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[5269] ニシキギンポ科>ギンポにしておきましょう 
2003/3/14 (金) 10:18:24 小西英人HomePage
▼ しんさん

 『日本産稚魚図鑑』を見ました。

 ギンポもタケギンポも載っていました。

 これも、ちょっと不思議なことがあります。

 タケギンポは、だいたいTL(全長)35mmくらいから、斑紋が出始めるようです。ギンポはだいたい40mmくらいからのようです。

 『日本産稚魚図鑑』の767ページに、タケギンポのTL35.0mmとギンポの40.5mmの図があるのですが、しんさんのほど斑紋が出ていません。

 しかし、野村さんのおっしゃるように、ギンポ、もしくはタケギンポの斑紋に、非常に合うのです。これも、もうちょっと大きいのかな?

 斑紋が合うから、ニシキギンポ属だとして、眼の下にくっきり横帯があるので、ふつうはタケギンポに落とした方がいいと思います。しかし、ぼくは、背鰭基底に並ぶ三角形の黒斑が気になるのです。これ、ギンポの特徴なのです。

 『日本産稚魚図鑑』にも、タケギンポが斑紋を形成しはじめたとき、背鰭に見られる斑紋が密接しており、数が多いとあって、実際図にもそう描かれています。

 それで、眼の下の横帯を見てみると、ギンポにも、タケギンポにも描かれています。

 そのほかの図鑑でも、ちょっとこの横帯は混ざっていますね。しかし、誤同定だと思われるものも、散見されました。

 『北日本魚類大図鑑』(尼岡邦夫・仲谷一宏・矢部衛著・北日本海洋センター・1995年)の266ページにある、タケギンポとギンポの写真は、それぞれ特徴がでていて、同定に間違いはないと思うのですが、ギンポの眼の下に横帯があります。そして尾鰭の後縁は白く、背鰭基底の特徴的な三角形の黒色斑があります。

 以上のことを総合的に考えて、ぼくは、この幼魚を、ニシキギンポ科のギンポにしてWEB図鑑に入れようと思います。タケギンポの可能性ありという注記もいれておきます。

 というわけで、しんさん、アップしておいてくれる?

                         英人