (金) 14:23:16 小西英人
▼ 西潟正人さん

 すみません。

 料理人は知っているのですね!!!

 ぼく、料理しないから、解剖学が、てんで駄目で…。それで、耳石くらいと思うのですが、数度、挫折して、それから忘れています。食べることに夢中になって…。

 シイラの耳石などを、船の上で、包丁をすっといれて抜き出せるようになったらプロだよと、魚類研究者に聞いたことがあります。

 また年齢査定の時は、扁平石の輪紋がかぞえられればいいのですが、数えられないときは、あれを薄く削って切片にするのだそうです。

 多くて1000個体くらい…。

 指から血を流して、文字通り、血のにじむ努力だといっていました。

 連中のまねはできません。            英人


[1056] ちょっと意地悪>魚よく見てるかな? 
2002/5/31 (金) 15:04:41 小西英人
▼ 西潟正人さん

 ちょっと意地悪したくなっちゃった。

 ぼく、オキナワキチヌを、しげしげ見ていて気がついたんだけど、腹鰭付属鱗って、ご存じですか?

 料理人は、こんな細かいところまで見ているんだろうか?

 ニシン目魚類によく発達しているらしんだけど、こんなの、ぼく知らなかったもんね。

 分かります。腹鰭のとこ。            英人

ps
 あすの昼頃にでも、オキナワキチヌの「腹鰭付属鱗」の写真をアップします。それまで、みなさんも考えて、知っている人、ここに書いてね。タイ科魚類はあるよ。

[1064] Re:ちょっと意地悪>魚よく見てるかな? 
2002/5/31 (金) 23:18:00 西潟正人
▼ 小西英人さん

本で調べようとしたら、私んとこではムリでした。
そこで、名前からの想像ですが・・。
腹側の真下から腹鰭の付け根を見ると、中心に見えるウロコは他の魚のものより大きく、左右の鰭にかぶっていますね。これって、タイ科魚の特徴なのかな?
腹下のウロコは取りにくいので、頭の酒蒸しなどは、指でなぞって確認するくらい丁寧に取るのがマダイのようだった、かなぁ・・。
うーん、降参!

[1065] ちょっと意地悪>いやあ、さすが! 
2002/5/31 (金) 23:38:27 小西英人
▼ 西潟正人さん

 そうです。すごいですね。

 むかし、いちどだけ、料理人から魚のおろし方を教わったことがあるのですが、散髪屋さんが、ていねいに髭をあたるように、ていねいに鱗をとっていました。

 庖丁人の優しさのようなものを感じました。

 だから、知っているのですね。

 タイ科はありますが、ほかの魚にもある物が多いようです。

 しかし、これに気がついてから、これの名称を調べるのに、どれほど苦労したことか…。

 ほかのみなさん、わかりますか?

 あすの昼には写真をアップするね。          英人

[1069] Re:ちょっと意地悪>ハハ! 
2002/6/1 (土) 02:10:55 西潟正人
▼ 小西英人さん
そうだったんですね。
また、難題ください。でもね、気になって他の仕事が出来んのですよ。あぁ、締め切りだぁ!!

[1077] 意地悪>腹鰭付属鱗です 
2002/6/1 (土) 13:26:19 小西英人
◆画像拡大
 オキナワキチヌの腹鰭付属鱗です。

 タイ科にはあります。ニシン目には発達しています。これがある分類群も多いです。腹鰭の基部にある発達した鱗です。

                         英人

[1079] Re:意地悪>腹鰭付属鱗, 
2002/6/1 (土) 22:43:24 西潟正人
▼ 小西英人さん
>  オキナワキチヌの腹鰭付属鱗です。
>
>  タイ科にはあります。ニシン目には発達しています。これがある分類群も多いです。腹鰭の基部にある発達した鱗です。
>
>                          英人

[1080] Re2:意地悪>腹鰭付属鱗, 
2002/6/1 (土) 22:49:28 西潟正人
題名でEnter押しちゃうと、送信されちゃうんですね。いちも間違えてしまう・・。

腹鰭付属鱗ですが、内側ではなく外側だったのですね。記憶とは曖昧なものです、やっぱり、降参で正しかったようです。

[1060] 図鑑>シログチ>登録しました 
2002/5/31 (金) 19:02:22 小西英人
▼ 西潟正人さん

 シログチ登録しました。ありがとうございます。

                     英人

967
[967] 多分タモロコです 
2002/5/26 (日) 15:16:49 takaxHomePage
◆画像拡大
今日はポカポカの良いお天気でしたね。
風は強かったのですが、多摩川へ出かけました。
沢山の人が出ていて、河原の野池にも沢山の釣り人が
いました。でも浮きはピクリともしませんでした。
途中で諦めて、本流で竿をだして、やっと一匹釣れただけ。

それが、この写真の魚です。
どうみても、タモロコだと思うのですが、本来付いているべき
ヒゲがありません。たまたまうまく写っていなかっただけ
かもしれませんが・・・・

 頭の上に小さな白い点が数個ありました。初めて見るものですが、
病気なのか、追い星なのかどちらでしょう?

