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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[6445] 那佐湾>イトヒキハゼ 
2003/5/16 (金) 22:31:20 小西英人HomePage
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イトヒキハゼ■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 きのう徳島県南部の那佐湾で、雨の中、機嫌良く釣りをしていました。

 たいした魚は釣れませんでしたけど、シロギスがぽろぽろ釣れ、あと、珍しいもなはないけど、いろいろ釣れ、けっこう楽しく過ごしました。

 きのう那佐湾で釣った、すべての魚種の写真をアップしましょう。

                            英人

[6448] 那佐湾>イトヒキハゼ>頭部 
2003/5/16 (金) 22:34:43 小西英人HomePage
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イトヒキハゼ■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 「ててかみ」の頭部です。この魚、生き餌に最高なのですが逃がしてやりました。

                         英人

[6450] 那佐湾>キタマクラ 
2003/5/16 (金) 22:38:42 小西英人HomePage
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キタマクラ■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 これ、あんまり大きくないのに、腹部が青くなって、雄の二次性徴がではじめていました。

                           英人

[6451] 那佐湾>キュウセン(雄) 
2003/5/16 (金) 22:41:17 小西英人HomePage
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キュウセン(雄)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 これも、あんまり大きくないのに雄型でした。小さいときに背鰭をかみちぎられたのか、ちょっと変形していました。

 姿形がかっこよい魚って、なかなか釣れないんですよね。

                           英人

[6453] 那佐湾>キュウセン(雄)>頭部 
2003/5/16 (金) 22:42:01 小西英人HomePage
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キュウセン(雄)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 頭部のアップです。                  英人

[6454] 那佐湾>コモンフグ 
2003/5/16 (金) 22:43:44 小西英人HomePage
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コモンフグ■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 くねくねと体をくせらせて抵抗しました、大きな大きなコモンフグ。

 がっかり。                      英人

[6455] 那佐湾>コモンフグ>背面 
2003/5/16 (金) 22:46:14 小西英人HomePage
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コモンフグ■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 背面です。                     英人

[6456] 那佐湾>コモンフグ>腹面 
2003/5/16 (金) 22:47:16 小西英人HomePage
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コモンフグ■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 腹面です。日本記録?のコモンフグです。     英人

[6457] 那佐湾>シロギス 
2003/5/16 (金) 22:49:48 小西英人HomePage
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シロギス■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 シロギスがいちばんたくさん釣れました。中の1尾は胴体の真ん中で食いちぎられそうになっていました。ここ那佐湾でやると、一尾くらいは大物にやられてしまいます。

 シロギスは鰭を立てるのが難しいですね。

 背鰭は何とかしましたが、臀鰭は挫折です。       英人

[6458] 那佐湾>シロギス>頭部 
2003/5/16 (金) 22:50:41 小西英人HomePage
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シロギス■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 頭部です。馬面です。                英人

[6459] 那佐湾>シロギス>頭部背面 
2003/5/16 (金) 22:52:20 小西英人HomePage
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シロギス■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 頭部背面です。「金星」はありませんでした。太平洋のものには無いような気がしますけど、あくまでも「気」だけの話です。

                            英人

[6460] 那佐湾>チダイ(幼魚) 
2003/5/16 (金) 22:53:42 小西英人HomePage
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チダイ(幼魚)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 チダイの幼魚が釣れました。             英人

[6461] 那佐湾>チダイ(幼魚)>背部 
2003/5/16 (金) 22:54:54 小西英人HomePage
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チダイ(幼魚)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 背部です。ストロボで光って、青色斑が飛び気味です。

 魚の色素に青色はないと思われていました。最近発見されましたけど。

 魚の青色は光の反射や屈折で、そう見えるようになります。

 ストロボで光らすと青色斑が消えたりするのは、そのせいでしょう。

                            英人

[6462] 那佐湾>チダイ(幼魚)>尾部 
2003/5/16 (金) 22:58:15 小西英人HomePage
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チダイ(幼魚)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 尾部です、。尾鰭の後縁が黒くならないのが特徴です。  英人

[6463] 那佐湾>ネズミゴチ(青斑変異・雄) 
2003/5/16 (金) 23:00:30 小西英人HomePage
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ネズミゴチ(雄)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 青斑ネズミゴチは1尾だけです。前日は嵐のような雨風、この日も藻は流れ、雨はやまず、海の濁りはでたままと最悪でしたから、仕方がないでしょうね。

                            英人

[6464] 那佐湾>ネズミゴチ(青斑変異・雄)>頭部 
2003/5/16 (金) 23:01:10 小西英人HomePage
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ネズミゴチ(雄)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 頭部のアップです。               英人

[6465] 那佐湾>ネズミゴチ(青斑変異・雄)>背面 
2003/5/16 (金) 23:03:41 小西英人HomePage
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ネズミゴチ(雄)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 背面です。                      英人

