さかなBBSトップ
魚のことならおまかせ。WEBさかな図鑑
釣具の通販・Gear-Lab
HOME 似たもの検索  携帯版  | Gear-Lab

新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

WEB魚図鑑では、2013/7/25より新しいコミュニティをオープンしました。 「このお魚何?」というQ&A専用のページもあります。是非新しいコミュニティを使ってみてください。新コミュへの投稿はズカンドットコムへのアカウント登録が必要です。2013年1月以前にWEB魚図鑑へ投稿したことのある方はアカウントの引き継ぎを行うことができます。


[このスレッドを表示]

[5288] 標準体長>体長のことなど 
2003/3/15 (土) 18:10:02 小西英人HomePage
▼ しんさん

 そか。体長(body length)に種類があるのは、みんな知っていると思いこんでいました。いけませんねえ、ぼく。

 体長は以下のように分けられます。

■標準体長 スタンダード・レングス(SL=standard length)

■全長 トータル・レングス(TL=total length)

■尾叉長びさちょう フォーク・レングス(FL=fork length)

 の三つです。魚類学で単に「体長」といえば、標準体長を指し、釣り人が単に体長といえば「全長」に近い長さをいいます。

 図は入れられませんが、しんさんが分かりやすいという、中坊徹次博士の解説を『新さかな大図鑑』(小西英人編・週刊釣りサンデー・1995年)から最後に引用しておきましょう。

                          英人

=============================================================
 ●魚体の大きさの表示

 釣り人の方が使っておられるのは全長に近い。魚類学者は標準体長を使い、水産資源学者は尾叉長を使う。
 全長:体の前端から、尾鰭を中央に寄せた場合の後端までの長さをいう。魚拓等に釣り人が記しておられる「体長」は、ほぼこの全長にあたる。違う点は尾鰭を中央に寄せて長さを測るかどうかだけである。
 標準体長:単に体長とも言う。吻端(上顎前端)から下尾骨の後端(大まかには尾鰭を左右に折り曲げたときにできるしわの位置)の中央までの直線距離を指す。下顎端が上顎端より前に出ている場合でも、上顎端を起点とする。魚類学者がこの長さを用いるのには理由がある。たとえば、よく似た種類の間で目の大きさを比較したい、としよう。比較したい個体の大きさが同じということは全く無いというのに等しく、ほとんどの場合は異なっている。そうすると、測定した眼の大きさを示す長さ(絶対値という)を比べても、各個体の眼の大きさを比較することにはならない。こういう場合に、眼の大きさを示す長さ(眼径)と標準体長との比(相対値)を比較する。こうすれば、魚体の大きさに関係なく眼が大きいとか小さいとかの議論をすることが出来る。その基準となるのが、標準体長である。標準体長の尾部のポイントは下尾骨の後端であることはすでに述べたが、尾鰭の軟条部に比べて、骨格は破損する場合が少ない。標準体長は安定した長さであり、魚体の示す特徴を比較するのに最適である。魚類学者が研究に用いるのはこのようなわけによる。
 尾叉長:体の前端から、尾鰭湾入部内縁中央までの直線距離をさす。測定板を用いて、迅速に測定できるので水産資源の研究者に用いられる。