[968] Re:多分タモロコです 
2002/5/26 (日) 16:54:54 小西英人
▼ takaxさん

 ぼく、ハゼ科と淡水魚は、なにかコメントできるほど強くないので、いま、知り合いの研究者に問い合わせています。

 ちょっと、待ってね。             英人

[974] タモロコ>いいそうです 
2002/5/26 (日) 20:07:18 小西英人
▼ takaxさん

 波戸岡清峰さんに聞きましたが、タモロコでいいでしょうということでした。

 ひげがあるかないかは、写真で見るのではなくて、実物を見て議論しなければいけませんね。

 頭部背面の白点はわからないそうです。
                         英人

[1078] 図鑑>タモロコ>登録しました 
2002/6/1 (土) 13:47:15 小西英人
▼ takaxさん

 タモロコ、登録しました。

■タモロコ
http://fishing-forum.org/cgi-bin/zukan/zkanmei.cgi?seq=000337

 ありがとうございました。           英人

1057
[1057] クロハンって? 
2002/5/31 (金) 18:29:53 西潟正人
中坊さんが、アオハンと同様クロハンにも興味をもっておられるようですが、クロハンって、ハタタテヌメリの雌ですか?

[1058] Re:ごめん、コクハンだった! 
2002/5/31 (金) 18:37:34 西潟正人
クロハンじゃなくコクハンと、中坊先生は申しておりました!そこで、コクハンって何?

[1059] 黒斑>ネズミゴチのことです 
2002/5/31 (金) 18:59:46 小西英人
▼ 西潟正人さん

 「青斑」に対する「黒斑」です。

 この「黒斑」は、普通タイプのネズミゴチ、だから、雌のネズミゴチを指しています。

 「青斑」変異は、ネズミゴチに対しての変異ですので、青斑を研究するのならば比較として、ふつうネズミゴチ、つまり「黒斑」を研究しなければならないのです。そういう意味です。

 だから、とりあえず、青斑を調べますので、トビヌメリとか、ヌメリゴチとか、ほかの種ではなく、変異、普通を問わずネズミゴチが欲しいのです。

                         英人
ps
 厳密に言うと、黒斑ネズミゴチは、雌か未成魚の雄の個体です。成熟雄は第1背鰭の縁辺部が黒くなっています。黒斑ではないけれど、この縁辺黒ネズミゴチも欲しいのです。

pps
 身内で、青斑、黒斑と呼んでいたのです。分からないですよね。


[1074] 黒斑>参考>ネズミゴチの雌 
2002/6/1 (土) 08:20:00 小西英人
◆画像拡大
 ネズミゴチの雌の第1背鰭です。再掲します。

 白縁黒斑が特徴です。           英人

[1075] 青斑>参考>変なネズミゴチです 
2002/6/1 (土) 08:21:38 小西英人
◆画像拡大
 これは2001年に流星号さんとJUNさんたちと一緒に宮崎県日向沖で狙って釣った青斑ネズミゴチの第1背鰭です。

 再掲しておきます。                英人

1040
[1040] チダイ。 
  【魚図鑑参照】
2002/5/31 (金) 02:15:36 西潟正人
◆画像拡大
相模湾は、シラス漁の真っ盛りです。
一艘引きの巻き網漁は、岸から数百メートルでもやってます。魚探を見て魚を追ってるからでしょうね。
網の深さも浅かったり、時に底引き状態になったり。シラス専門なのに許可された漁ですが、外道もけっこう入ります。マダイやカワハギ、イカの類が多いです。
今日はチダイとホウボウが入って、私がもらいました!
シラス漁師は、シラス以外を商売にはできない決まりなのです。漁期は3月11日から12月31まで。禁漁期の設定は、アユの稚魚を守るための県条例です。
初夏の日射しに、チダイの赤が鮮やかです。赤色が無ければ、シルエットはヘダイに似ていますね。

[1041] Re:チダイついでに 
  【魚図鑑参照】
2002/5/31 (金) 02:28:04 西潟正人
◆画像拡大
こちらは延え縄漁の、キダイです。
深場から揚がったんでしょう、目が出ちゃてるのが残念です。たぶん、アマダイ狙いの外道だったと思われます。
今日の漁港は、閑散として元気がなかったです。

[1046] キダイ>まだまだ謎あり 
2002/5/31 (金) 06:19:19 小西英人
▼ 西潟正人さん

 一瞬、幼魚かと思いましたが、目がでて、ちょっとカワイイ感じになっているのかな? 成魚のようですね。キダイは、あまり大きくなりませんから。

 吻が黄色く、体の背部に3個の不明瞭な黄色斑があるという、これもティピカルではありますね。

 若い雄なのかな?