[6466] Re:那佐湾>ネズミゴチ(青斑変異・雄)>腹面 
2003/5/16 (金) 23:04:40 小西英人HomePage
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ネズミゴチ(雄)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 腹面です。                     英人

[6467] 那佐湾>ハオコゼ 
2003/5/16 (金) 23:06:18 小西英人HomePage
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ハオコゼ■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 こいつ、なかなか元気で難儀したけど、その分、鰭は勝手に張ってくれました。

 驚かせているつもりなんだろうな。            英人

[6468] 那佐湾>ハオコゼ>頭部 
2003/5/16 (金) 23:07:05 小西英人HomePage
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ハオコゼ■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 頭部です。                   英人

[6469] 那佐湾>ホウボウ(幼魚) 
2003/5/16 (金) 23:08:39 小西英人HomePage
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ホウボウ(幼魚)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 ここ。ホウボウの幼魚が釣れるんだよね。      英人

[6470] 那佐湾>ホウボウ(幼魚)>背面&胸鰭 
2003/5/16 (金) 23:09:49 小西英人HomePage
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ホウボウ(幼魚)■徳島県・那佐湾 2003年5月15日

 胸鰭の内面に黒斑があるのが幼魚です。      英人

[6471] 那佐湾>けったいな釣り人 
2003/5/16 (金) 23:13:38 小西英人HomePage
 久しぶりの釣りで、楽しかったです。雨の中、大汗かいて写真を写していたら、体が痒くて痒くて…。このアトピーつらいなあ。早く直ればいいのに…。

 まあ、小物を釣って、せっせと写真を撮って喜ぶのは、この【さかなBBS】の面々だけかな。

                          英人

[6484] Re:那佐湾>けったいな釣り人 
2003/5/17 (土) 22:47:14 ぷいぷいユッケHomePage
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▼ 小西英人さん

流石!、物凄いキレイに撮りますねぇ。
ため息モノです。。。


23日は休みになるから、最近通い詰めている早川港に、
写真撮るのを主体に行って来ようかなと思っています。

何やら、背鰭に眼状斑のないコケギンポ科魚類が釣れたという情報や、
ダイナンギンポ属魚類の情報もあるので、今からワクワクです。。。


写真は今日の飼っているウナギの写真です。
長さはそこまで変わっていませんが、黒くなってきた上に太くなった様に感じます。


#明日は標本作成・同定ができないみたいなので、
#コケギンポの同定は6/1か6/8になりそうです。ウズウズするな。。

[6485] Re2:那佐湾>けったいな釣り人 
2003/5/17 (土) 22:50:56 小西英人HomePage
▼ ぷいぷいユッケさん

 おっ! なんかウナギらしくなってきましたね。    英人

[6592] 那佐湾>怪投乱麻>書きました 
2003/5/21 (水) 16:52:12 小西英人HomePage
 このまえの那佐湾、怪投乱麻で書いたので転載しておきますね。

                              英人


■怪投乱麻Vol.95■週刊釣りサンデー2003年6月8日号より転載
============================================================
梅雨楽し。いろいろ魚たちと遊ぶ