 ふつう雌は丸い感じで、雄は頭部が大きく、ごつごつします。

 ごつごつはしていませんが、丸くもないので、若い雄なのかなと思ったりもしますが、信用しないでください。雌雄は、きちんと出ているものでなければわかりにくいです。

 琉球列島にキビレアカレンコとうのがいて、小笠原のキダイは、ちょっと感じが違います。

 まだまだ、キダイも謎があります。      英人

[1063] 図鑑>キダイ>登録しました 
2002/5/31 (金) 19:05:08 小西英人
▼ 西潟正人さん

 キダイ、登録しました。ありがとうございました。

                    英人

[1045] チダイ>典型的というか… 
2002/5/31 (金) 06:08:57 小西英人
▼ 西潟正人さん

 典型的というべきか、けったいというべきか、ちょっと迷うチダイですね。

 一瞬、ヒレコダイかと思った。

 まあ、カメラを口の方から向けているので、ちょっと体高が高いように見えているせいもあるのでしょうね。

 典型的なチダイといってもいいのでしょう。研究者は、よく典型的というのを、英語でティピカルといいます。図鑑用の魚の写真を選んでいて、これ、ティピカルでないから外しておいて…などと言われるのです。いい写真がティピカルでないと、はねられると残念で悔しくて、それで、ティピカルなのと、そうでないのを並べて使えばいいやん…などとも考えはじめて、『新さかな大図鑑』の変異を並べるというアイデアは、そんなところからもきています。

 研究者たちが、ティピカル・キャラクターというと、訳語で、標徴形質といって、その種を表すキーになるような形質をいいます。

 閑話休題。

 この写真で、どこがティピカルか、書いておきましょう。

 ■鰓膜の鮮紅色部がはっきりしている。これが血のように見えるから「血鯛」です。

 ■背鰭第3・4棘が、やや糸状にのびており、先端が赤くなっています。

 ■尾鰭後縁が、どうもなっていません。マダイの尾鰭後縁は黒くなっています。チダイも、後縁が、やや赤いのがいます。

 ■以上の形質は、ヒレコダイとも同じです。ただ、ヒレコダイは体高が高く、第3・4棘が著しくのびて、いちばんの違いは、体の青色斑が、点となってちらばっているのではなくて、短い線状になって並ぶ傾向があります。また、これは東シナ海南部にすみます。

 まあ、ヒレコダイはいいのですが、なぜティピカルなチダイだなと思うかといえば、マダイか、チダイか、けっこう判断に苦しむようなものがいます。いつやら、マダイ釣り師が、マダイとチダイなど一発でわかると豪語していたので、マダイのようなチダイと、チダイのようなマダイの写真を見せたら、うんうん苦しんでおりました。

 簡単だと、なめてかかると、そうでもないよというお話でした。

                          英人

[1062] 図鑑>チダイ>登録しました。 
2002/5/31 (金) 19:04:19 小西英人
▼ 西潟正人さん

 チダイ、登録しました、ありがとうございます。

                       英人

1036
[1036] 初夏の相模湾 
  【魚図鑑参照】
2002/5/30 (木) 23:35:57 西潟正人
◆画像拡大
佐島港沖、約2キロに大謀網という大型定置網が張ってあります。
ブリが最盛期のころ、富山県の氷見港と協同で設置したのです。海が枯渇したと言われる昨今、水揚げは低迷していますが、5月は60キロ程のクロマグロが7本程かかり、久しぶりに港が湧きました。
写真は1.2キロのコショウダイです。実は6.5キロ物もあったのですが、生け簀で暴れまくって写真どころではありませんでした。コショウダイって、こんなに大きくなるんですねぇ。体表は若干黒ずんでますが、紋様は確認できました。
いやぁ、びっくり!

[1048] コショウダイ>スウィートリップ 
2002/5/31 (金) 07:09:36 小西英人
▼ 西潟正人さん

 6.5キロのコショウダイって、凄そうですね。

 関西の釣り人は長さで言うので、重さは、ぴんとこないのですが、どれくらいの長さがありました?

 写真で見たかったな。

 コショウダイもコロダイもイサキ科で、コロダイは大きくなり90cmを超えるのではないかと思われ、第三の底物などと呼ばれたりするけど、コショウダイは、あまり大きくならないと思っていたなあ。

 英語ではイサキ科をスウィートリップスと呼ぶ。「甘い唇」だね。イサキを見ていると、そんな感じはないけれど、コショウダイを見ていると、納得するよね。ただし、こんなので迫られたくはないけれど…。

                           英人
ps
 西潟さん。きれいに撮れた魚の写真は、どんどん図鑑にアップしてね。いちいち確かめなくてもいいよ。市場で買ってきたような、へたったのは厭だなと思っていたけど、西潟さんのは、魚市場で生きているから、きれいもんね。遠慮無くアップしていってね。コメントの所に料理法とか味とかいれておいてくれたら、嬉しいな。


[1054] Re:コショウダイ>スウィートリップ 
2002/5/31 (金) 14:08:25 西潟正人
▼ 小西英人さん
> >  6.5キロのコショウダイって、凄そうですね。
>

水槽の中で、70センチは超えていたでよう。実寸は、もっと大きいかもしれません。キロ単価¥1000以下の魚でしたが、近ごろは¥2500もしています。6.5キロはとても買えません。水槽から出して、写真だけでも?できるわけないじゃん(横浜弁)!一度は試みましたけどね・・。失敗したのです。

写真、これはと思うものはアップしちゃいますけど、小西さんがダメだと思ったら却下してくださいね。当たり前だから、当然!ですよね。ハハ・・。

[1061] 図鑑>コショウダイ>登録しました 
2002/5/31 (金) 19:03:20 小西英人
▼ 西潟正人さん

 コショウダイ、登録しました。ありがとうございます。

                      英人

1022
[1022] BBS>このボードのことなど 
2002/5/29 (水) 12:55:37 小西英人
 いろいろなこと議論して、もうみなさんと、【さかなBBS】を何年も何年もやっているように思いますね。はるか昔のこと忘れそうです。現実世界の時のたつのも早いですが、BBSの時間ははやいですものね。

 ふと、立ち止まって。振り返ってみました。

 このBBSを立ち上げるから、なんか書いて…とJUNさんにいわれて、ぷらぷら書いて、一番目のmsgとしてあげたのは、今年の1月24日11時33分40秒でした。

[1] ごちそうを持ち寄って…
▽ 2002/1/24 (木) 11:33:40 ▽ 小西英人

 ほらね。

 まだ、4ヶ月しかたっていないのですね。

 思ったとおり、みなさんに楽しんでもらえているかな?

 ボードリーダーとして、道を見失わないように、一回目のmsgをlogの中から引っ張り出して、掲示しなおしておきます。

 何かご意見あれば、書いてくださいね。    英人


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
[1] ごちそうを持ち寄って…
▽ 2002/1/24 (木) 11:33:40 ▽ 小西英人

 はじめまして。

 @Niftyの釣りフォーラムで、サブシスをやらせてもらっている小西英人といいます。ハンドルは英人(ひでと)です。よろしくお願いいたします。

 ぼく。ただの釣り好きであり、ただのアマチュアだと思っているのですが、釣りでメシも食っています。プロですね。ただし、たくさん釣るわけでも、かっこよく釣るわけでもありません。どちらかといえば、かっこわるく下手で、なかなか釣れません。

 親父が、全日本サーフの会長をしていたこともあって、物心ついたときから、投げ釣りに日本全国を引っ張りまわされ、気がついたら、釣りにどっぷりはまって、気がついたら、親父が週刊釣りサンデーを創刊するといいだし、そのころ大学生だったぼくは、釣りのカメラマンとしてスタートしたのです。

 気がついたら、もう47歳、さまざまな釣りを経験してきました。釣って、撮して、書いて、釣り三昧の人生を送ってきています。

 1985年に『さかな大図鑑』をつくり、12万部を超えるベストセラーになり、釣り人のみなさんの圧倒的な支持をいただいて、ただただ編集者冥利に尽きました。

 それから、魚のことを真剣に考えるようになりました。海は荒廃し、魚も減り、それを実感できる釣り人として、なにか社会の役に立ちたいとも考えたのです。釣り人ほど海の危機を実感している人はいないのに、あまり社会に声を持っていなかったのです。その危機感を、うまく伝えるための第一歩は釣り人が魚の名を知ることだと思ったのです。

 1995年に『新さかな大図鑑』をつくりました。これをつくるために、悩みに悩みました。その悩みを、@Niftyの釣りフォーラムの【さかな会議室】にぶつけたのです。ここに、いろいろな魚好きの釣り人が集まりました。いろいろ議論しました。そのころ「謎の点々すずき」だったタイリクスズキの情報もそこで集め、標本も全国から京都大学に送っていただきました。釣り人と、研究者をつなぐことに成功したのです。

 謎のスズキは中国大陸から養殖のための移入されたスズキであって、日本のスズキとは違うことが京都大学の研究でわかりました。京都大学の中坊徹次博士に『新さかな大図鑑』で記載していただき、タイリクスズキという標準和名も提唱していただけました。このとき、釣りフォーラムで、みんなでやった「魚類研究」というものを、ぼくは忘れません。おかげさまで『新さかな大図鑑』も七万部を突破しました。

 ただし、この『新さかな大図鑑』で、あまりにも魚に熱中し、数年間、無理に無理を重ね、結核になり、療養所に放り込まれ、自宅療養とあわせて一年間の闘病生活を余儀なくされてしまいました。

 1998年、そのリハビリのために『釣魚検索』という図鑑をつくりました。釣り人が絵合わせだけで、魚の同定をするのは難しいということで、検索図で魚を同定することの専門家である中坊徹次博士と組んで、その魚の部分の写真を見て選んでいくと、知りたい魚が同定できるという、世界でも初めての写真検索図鑑をつくったのです。ちなみに、中坊博士は、『日本産魚類検索 第二版』東海大学出版会,2000という、図による日本産全種の検索図鑑の決定版を出版されています。

 2000年には『釣魚図鑑』というのをつくりました。いろいろ釣りフォーラムで議論しているなかで、釣り人が疑問に思うことを、ぼくなりに集めておいて、それをできるだけ解説するようにしたベーシックな図鑑です。

 このように、釣りはへたなくせに、また、魚類研究者でもないのに、釣り人と研究者を結んで、魚のことを考えるプロになったのです。ぼくは、ネットの釣り師たちに育てられた、魚のプロだと、みなさまに感謝しております。