徳島県
いつも逃げこんでしまう那佐湾の巻


■ぱらぱらぱらぱらぱら…。
■さあーーーーーーーーーーっという静寂の音をバックグラウンドにしながら、ぱらぱらぱらと、乾いた音が耳元を撃つ。
       ■
■ばらばらばらばらばら…。
■ざざざざざざあーーーーーっと人を不安にさせる野太い轟音になったりする。高く低く、小さく大きく、軽快に重大に、静かに騒がしく、楽しく不安に雨は降る。そう、もう梅雨だ。
       ■
■釣りは地球と遊ぶスポーツである。それは全身全霊で地球を感じるのである。合羽のフードをかぶり雨の中に立ったとき、ぱらぱらぱらぱらぱらぱらぱらぱらぱらぱらぱらぱら…耳元でフードを叩く雨音が鳴り響く。釣りに来たんだと思う。テントにあたる雨音もいいものだが、それより音は脳に近い。合羽というのは地球と遊ぶために、地球から身を守るための、いちばん小さなシェルターだろう。
■この雨音を聞いたことがない者は、釣り師とはいえない。
       ■
■東洋人が、ひとつの理想の生活をいうのに晴耕雨読という。田園に閑居し、自適の生活をしたいのだ。これをもじって釣り人は、よく晴釣雨読という。水辺に閑居し、晴れたら釣って、雨が降ったら本を読むのだ。しかし、都会人に、そんな贅沢は許されない。それに、雨というのもまた風情があるし、雨がいい魚もいる。だいたい合羽を着て、雨の中で濡れながら、いろいろな悪さをするなんて悪戯小僧みたいなこと、そんなこと釣り人でなきゃできない。釣り人だけの密やかな楽しみだ。それに、ぼくなど閑居したら、絶対に不善をなすだろうしなあ。
       ■
■すーーーー。すーーーーー。すーーーーーー。すーーーーーーー。竿が大きく何度も引きこまれ、お辞儀する。すわと臨戦態勢だが、厭に一本調子だ。竿をとり、そっと聞いてみる。
       ■
■徳島県海部郡海部町の那佐湾にいる。もうちょっと走ると高知県という徳島県南である。昨日は台風並みの暴風雨で、立っていられないほどだった。海は荒れ、吼え、真っ赤に濁りながら白馬を走らせていた。同行二人のお遍路さんたちも、早々に切りあげようとしていた。ひとり黙々と歩んでいるようでも、弘法大師とともに歩んでいるのだ。それを同行二人という。ぼくも、ひとりで宿を探しながらぼくと同行しているのは誰なんだろう…などと考えていた。釣りはひとりであっても、誰かがいると思う。人はひとりでは生きていけないし、それを確かめるのが単独釣行かもしれない。山を想えば人恋し。人を想えば山恋し。長野県の大町の山屋、百瀬慎太郎の言葉だけど、これは釣屋にも通じる。海を想えば人恋し。人を思えば海恋し。
■夜來風雨ノ聲、花落ツルコト知ンヌ多少ゾ。そんな感じで嵐の一夜は明けた。雨は降り続いているけど、風は、ちょっとおさまっていた。海は真っ赤に濁っていたけど、白馬を走らせてはいなかった。外海は無理だけど。こんなとき、ぼくは、いつも那佐湾に逃げこむ。細長い細長い湾である。ぼくは対岸までは飛ばせないけど、ほんとの飛ばし屋なら届くだろう。ぼくは対岸の、かけ上がりを狙うことが多い。尺前後の思わぬ大鱚に出合えることがある。ぼくが中学生の頃から世話になっている釣り場で、昔は通称木材置き場だった。いまはテトラとか砂利とかを積んだり作業したりしているけど。もう釣れないといわれているが、そうでもない。
       ■
■放りこむとすぐ、大きく竿先がお辞儀する。大鱚だといいなと喜ぶけど、一本調子に何度も引きこまれる。竿を、そっと聞いてみると、やはり…。大きな大きな流れ藻だった。赤濁りはおさまっていたけど細濁りだった。雨子、そうアマゴにいい感じの濁りだった。シロギスによくない。クロダイはいいかな。とにかく大荒れだったから塵と流れ藻が目の前を流れている。釣りにならないかと思うと、つんつん、可愛いが、きっちりした魚信で、シロギスがきた。二十糎ほど。それから、ぼつぼつぼつぼつシロギスが釣れる。みんな二十糎くらいだろうか。
       ■
■雨は降り続く。ときどきやむけど、また降る。風も吹いたりやんだり。糸雨、煙雨、細雨、霧雨、糠雨、驟雨。さまざまな雨が降る。さまざまな雨音に体は包まれる。さまざまな音に敏感になる。都会では忘れていた感覚。地球は水の惑星だ。どんどん雨は降り、海にはいり、空にのぼり、また降ってくる。大循環の中で、我々は生まれ、進化し、釣りを楽しんでいる。
       ■
■小ましな魚信に喜ぶとキュウセンの雄だった。あんたねえ。雨の日は砂に潜って寝とんちゃうのん。不思議に思いつつ撮影板を用意し、せっせと展翅、いや展鰭する。昆虫の足や翅を広げて標本をつくることを展翅という。魚なら展鰭だ。これ我慢強さがいる。集中して優しく広げると、背鰭に異常があった。可哀想に幼い頃魚に噛みつかれて逃れたか、網目を無理に逃れたかしたのだろう。展鰭していて、こういう異常は多い。海の中も大変なのだろう。それでも集中し撮影する。雨の中、一尾撮影するとへとへとである。
■昔は臨場感にこだわった。釣り場そのまま、波止や、砂や、磯や、甲板の上で撮影した。けれどもいまは撮影板を持ち回り白バックで展鰭した、生きている標本写真にこだわっている。これはもう、仕事というより、ぼくの趣味になった。釣りと同じく楽しい。たぶん白バックで鰭を広げなければわからない繊細な模様、艶やかな色、それをみなさんに知って欲しいのだ。それを写真に記録したいのだ。シロギスに混じってイトヒキハゼ、キタマクラ、キュウセン、コモンフグ 、チダイ、ネズミゴチ、ハオコゼ、ホウボウなどなど、ぽつりぽつり釣れる。雨の中、ふんふんいいながら集中して撮影すると一尾に三十分くらいすぐかかる。終わると腰はのびなくなりへろへろ。それを続けると釣りより撮影の方が時間がかかる。けれど楽しい。雨の中、けったいな奴である。
■ネズミゴチは青斑変異型の雄である。珍しい。京都大学に標本として送る。ホウボウは胸鰭の内面に黒色斑が残る幼魚。ふんふんふんふん。興奮する。
       ■
■いつのまにか五人家族に十分のシロギスと、いろいろな魚がいた。シロギスの糸造りは我が家に夏の香りを運んできた。美味しかった。梅雨また楽し。白鱚また楽し。雑魚また楽し。

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