 【さかな会議室】は、活発な議論の場であり、ぼくはここで育てられ、ここから魚に興味を持つ釣り人たちもたくさん輩出できたと自負していますが、TTY会議室に限界がでてきたのがひとつ、また、画像をやりとりできないという欠陥がありました。それをおぎなうために、釣りフォーラムシスオペのJUNさんは、@Niftyの会員向けに、パレット『しおかぜ亭』をつくり、みんなで釣った魚を写真にとって持ち寄る魚類図鑑をつくりました。しかし、@Niftyの会員だけのものでした。

 これをインターネット上でオープンにして、魚に興味のある人みんなのものにしたいとはじめるのが、この『さかなBBS』です。同時に開設された『WEBさかな図鑑』は、『しおかぜ亭』で、@Nifty会員のみなさんがつくりあげたものを、収録しています。これをベースに、また、みんなで積みあげていきたいと思います。

 アメリカでよくやる「ポットラック・パーティー」って知っていますか?

■potluck
1ありあわせの食物:take 〜(客が)ありあわせの料理をごちそうになる;《比喩的》でたとこ勝負で選ぶ.
2《形容詞的》参加者各自がごちそうを持ち寄る〈パーティーなど〉:a 〜 picnic ごちそう持ち寄り形式のピクニック / a 〜 approach to the problem 問題への無定見な取り組み方.
■プログレッシブ英和中辞典 第2版 小学館 1987.より

 ぼくは、この『さかなBBS』を、基本的にポットラック・パーティー的な魚類図鑑をつくる場にしたいと考えています。

 『ごちそう持ち寄り魚類図鑑』ですね。

 ただし、できあがったものが偉いとか、収録数が多い方が偉いというような、ふつうの図鑑ではありません。持ち寄ったごちそうを、わいわいがやがや料理する「過程」が偉いという「変な魚類図鑑」なのです。

 魚の同定を写真でやるのは無理です。きちんとした「キーポイント」が撮影されていない限り、半分も同定できないでしょう。しかし「キーポイント」が撮影されていると、ほとんど同定することができます。

 知らない魚を釣ったら、ともかく写真に写して、このBBSにアップしてください。

 同定できたらいいし、できなければ、どこが見分けになるか議論して、みんなで勉強してしまうのです。その議論を集約して、みんなで育てていくような魚類図鑑をつくっていきましょう。

 それらの議論を通して、魚の名がわかり、魚の分布がわかり、魚の産卵期がわかり、魚の問題点がわかり、魚の危機も見えてきて、釣り人の魚を釣り人が守れるようになるというのが理想です。

 むずかしく考えることはありません。

 この魚は何だろう?

 小さくて素朴な疑問から、なんでも始まるのです。

 さあ、みんなで、小さな一歩を踏みだしましょう。

                         英人

[1023] Re:BBS>このボードのことなど 
2002/5/29 (水) 15:19:11 タツヤ
小学校の高学年の時から本格的に釣りを初めて20数年経ちました。
高校生の時、本屋で「さかな大図鑑」を見て「こんな図鑑があったんだ!」と体が震え欲しくてたまらなくなりました。しかし値段が確か5、500円だったと思います。
高校生の私には手が出ませんでした。父親にねだってねだって買ってもらいました。

現在に至るまで何度読み直した事でしょう。魚に詳しくなったのは言うまでも無く、この図鑑シリーズのおかげです。

しかし、その小西さんとネット上ではありますが、お話が出来るなんて夢にも思いませんでしたよ。
インターネットってすばらしいなぁ・・・

[1027] Re2:BBS>このボードのことなど 
2002/5/29 (水) 21:15:30 小西英人
▼ タツヤさん

 そうですか。

 編集者は、本を作るときは一期一会だと思って作ります。それでも、『さかな大図鑑』は、何も分からず、ただただ無我夢中でつくったもので、怖いです。

 それを、そう、思ってくださる人がいるのは嬉しいです。

 ぼく、小学生から中学生の3年ほど、広島に住んでいました。芸予諸島や、周防大島方面、それに日本海にも、よく通いました。

 広島は第二の故郷だと思っています。

 残念ながら、期間が短すぎて、あの喧嘩しているような広島弁をしゃべられないまま、離れてしまいましたけど。

                           英人
ps
 BBSを長続きさせるこつは、みんなが無理なく、楽しくしゃべって情報交換できるようにすることです。

 広島情報、待ってまっせ!

[1024] Re:BBS安住の地 
2002/5/29 (水) 19:13:31 西潟正人
▼ 小西英人さん

初心を省みる・・いいですねぇ。
いやぁ皆さん、すごいページを作ってくれましたよ。

魚好きな私は、何回か釣り関連のページを覗きにいったこともありましたが、どれもツマラン。一荷で何釣ろうが、大きさを自慢しあうだけなんて、私には関係ない世界ですよ。
スポーツ紙に限らず新聞の釣り欄が、相も変わらずの無進歩。釣りのページに釣り人が捨てたゴミをアップするくらいの勇気をなぜ持てないんだろう。

やっと、安住の地を得た気分です。釣りが好きなんじゃない、魚料理が好きなんじゃない、魚が好きなんですよね。

[1028] Re2:BBS安住の地 
2002/5/29 (水) 21:17:27 小西英人
▼ 西潟正人さん

 そう、魚好きの集まる場にしたいですね。

 それも、さまざまな方面からのね。料理でいちばんはじめにきてくれたのが西潟さんです。

 頼りにしてますね。

 研究者も、声を上げてくれたら嬉しいけどな。

                          英人

1014
[1014] すっかりネズッポ類に・・ 
2002/5/29 (水) 00:34:16 西潟正人
◆画像拡大
トビヌメリの雄でしょう(ちょっと、通になったようで・・)。
アオハン探して、今日も釣り・・。50に手が届くっていうのに、こんなバカがいるから世の中おもしろいのだ!なんて、かってな自負を持ちながら、ビール飲んで日帰り温泉入って、また竿を出して・・夕暮れから店を開けて、ひたすら魚談義して、いまPC開いてます。
JUNさんの言うとおり、ネズッポの第一背鰭は、器具を使って人間が開かないと、なかなか見ることはありません。ところが、です。第二背鰭、腹鰭も何て美しいのでしょう!
なんだ、ネズッポか!で終わっていた、過去がもったいなく感じてますよ。魚って、もっとよく見るべきですね。いや、どんな生き物もそうでしょうね。
アオハンのおかげで、子供の頃の目がもどってきたようです。ありがとう、です。

[1016] ネズッポ>おもしろいでしょう! 
2002/5/29 (水) 05:07:17 小西英人
▼ 西潟正人さん

 おっしゃるように、トビヌメリの雄です。未成魚ですね。これからです。「ガンバレ!ワカゾー」です。なぜ、分かるかといえば、大きさもあるのですが、トビヌメリの雄は頬部に青地の黄色斑があります。それが出ていないようです。

 トビヌメリの雄は、おっしゃるように、臀鰭(でんき・しりびれと読んでもいいです)のちょっと青っぽい斜線が特徴的で美しいです。西潟さん、これ、腹鰭ではないですよ。

 ほんと、ネズッポ類は、「海のてふてふ」海の蝶だと思います。

 そういうことを書いたのが【怪投乱麻】にあるので、下に抜いておきましょう。

                       英人

=====================================================
【怪投乱麻】vol.47
淡路島●ふんふんふんふん吹上浜で興奮の巻


淫靡な蝶。がっちょの華麗な世界


------------------------------------------------------
■ふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふん…。ぼくの鼻息しか聞こえない。自分の世界に没入し、まるで、蝶の展翅をしているような気分だ。展翅…? ふと1965年のウィリアム・ワイラー監督、テレンス・スタンプ主演の映画「コレクター」の淫靡な世界を感じる。どんな世界かって? あのテレンス・スタンプを知らない人にいくら説明しても無駄だから知っている「ぼくら」だけ、にやりとしておく。ともかくコレクターというのは偏執的で変なところが昔からあるのかもしれない。それにしても「がっちょ」が蝶に見え、淫靡に感じるようになった、ぼくって変?
       ■
■ネズッポ科魚類って呼び名に困る。「ネズッポ類はね…」などといって、頭の中にその魚のイメージができる人は研究者だけかもしれない。「がっちょはね」「てんこちはね」「めごちはね」といって、やっと分かる人が増えるだろうか。「のどくさりはね」といって分かる人は全日本サーフの会員だろう。
■底が磯でない限り、どこにでもいるし、いれば釣るのは難しくない、いや、釣りたくなくても掛かってきて、棘をたて、ぬめりは多くべたべたで、タオルに引っかかりまくって始末に悪いうえに、タオルをずるずるにして使い物にならなくしてしまう嫌われものである。ずず茶色い体は、お世辞にも美しいとはいえない。しかし、鰭を立ててみると瞬時に世界は変わる。
       ■
■去年出版した『釣魚図鑑』のネズッポ類は側面から見た鰭立て写真をずらりと並べてみた。この美しい世界を釣り人みんなに知って欲しかったからだ。あんなに美しく、どうやって撮すのかと聞かれることも多い。魚の鰭立て写真に「こつ」や「技術」などない。きれいに撮すんだという「気持ち」しかない。美しい魚を美しく、映像として残して見て欲しいという、強い欲求だけで撮影している。
■研究者が鰭立て標本写真を撮るときは、死んだもので鰭を拡げフォルマリンを刷毛で塗って鰭を固定するか、虫ピンでとめる。生きている場合は動かないように麻酔剤を使う。魚の色ってとても微妙なもので、フォルマリンを塗っても、麻酔剤を使っても、一瞬で色が変わる。
■ぼくは釣りあげたら、すぐに竿を放りだして、魚から丁寧に鉤を外し、撮影用のバック板に魚体にあわせた穴をあける。そこに魚をいれて、海水をかけて濡れて元気になるようにしながら、鰭を拡げていくのだ。簡単に鰭の拡がる魚もいる。難しくて癇癪を抑えて抑えて抑えて抑えて、根気のいる魚もいる。
■がっちょは、むちゃくちゃ根気がいる。まずぬめぬめだから鰭を拡げるのが難しい。第一背鰭、第二背鰭、臀鰭、尾鰭と拡げているうちに、元気のいいがっちょは、鰭を、ぱたんとすべて閉じたり、跳ねあがって逃亡しようとする。また始めからやり直し、やり直し、やり直し、やり直し、やり直し…。何度やり直すか分からない。しかし、ふんふんふんふん、自分の鼻息を聞きながら鰭を拡げることに没頭して、何度も何度もやっていると、ほんと、蝶の展翅をやっているような錯覚に陥る。
■淡路島の吹上浜で釣った、このがっちょは、トビヌメリの雄であった。全長十センチあまりであったが、はっきり雄の特徴はでている。まず臀鰭に黒褐色の特徴的な縞模様がある。これだけでもトビヌメリの雄と同定できる。あと尾鰭に暗色点があって下部が暗色になり、第二背鰭に二列の暗色点があり、第一背鰭の四棘のうち第一と第二の棘がのびる。頬に多くの黄色点があるのだが、これはまだ不完全であった。ネズッポ科魚類は雌雄の模様が違うものが多い。なぜなのか。決まっているでしょ、求愛のためなのである。
       ■
■ネズッポ類の産卵は夏の間に行われることが多い。トビヌメリでいうと、トビヌメリの雌は夕方の産卵時刻になると目印のない砂底でも、必ず同じ場所に現れる。ここで雄の求愛を受けるのだ。この場所をジャック・モイヤー博士は「ランデブー・サイト」と名づけた。そこに雄は集まり喧嘩をし、残った雄は雌に気に入られるために派手で大きな鰭を閉じたり開いたりする。このための、美しい鰭なのだ。雌がその気になると雄は大きな腹鰭を雌の腹の下に入れ、優しく持ちあげるようにしながらゆっくりゆっくり上昇する。それは仲良く手をつないで泳ぐ新婚旅行なのだ。そして放卵、放精して、素早く海底に戻る。嘘だろうって? もちろんぼくは海底の大恋愛ドラマを見たことない。一九九四年に東海大学出版会が出した『さかなの街』という写真集を見て欲しい。中村宏治カメラマンのトビヌメリの雌雄の素晴らしい生態写真とモイヤー博士のわくわくどきどきする解説が載っている。
       ■
■ちっちゃなトビヌメリの雄に苦労している。鰭を立ててくれない。じっとしてくれない。あたりまえだけど。でも、トビヌメリの華麗な世界の一端を知って欲しくて、いや、ただ写真を手元に置いておきたいというコレクターの情熱からなのか、とにかく熱中する。結局三〇分ほどかかって、息も絶え絶えになったカメラマンは、ごめんなごめんなとつぶやきながらトビヌメリを逃がしてやった。食べるには、ちっちゃすぎるもんね。「がんばれワカゾー。その鰭でうまく雌を誘惑するんだぞ」
       ■
■ほんとは大ちぬを釣りに来たのだった。淡路島の地図を見ていて、そうだ、吹上浜だと思いついたのだった。ぼくの釣りはこんな思いつきで決める。釣れているか釣れていないか、あまり気にしない。ところが、家を出る頃には「釣れる」という確信に満ちているから、我ながら単純だなあと思う。暮れなずむ吹上浜で大ちぬを夢見ながら投げていたのであった。一晩中、動き回った。夜中が満潮であったから、何度も何度も投げなおした。餌は時々盗られるだけ、さすが大物場、来たら大物だ。わくわくしていた夜は明けた。釣れたのはクサフグだけ…。
■朝になっても意地になって釣っていたらマコガレイがぽろりと釣れた。それでがんばっていたら、ちっちゃなトビヌメリがぽろりと釣れたのであった。
       ■
■日本産のネズッポ科は三十七種もいる。そのうちネズミゴチやトビヌメリ、ハタタテヌメリはどこにでもいる。でも、その美しさを伝える写真は少ない。こつこつ撮りだめ、いひひいひひと楽しむのに飽きたら、また魚類図鑑にまとめようっと。

------------------------------------------------------
週刊釣りサンデー2001年6月10日号【怪投乱麻】より転載

[1019] Re:すっかりネズッポ類に・・ 
2002/5/29 (水) 11:22:28 タツヤ
▼ 西潟正人さん
うわっ!ほんとだ!なんてキレイな・・・
青色で一番きれいな色は魚に入る青ですね。マダイの斑点やグレの目もそう、そしてこのネズッポ類。
同じ価値観を持った方達とお話ができて幸せです。

1006
[1006] 再度のヒイラギ 
2002/5/28 (火) 02:21:34 西潟正人
◆画像拡大
食べ慣れるとは、食文化の原点なんだなぁ。
ヒイラギは、近い将来、通常食材として流通するであろう。
釣ったばかりのヒイラギをヌメッたままカタクリ粉をつけ、約3分、170度のサラダ油で揚げるだけ。頭から食べて、こんなに旨かったかなぁ!食べるほどに、捨てがたいヒイラギに変貌する。
土佐地方では、ニロギ料理として有名らしが・・うーん、なぜ関東人が今までヒイラギの旨さに気付かなかったのか不思議なくらいだ。
ヒイラギの旨さを、恥ずかしながら再発見した、今日一日であった。

[1009] Re:再度のヒイラギ 
2002/5/28 (火) 09:07:22 タツヤ
▼ 西潟正人さん
広島では「シンギン」といいます。
20年程前にコイツが大発生した時に沢山釣って南蛮漬けで食べてみました。
実に旨いですね〜!
しかし現在ではあまり姿を見かけなくなりました。

[1015] Re2:再度のヒイラギ 
2002/5/29 (水) 01:43:00 西潟正人
▼ タツヤさん
実は今日も防波堤釣りに行ったのですが、ヒイラギはみなさん捨ててますねぇ。それも日向に。猫が近寄ってきて、食べるのかな?と思いきや、フンと言わんばかりにそっぽ向いてます。
そんなヒイラギを釣り人に断って、持ち帰りました。私は「魚屋」という店をやってるのですが、から揚げにしたら客は大喜びですよ。
そろそろ釣り人も、頭を切り換えてほしいものです。縄文時代のように、何千年も私たちは進化を待ちたくはないでしょう。
今日は、サビハゼとスジハゼも食しましたよ。小魚の塩焼きは、チビリとかじるのがいいですね。
だれかが「はむ、とかじって・・」と表現したのは、何の魚だったけ?あぁ、酔ってしまった・・。

977
[977] キヌバリ 
  【魚図鑑参照】
2002/5/26 (日) 21:22:57 西潟正人
◆画像拡大
加納さんと防波堤釣りを楽しみました。
キヌバリは「WEBさかな図鑑」に登録されてなかったので、一枚おくります。どうでしょう?

加納です。
九州出身の私は初めてみた魚です。
ハゼ科だとは西潟さんに教えてもらいました。
透き通るような魚体は非常にきれいだなー。

[982] キヌバリ>OKです 
2002/5/26 (日) 21:54:27 小西英人
▼ 西潟正人さん

 キヌバリでOKです。

 体側の黒色横帯が6本ある、太平洋産です。日本海産は7本になります。

 どうぞ、アップしておいてくださいね。

                          英人
ps
 加納さん。キヌバリは北海道から九州まで広く分布しますよ。けど、小さいですし、藻場や転石帯に多いので、釣りでは、あまりなじみがないですよね。

[985] 図鑑>キヌバリ>登録しました 
2002/5/26 (日) 22:37:42 小西英人
▼ 西潟正人さん

 キヌバリを登録しました。ありがとうございます。

                      英人

[1005] Re:図鑑>キヌバリ料理 
2002/5/28 (火) 01:12:24 西潟正人
◆画像拡大
小さなキヌバリを、食べました。
料理法は、ハゼと同じでしょうね。腹を軽く押すと、内蔵が出てきます。指でつまんで引き出すだけでOKです。小さいので、串に二本打って焼きました。
清楚なハゼっていう味でしょうか、5人で二匹をゆっくり味わいました。
美味しいのですが、食べるために釣るつもりはありません。キヌバリが生きていけるような海を守ることが、釣った人食べた人の使命だと感じました。
小さな魚の味に、みんなが、しばし沈黙していました。

[1007] キヌバリ>料理 
2002/5/28 (火) 05:18:09 小西英人
▼ 西潟正人さん

 小さくても、死んでしまったら、きちんと料理法を考えて美味しくいただく…。

 そういう技術と心を日本人は忘れてはいけませんね。

 それを忘れない限り、海は守られると思うのです。オプティミストといわれようが、釣り人を見ていると、そう思うのです。

 そう、しみじみ思い、きちんと料理をしようと思いながら、嫁さんに、ずべて頼んでしまう駄目なヤツです。ぼくは。
                              英人

[1010] Re:キヌバリ>料理 
2002/5/28 (火) 12:10:29 西潟正人
▼ 小西英人さん
そう悲観的になられると、困ってしまいますよ・・。
料理は私がやりますから、それより中坊先生は何か言ってました?

[1011] Re2:キヌバリ>料理 
2002/5/28 (火) 12:29:08 小西英人
▼ 西潟正人さん

 標本は中坊さん所に着いたそうです。

 そのうちにmailがあると思います。メアド教えておきました。ごめん。

 同定は、ちょっと時間がかかるかもしれません。

 解凍すると、鰭を立ててフォルマリンで鰭固定し、撮影して、DNA解析用の筋肉サンプリングをして、ナンバーをうって、それからフォルマリンに一週間ほどつけこんで…と、かなりの手間がかかるので、その時間がとれるまで解凍はしないと思います。

 同定のためだけに解凍するといたみますから。

 京都大学農学部魚類学標本、略称 FAKU 東洋一の収蔵量を誇る、永久に保存される標本になるのです。

 ぼくも、気になって仕方がありませんが、ちょっと待ってあげてね。

                         英人

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